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Bizet (1838-1875)

CD Carmen : Rattle / Berlin Philharmonic, Kozena, J.Kaufmann, Kuhmeier, Smoriginas, etc (2CD)(Deluxe Edition)

Carmen : Rattle / Berlin Philharmonic, Kozena, J.Kaufmann, Kuhmeier, Smoriginas, etc (2CD)(Deluxe Edition)

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  • ★★★★★ 

    Mr.Johnson  |  北海道  |  不明  |  02/February/2013

    この「カルメン」は恐ろしいほど音が良い。自分のオーディオ・システムがグレード・アップした?と錯覚するほど凄い。 音の立ち上がり、クリアな残響、フル・オーケストラの迫力、こんなに素晴らしいCDは聞いたことがない。まさに感動的な”ゴージャス・サウンド”。 このレコーディングの作成に携わった人たちに感謝したい気持ちでいっぱいです。 ソプラノのキュマイヤーは素晴らしく綺麗な歌声で感心しました。2018年でラトルはベルリン・フィルの首席指揮者を勇退するそうですが、それまでどうか素晴らしいレコーディングを、たくさん残して欲しいです。頑張って下さい。

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  • ★★★★★ 

    ニャンコ先生  |  Tochigi  |  不明  |  15/November/2012

    これまで30年間、カラヤンがバルツァ、カレーラスを起用したデジタル録音全曲盤(セリフ部分をわざわざフランス人俳優に演じさせている)と、マゼール指揮のミゲネス、ドミンゴによる映画版(VHSからDVDへ)の2種を決定版として聴き、観てきた。しかし今回ラトルの新録音を聴き、カラヤンの壮麗な娯楽性も、マゼールの鋭いドラマへの切り込みも、過去のものになってしまった感がある。これから30年、死ぬまでラトル盤のお世話になっても飽きることがなさそう・・・そんな気がするほどの出来である。純粋に、ビゼーが書いた音楽だけが鳴っている。「室内楽的」にして迫力十分。録音の驚くほどのすばらしさに対しては、これまで何度もEMIの録音の悪口を書いてきた者として、賛辞を述べておく義務があるだろう。

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  • ★★★★☆ 

    かくとしらじ  |  愛知県  |  不明  |  10/November/2012

    SACD 2chでの試聴です。演奏会形式の上演の録音とあって、とてもシンフォニックな演奏です。全編を通してダイナミックで雄弁なオケの表現力に圧倒されました。歌手も粒ぞろいで端正な歌声を聴かせてくれますが、色気はあまり感じられませんでした。よって減点1。それでも良くも悪くもラトルの思うがままの演奏を満喫しました。(SA)CDでのオペラ全曲の録音は数が少なくなっているので、貴重な盤ですね。録音も極上です。

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  • ★★★★★ 

    ゆりぞう  |  兵庫県  |  不明  |  09/November/2012

    往年の大演奏のSACD化が進む昨今ではあるが、やはりオペラは後回しになっているようであり、カラスやバルツァのSACD化を鶴首で待っているところである。このラトル盤は、それらがSACD化されるまでの「つなぎ」としてほとんど期待せずに購入したのだが(ましてや従来ラトルは好きでないのだが)、まあ驚いた。これは小生にとって、「ジャスト・サイズのカルメン」であり「ウェル・バランスなカルメン」である。室内楽風というと少し大層だが、どこにも一切の仰々しさがなく手作り風、すべての音符に心がこもっている風情で聴き手の心を捉えて話さない。長いオペラを続けて聴き通したのは最近ではまれなる体験であった。コジェナーはカルメンの妖艶さを強調しておらず、どちらかというとお上品ではあるが、それがまた管弦楽の指向するものと見事に一致しているように思われ演奏全体が実にバランス良く流れるのでずっとずっと快感が続くのである。何らかの違和感にふっと我に返るということが全然ない。このようなカルメンは初めてである。録音ももちろん二十丸(SACD)。トータル星7つ。

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  • ★★★★★ 

    カズニン  |  東京都  |  不明  |  13/October/2012

    まず装丁が立派です。解説も美しい写真が豊富です。だだしCDの出し入れは多少やりづらいです。録音も素晴らしいです。滑らかな感触で細かい音まできちんと聴こえます。演奏も大変スッキリしており、今までにないカルメンの登場です。

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  • ★★★★★ 

    タケセン  |  千葉県  |  不明  |  26/August/2012

    「カルメン」の革命―サイモン・ラトル、恐るべし。 今日(8月22日)、HMVで先行予約しておいた最新録音のビゼー『カルメン』(CD2枚組・EU輸入盤)全曲が届きました。イギリス人のラトルがベルリンフィルを用いてフランス人が一番敬愛するビゼーの代表作『カルメン』を演奏!なんとも珍妙な取り合わせ。下手物の『カルメン』かな、と興味半分で購入しました。 今日は定休日。メールやコメントへの返信などをしながら聞き始めましたが、最初は、「ずいぶん大人しいカルメンだな、やはりベルリンフィルではフランス音楽は無理だよな」と思いつつ、そのまま流していました。 暫くして、あれっ、これは、全く新しい解釈によるラトル版『カルメン』なのだな、じっくりと落ち着いて音楽の内容を聴き取ることができる。プリマドンナのためのカルメンではないし、歌手のためのカルメンでさえない。かつての名盤、カラスとプレートルの華やかで情熱的で湧き立つようなオペラではなく、明瞭な主張をもつ音楽劇で、時代に挑戦した天才ビゼーのイデーに焦点をあてた革新的な演奏かもしれないという気がしてきました。 さらに聴き進むと、これはとんでもない『カルメン』で、革命だな、と確信するようになりました。全体は有機的に一体で、2時間30分の物語は、主人公のカルメンのためにあるのではなく、普遍的な「人間の物語」になっているのです。うーーん、やはりラトルは凄い!と感心しながら聴き進めましたが、時間がないので一枚目で終わりとしました。 夜遅くなり、再び聴きましたが、2枚目はさらに素晴らしく、もう完全に虜になりました。終曲の4幕を聴きながら、これは、「人間とは何か」を追求した音楽による「哲学物語」のようだ。しかも、哲学書のような晦渋とは無縁で、分かりやすく面白い。ラトルの明確な理念は、ベルリンフィルの名技もあり、実にスムースに気持ち良く展開し、何度も痺れるような快感におそわれます。演奏と同質のクリアで美しい録音も特筆ものです。 聴き終えての感動は、ベートーベンの交響曲にも劣りません。『カルメン』というオペラには、これほど普遍的で深いメッセージがあったのだ! 素晴らしい音楽体験をして興奮で眠れずにこれを書いています。凄い曲!凄い演奏!なかなか眠れそうにありません。 武田康弘

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  25/August/2012

    かつてのCD全盛時代においては、膨大な数の新譜CDの発売が毎月のようになされているが、近年においては殆ど数えるほど。かつての名演の高音質化や大指揮者のライヴ録音の発掘などが大半(それも素晴らしいことではあるが)で、ネット配信が隆盛期を極める中で、CDにとっては極めて厳しい時代が続いていると言えるだろう。そのような中で、膨大な投資を必要とするオペラの新譜が激減しているのは必然的とも言えるところであり、ましてや国内盤の新譜にオペラCDが登場すること自体が、もはや奇跡に近い状況にあるとさえ言えるだろう。その意味では、本盤におさめられた歌劇「カルメン」全曲の登場はにわかには信じ難い出来事。ましてや、現代最高の黄金コンビとも言えるラトル&ベルリン・フィルによる演奏という豪華な布陣にはただただ驚くばかりだ。前述のような厳しい時代だけに、この黄金コンビとしてもオペラの録音は何と10年ぶり2度目。かつてのカラヤンやアバドが、自らの膨大なオペラレパートリーをベルリン・フィルとともに録音していたことを考えると、正に隔世の感があるとも言えるだろう。それだけに、この黄金コンビにとっても満を持してのオペラ録音ということになるのであろうが、演奏も素晴らしい。何よりも、ラトルが芸術監督に就任してから10年を経て、いよいよベルリン・フィルを完全掌握している好調ぶりが如実にあらわれていると言える。カラヤン時代のような重厚さはないが、少なくともアバド時代と比較するとオーケストラの力感は十分に圧倒的であり、何よりも卓越した技量に裏打ちされた、各場面毎のいい意味での柔軟性に富んだ機能性の凄さは、かのカラヤン時代さえ凌いでいるとさえ言えるのではないだろうか。ラトルの現代的な感覚の鋭さ、そしてベルリン・フィルの伝統に卓越した技量と伝統に裏打ちされた柔軟性と機能性が見事にマッチングして、正に清新な歌劇「カルメン」像の確立に成功しているとも言える。ベルリン・フィルやウィーン・フィルとともに同曲の超名演を遺したカラヤン、そしてロンドン交響楽団とともに強靭な生命力と豊かな歌謡性を併せ持った稀有の名演を成し遂げたアバドによる演奏とは一味もふた味も異なる演奏と言えるが、あざとさをいささかも感じさせない現代的なセンスに溢れた本演奏は、正にラトル&ベルリン・フィルという稀代の名コンビぶりとともに、21世紀における新しい歌劇「カルメン」像を確立したという意味において、偉大な両先輩による名演にも比肩しうるだけの素晴らしい名演に仕上がっていると高く評価したいと考える。歌手陣も、いわゆるラトルの旗本とも言えるコジェナーやカウフマンなどが圧倒的な名唱を披露しており、ベルリン国立歌劇場合唱団の秀逸さも相まって、最高のパフォーマンスを発揮していると評価したい。そして、音質はSACDによる圧倒的な超高音質だ。歌手陣の細やかな息遣い、そして独唱、合唱、オーケストラ演奏のそれぞれが明瞭に分離して聴こえるのはさすがはSACDと言うべきであり、音質の鮮明さ、音場の拡がり、音圧の凄さのどれ一つをとっても超一級品の仕上がりになっていると言える。いずれにしても、現代最高の黄金コンビであるラトル&ベルリン・フィル等による歌劇「カルメン」の圧倒的な名演を、最高の高音質SACDで味わうことができる喜びを大いに噛みしめたい。

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