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TOP > My page > Review List of ほんず内閣総理大臣
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1 people agree with this review 2012/06/07
いつもながらのテンシュテットさんのスーパー高カロリーのブルックナー。悠然としたテンポ設定の上、ギリギリと音がするような力のこもったオケの響きが壮大に鳴りわたります。いわゆる「爆演」のようなひたすら外への大音量開放とは違いまして、音色的にはむしろ凝縮した響きを基本とし、それが大音量はもとより小さな音量の場面でも同じように要求されていて、ダイナミクスの幅もまた相当に巨大。オケの皆さんは大変だろうなあ。個人的には、こういう演奏で聴いてこそブルックナーを聴いた気がするので、大いに満足であります。でも、辟易する方も多いでしょうね。それはもう、好みの問題でしょう。録音は良好です。レンジも広く、迫力満点。
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0 people agree with this review 2012/05/28
大好きな「アルプス交響曲」、それなりに期待させる指揮者とオケですから(しかもSACDだし)、わくわくしながら聴きました。落ち着いた感じといえば聞こえはいいですが、換言すれば、地味というか勢いがないというか、迫力や豊麗さに欠けるというか、そういう捉え方にもなってしまいます。同じDSKではケンペさんが、ほとんど開き直り的な大開放でオケの能力全開だったのとはあまりに対照的だなあ。私はこの曲、単なるオケのショウピースとは受け取らず、感情豊富な実に美しい名曲だと信じる者でして、その意味でこの演奏も嵐の後の部分の美しさは確かに格別です。でもなあ、前半ももっと意気盛んでよかったね。ちょっと残念。歌曲はいずれも美しい出来。「深み」よりも美しさの際立つ出来栄えで、ま、それはそれでよい気もします。録音は優秀。ルイージさんのアプローチが上述の通りなので、スペックのすごさはあまり有効利用とはいえないかもしれませんな。
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「巨人」のみ聴く機会を得ました。正直なところ、よほどコアなカイルベルトファン以外の方は、「聴かなくてもいい」という水準かと思います。録音がまずとても貧しくて、大オーケストラをとらえていません。もちろん、年代が古いライヴですから限界はありましょうけれど、それにしても貧相で、特に量感に乏しく迫力不足なのは、マーラーとしてはハンデが大きすぎでしょう。そして、演奏自体も、その録音の貧しさを通り越えて訴えてくるほどの力に欠けていると感じます。ごく普通にスコアを音にしているというほどの調子で、特別な表現意欲も無く、個性的なアプローチでもないようです。オケもずいぶんとミスが多く、時期的にドレスデンの復興いまだ遠しというところだったのでしょうか。繰り返しですが、カイルベルトさんのファンとか、50年代頭のドイツのオケの状況に興味があるとか、要は歴史的記録というところに意義のあるディスクであろうかと思います。
0 people agree with this review 2012/05/26
みなさまお書きの通り、本当にすごい曲であります。何がどうすごいかって、具体的に書けないくらいにすごいのであります。ま、それはともかく。チョン・ミュンフンさん指揮のこの演奏、実に見事なものだと感服の至りであります。ロシア系の指揮者ですと、やはり暴力的なまでの迫力で圧倒する例が多いでしょうか。それに比べ、この演奏は、もちろん十分な迫力はありますけれど、私としてはむしろ「柔軟性」とでも言いましょうか、しなやかさがとても魅力的に表現された希有な演奏だと思いました。もちろん、そうした柔軟性やしなやかさで、晦渋なこの曲がとっつきやすくなったわけでもないですけれど、これまで気がつかなかった側面に光が当たったようで、新鮮に聴いた次第であります。オケの腕前の見事さは言うまでもなし。アンサンブルはもとより、個人の技も光っているなあ。オケ自体の輝かしい音色がこの演奏の魅力をさらに増しております。録音も超優秀。万事が万事、すばらしいですね。
4 people agree with this review 2012/05/25
正直、特別期待はしていなかったのですが、ことのほかよい出来で大いに満足しております。アシュケナージさんの指揮者としては初期のディスクになりましょうか。彼の指揮技術上の問題でしょうか、アンサンブルの整え方や楽器のバランスにもっと彫琢の余地はありましょうけれど、楽想に合わせて素直に気持ちを乗せた感じがまことにいい手ごたえをもたらします。その意味で一番成功しているのは第4番でしょう。いかにもストレートな曲想に素直に反応してダイナミックで歌に溢れた見事なもの。第5番は曲の芝居っ気に合わせてもっとドラマティックでもよかったな。第6番は、書法の凝りようの再現ではなく、耳で聴く分の曲想に素直にのめり込み、詠嘆と激情に向かいます。そういう方向なら、もっと暴れてもよかったな。フィルハーモニアはよくアシュケナージさんを支えて、名オーケストラぶりを誇示。録音は優秀。これはなかなかによいディスクであります。
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3 people agree with this review 2012/05/21
縷言の必要もない名演名盤であります。何と言っても主役三人がすばらしすぎる!彼らはみな「全力」だ。カラスのトスカは、恋も嫉妬も憎しみも全力。ステファノのカヴァラドッシは、正義感と情熱に全力。ゴッビのスカルピアは、権力と漁食に全力だ。歌手にして稀代の役者であるこの三人が繰り広げる、まさに激しい(劇しい)ドラマに圧倒されます。また、ただひたすらに煽るのでもなく、暗くてそれでいて妖しく美しい、プッチーニの音楽もすごいなあ。やっぱり第2幕が白眉ですね。サバタの指揮は、実はもっとドラマティックかと思っていたのですが、むしろ歌にぴったり寄り添い、あるいは歌がないところでは歌に代わって雰囲気や感情を表現する、そんな練達の指揮ぶりであります。まあ、大変な演奏です。たしかにこれまで「トスカ」の第一の名演として語られてきたのも当然でしょう。セッションながらさすがに音はやや古めかしく、やや霞がかって、またオケと合唱に多少の崩れが感じられるような気もします。リマスタリングの上、SACDあたりにすれば回復するかもしれません。それにしても、主役の三人、彼らが実際にステージで歌い演じた時代があり、それを体験できた人たちがいるんですよね〜。何ともうらやましく、ステキな時代があったものです。
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1 people agree with this review 2012/05/19
曲目確認。このディスクには、モノラルの「ドイツ・レクイエム」とステレオの「アルト・ラプソディ」が収められています。モノとステが混じってますが、要は、ワルターによるブラームスの声楽曲集というコンセプトでありますな。「ドイツ・レクイエム」はずいぶんと力強い、堂々たる演奏です。比較的「剛」の方に位置する感じですな。合唱が若干下手ですかねぇ、なんかうまくない個所があるような気もしますが。ソロはいいでしょうか。録音はややベールをかぶせたようで、鮮明度に不足。1954年の録音にしてはやや劣るかな。ワルターの貴重な遺産として拝聴しましょう。本曲は名演ディスクが新録音でも続々と出ておりまして、それらと並べて比較するのは、あまり意味がないような気がします(録音も含めてハンデがありますのでねえ)。「アルト・ラプソディ」はよく知らない曲ですので、コメントなし。
朝比奈先生のブルックナー、こうして映像とともに残っていたことはまことに喜ばしいことであります。この時でもずいぶんとご高齢ですけど、実に矍鑠たるもの。さて、演奏は、いかにも実演らしく、あとになるほどノッていく感じ。第1楽章はまだちょっとしたところで呼吸が合わず、やや乱れが気になり、手探りが続く。第2楽章はようやく「つかめてきた」感じ。そして第3楽章以降は完全に一体となった、すばらしい名演。しかも、朝比奈先生の強烈な個性で聴かせるのではなく、あくまでもブルックナーの極上の音楽の力で聴かせます。立派だなあ。感服の至りであります。映像は画質は結構、映像処理はなんだか意味不明な個所もあるけど、まあいいんぢゃない。音質は優秀。私は、これ、大いに結構だと思いました。
1 people agree with this review 2012/05/18
正直、変演奏だなあ。ベルリンフィルとの録音とよく似ていて、妙にスローなテンポ、抑制された盛り上がり、が特徴。これはライヴですけど、実演ならではの熱気とか感興とかがまるでない。一種、悟りの境地のような、そして人に聴かせるのではなく、自分自身のために演奏しているかのような、何とも不思議な出来栄え。オケは指揮者によく付き合って、こちらも名技性や派手さはなし。ただ、ベルリンフィルのような重みがない分、やや軽めの仕上がり。切実さがないのはハイティンクの毎度の特徴ですが、でも、この曲だし、もっと確かなメッセージと手ごたえが欲しいとは思いますな。録音はやや霞がかったよう。レンジは広いけど、総じて良好のレベルにとどまるかな。
0 people agree with this review 2012/05/18
「アダージョ」は、かつての手兵ニューヨークフィルを振っての演奏。大変な熱演ですが、でもどこかまだ物足りない気もします。ま、それは、結構最近、テンシュテット&ウィーンフィルの恐るべき演奏を聴いてしまったせいかもしれません。また、もし最晩年のバーンスタインなら、もっとすごいのが聴けたかもなあという、想像も働いてしまうからかもしれません。今となっては、あとちょっと感もあります。「亡き子」はイスラエルフィル。どこかよそよそしい感じで、いま一つ乗り切れていない印象。ベイカーの歌はすばらしいと思いますけれど。70年代半ばのバーンスタイン、他のディスクも含め、ちょっと「さまよっている」感じがあるように思えます。ヨーロッパで大化けする直前、飛翔前の「溜め」の時期なのかな。
2 people agree with this review 2012/05/18
これは本当にすばらしい、ノリントンさんの傑作!そもそもまず、これは名曲です。物理的・音響的そして想念的に拡大・肥大の傾向をたどるベルリオーズの中では、むしろこじんまりと静謐な世界へと向かう、そういう意味ではベルリオーズらしからぬ、しかし聞こえてくる音楽は確かにベルリオーズらしい、そんな音楽です。ビューティフルな場面が数多くあり、大変に魅力的です。ノリントンさん、毎度の演奏スタイルですが、オケも声楽(特に合唱)も実によく整えられた清澄な響きを獲得していて、惚れ惚れいたします。しかもこれライヴですもんね。最後に拍手が入りますが、そこまではライヴだなんてこと、全く感じ取れません。驚異的な質の高さを見せております。マーラー演奏については正直さっぱり感心しなかったのですが、それは音楽の孕む想念(情念)の巨大さと、ノリントンさんのスタイルがかみ合わなかったからかしら。ここではそれらがうまくマッチして、実にすばらしい演奏となりました。感動いたしました。録音も文句なし、優秀。お薦めいたします。
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2 people agree with this review 2012/05/16
う〜む、カラヤンらしからぬ、不出来なアルバムではないでしょうか。第4番は弦と管は相当鳴っていますが、打楽器、特にティンパニがずいぶんと抑制されていて全体にメリハリの利かない、迫力不足の感を否めません。一転、第5番は雄渾極まりない、堂々たる演奏。そして第6番は、後年の数種類の録音と同様のコンセプトで、録音が古い分、ハンデを背負っているというところ。で、この録音、プレイバックをきちんと聴いて編集をちゃんとやったのかなあと大いに疑問。みなさまご指摘の、「悲愴」第3楽章のシンバルミスはあまりに露骨。他にも、4番や5番でも、オケが変な音を出している個所もあり、アンサンブルが乱れている個所もあり、どうにも仕上げがラフだと思われます。カラヤンによるチャイコフスキーの後期交響曲を聴くのであれば、もっとのちの録音を手に取るのがよろしいでしょう。個人的には70年代半ばにDGに録音したものが最良かと思っています。EMIは音が歪み(演奏はすごいんだけど)、晩年のウィーンフィルとのものはちょっと衰えもあるように思います。
3 people agree with this review 2012/05/15
これはとってもよいディスク!バルビローリさんの至芸を味わうことができます。何と言っても傑作は、最初の「マイスタージンガー」組曲。第1幕への前奏曲は、いかにも劇場での雰囲気に溢れたもので、テンポの緩急、楽器のバランスなど、実にうまい処理でじわじわ気分を盛り上げていきます。一転、落ち着いて内省的な第3幕への前奏曲のしっとり感もよし。徒弟たちの踊りの華やかさもまたよし。いい録音で全曲が残っていればなあ〜(・o・)「タンホイザー」序曲も立派。ドラマの重みをずしっと聞かせてくれます。他の曲も全てよし。オケがちょっと弱さを見せるところもありますが(「タンホイザー」での弦)、でも別段問題はなし。録音もすばらしくて、ヒスもないし、レンジは広く取れてるし、大変優秀です。これは本当にいいアルバムでした。練達のオペラ指揮者だったサー・ジョン・バルビローリ。全曲録音がセッションでは確か三つだけというのは、本当に惜しんでもあまりあるところであります。コヴェントガーデンでのライブとか、無いのかしら。でも音が悪いと困るしねぇ。
3 people agree with this review 2012/05/14
演奏についてだけ。全体の進行はいかにもサヴァリッシュさんならではのもの。煽らず騒がず走らず、曲をしっかりと見据えて立派に構築いたします。ここでは、4曲それぞれの性格の描きわけはさほどでもないような気がいたします。全てを一気に聴きましたけど、悪い意味ではなく、全体に同じようなトーンでまとまっています。このアルバムで特筆すべきはやはりオケでしょうね。DSKの能力全開。シューマンを演奏する喜びと自信に満ちあふれ、秩序ある活気と節度ある自発が、ここでのシューマンを実に魅力的に開花させてくれます。サヴァリッシュさんとDSKとのこの上なく幸せなコラボ。中では私は1番と4番がすばらしいと思いました。でももちろん2番と3番もすばらしく、特に3番はホルンセクションの見事さを堪能できます。今や録音の悪さで有名になっちゃったEMIですが、これは何の不満もなし。まことに結構、傑作というべきアルバムです。
3 people agree with this review 2012/05/12
名演でしょう。歌手はいずれもイタリアの歌だなあといふ感じで、特に男性陣の朗々たる歌にしびれます。ステファノは、まさに肺腑から絞り出すような熱血漢の歌で、これは実演なら相当にすごいな。カラスはここでは言うほどすごいとは思えない。美声だとも思えないし、ま、役柄上、そんな目立つほどでもない。カラヤン&スカラ座は名伴奏。テンポからバランスから実にいい感じ。録音はモノラルで、多少の歪みはあれど、この名演奏を聴く分には問題ないでしょう。さて、以下、蛇足。「名演」と書きましたが、正直、曲はホントにどうしようもない愚作ですな。復讐・怨念・嫉妬その他、人間のあらゆる暗い情念が渦巻くストーリーなのに、全編通してノーテンキなメロディが垂れ流されるだけ。そのメロディも、「いかにもきれいでしょう」「いかにも楽しいでしょう」といった調子のステロタイプのもので、聴いていて赤面するような臆面のなさ。歌詞やドラマとまるで有機的な結びつきのない、換言すれば、歌詞やドラマの内容を表現しようとしていない、ただ単に「歌手のための歌」でしかなく、呆れたものだ。曲のダメっぷり、本当に痛感しました。ヴェルディは「ファルスタッフ」は大傑作だと思うのですが、そうなると実はずいぶんとプッチーニに近づいた作曲法になっていきます。う〜む、なかなかにツライところです。
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