Sym.4, 5, 6: Maazel / Vpo +overture
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youone | 東京都 | 不明 | 09/September/2016
この頃のマゼールは30代で血気盛ん、天性の音楽的センスとオーケストラの統率力、個性的で鋭敏な感覚といったこの人の魅力がすべて出ている名盤です。ウィーンフィルもこの頃はとても良かった。力のある弦と魅力的な管はとても表情が素敵で、なおかつ録音も優秀と来ていますから是非聴いてみてください。絶対満足できます。2 people agree with this review
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司那夫金 | 所在地 | 不明 | 01/June/2013
CBSから出ている「運命」「未完成」のCDを聴いて、マゼールについて「軽い音楽を作る指揮者」のようなイメージを抱いていたが、これら1960年代に録音された演奏を聴いていると、とてもではないが「軽い」などという言葉とはむしろ相反する印象を受ける。とりわけ4番と5番は、あふれかえる情熱が、そこかしこで火花を散らしているかのような演奏。それでいて、一線を越えるような気配は微塵も感じられず、安定感もバツグンである。正直私はチャイコの4番5番はあまり好んで聴く方ではないが、記憶にある聴いた演奏の中ではこの2曲はベスト盤だ。同時代に録音された同指揮者のメンデルスゾーンやシベリウス、皆素晴らしかった。この時期のマゼールを知らずに、マゼールに辛い評価を考えているリスナーの皆様には、まずはこのCDから体験していただければ、間違いなくマゼールの見方が変わってくるかも…5 people agree with this review
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どぜう | 東京都 | 不明 | 22/February/2012
「ほんず総理」の仰る「何か特別なことをしているわけではない」点は仰るとおりと思います。デッカの録音も手伝って、WPhの各パートは鮮明、よく鳴っています。しかしながら、「マゼール指揮」の演奏と捉えた場合、そこに指揮者の個性を感じられるかは疑問です。にもかかわらず、演奏は悪くない・・・いっそのこと、これは「WPhのチャイコフスキー」と捉えています。なので、WPhの自発的なドラマ、往年のデッカサウンドによる迫力をお求めの向きは一聴する意味は大いにあると思います。後年、WPhによるチャイコフスキーといえば、晩年のカラヤンが後期3大を録音しています。Tpが他の楽器を掻き消すぐらい強すぎる箇所もあったりする演奏ですが、さらに濃いドラマを求めるなら、カラヤンを聴くことの方に意味があるでしょう。(ゲルギエフは、カラヤン以上に濃いが、同じロシア系ならムラヴィンスキーの透徹した演奏をまず聴くべきか。)1 people agree with this review
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 20/February/2012
若きマゼールの意欲作で、立派な出来。ウィーンフィルを遠慮なく存分に鳴らし、自分の信じる音楽をしっかりと提示してみせたという印象です。何か特別なことをしているわけではありませんで、むしろストレートな姿勢こそがここでの成功の理由でしょう。交響曲は3曲とも甲乙つけがたい名演です。但し、この当時のデッカの録音の特徴であるマルチマイクの強調で、各パートは鮮明だけどマスの量感が不十分でありまして、特に打楽器はややオフで、それが全体の迫力を今一歩削いでいるようにも思います。そこで減点一。「ハムレット」はやや珍しい曲に属しましょうか、特に何と言うこともない曲ですが、チャイコフスキーのほかの曲の断片がちらほら聞こえてくる感じが面白いですな。3 people agree with this review
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カラジャン | 山口県 | 不明 | 13/October/2009
マゼールの気質と合っているのであろうか、表現が劇的で感動的である。 非常に激しい自己主張で聴くものを圧倒してくる。 若き日の記録であるが、記念碑的な名録音である。4 people agree with this review
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エーテルの風 | 長野県 | 不明 | 18/August/2009
メータもマゼールも、この時期に録音したチャイコフスキーは 彼らの金字塔とも言えるべき存在である。 メータの個性が、やんちゃな若さだとすれば、マゼールは生れ落ちた時から大人の音楽が身についていたかのような 醒めた頭脳の情熱を感じる。 メータのような個性はもしかしたら今後も現れるかもしれないが、マゼールの場合はおそらく、指揮史上唯一なのではないかと思われる。 (この演奏は、いずれもLPで持っていてそれの感想なので、CD化して微妙に違っているかもしれない)5 people agree with this review
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安倍晋三・元内閣総理大臣 | 東京都・国会議事堂 | 不明 | 04/February/2009
僕は福田総理と同じで、DECCAでマンフレッドや前期交響曲集を聴いたことがあるが、この後期交響曲集も外せない。マゼールは、交響曲第5、第6をクリーヴランド管による演奏で聴いていたが、このウィーンフィル盤では、一音一音曲の要素を歌い上げているのが、何とも魅力的。特に「悲愴」が好きである。第3楽章では、堂々とした行進曲、そして終楽章での消えるクライマックス。これには何も言うことはない。若きマゼールは、素晴らしい演奏をしているなと感心した。「ハムレット」も聴き逃せない名演。5 people agree with this review
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ヒューブーン | 静岡県 | 不明 | 28/October/2008
マゼールの演奏の面白いところは、どんなに激しくドラマチックに表現しても、その中に『感情』というものが皆無なところだと思う。 常人の才能を突き抜けているのだろうか? 経歴や能力の割には いまいち人気のパッとしないように思えるマゼールだが、この全集(の頃の録音)は それなりに新鮮で、唯一無比の存在価値を持っている。目も眩むような録音も聴きどころのひとつ。0 people agree with this review
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一人のクラシックオールドファン | 芦屋 | 不明 | 09/August/2008
マゼール若かりし頃のVPOとのチャィコフスキー「悲愴」交響曲をLPで聴いています。DECCA録音は1960年位、その約2年前同じDECCA/VPOでマルティノンの話題盤がリリースされていることと当時俊英と言われたマゼールにはもう少し「寝技」的な演奏、ヒヤッとさせる演奏を期待していましたが割りとマトモというか彼にしてはオーケストラを過剰抑制気味の出来上がりになっているように思いました。全集物収録だったので首尾一貫性もあったのかも知れません・・もう一捻りあれば面白いところなのですが・・というところです。1 people agree with this review
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北国も春 | さっぽろ | 不明 | 06/April/2008
爆裂しそうな ウィーンフィルを マゼルの棒が抑えつつも 曲が内包するパッションを 余すところ無く表現しきったチャイコ。 何時もながら パーツを見事に鳴らしきるオーケストレイションの素晴らしさ。 チャイコフスキーは ムラヴィンスキーと このマゼルで 事足りる。0 people agree with this review
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北国の春 | さっぽろ | 不明 | 05/April/2008
ウィーンフィルの 爆裂しそうなエネルギーを 手綱で締めつつ 抑え目の音の中に 内に秘めたパッションが 満ち溢れている。 この人の常だが 何時もながら各パーツを 見事に鳴らしきる オーケストレーション。 4.5.6番はマゼルと ムラヴィンスキーが ベストか。 素晴らしい0 people agree with this review
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