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Bruckner (1824-1896)

CD Comp.symphonies: G.wand / Cologne Rso

Comp.symphonies: G.wand / Cologne Rso

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Showing 1 - 15 of 28 items

  • ★★★★☆ 

    アイル  |  岐阜県  |  不明  |  04/October/2013

    予想していたより大人しい演奏でした。もちろんヴァントなのだから空虚な部分は全くありません。だから、今後も時々は取り出して聴くことになると思うのですが、ブルックナーの演奏のファーストチョイスにはならないような気がします。

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  • ★★★★☆ 

    司那夫金  |  所在地  |  不明  |  30/October/2012

    ヴァントの演奏は、ギッシリと密度高く詰まっているという魅力がある反面、スケール感に乏しいという難点もある。この個性は、ブルックナーを演奏する場合に関しては、難しいところだ。この旧全集では、6番が最高に魅力的、続いて1番。 ただ8番、9番などは私には物足らなく感じるから、推薦の筆頭にあげることはできない。

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  • ★★★★★ 

    かんたあびれ  |  神奈川県  |  不明  |  12/August/2012

    ドイツ・オーストリア系の交響曲の系譜の中でブルックナーの交響曲は、少し外れた所に位置していると思う。表面的にはソナタ形式に則った厳格なとした構造の音楽ではあるが、他の作曲家と根本的に用いる言語が違う様に思う。ゴツゴツとした音型の主題、ゲネラルパウゼ、ボリフォニックな楽想、大胆な転調などなど。ヴァントは充分にトレーニングを施したオーケストラによって見事にその特徴を際立たせる。モタモタと進めるのを嫌うヴァントの音楽は余計な感傷は一切ない。極めて前向きで曖昧さは無い。純音楽的なアプローチは以前我々日本人がこの作曲家に求めたサムシングと無縁。ブルックナーの音楽が一般的に聴かれるようになって30年くらいになろうか。我々もブルックナーを聴き込むにつれて、ようやくそれに気付いたようだ。ヴァントのブルックナーの評価が彼の晩年になって急上昇したのも偶然ではない。録音から30年以上の年月を経て聴くヴァントのブルックナー。一曲聞き終えた後の充実感は至極。ああ巨匠から「今になってやっと理解出来たのか」と鋭く睨まれそうだ。

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  • ★★★★★ 

    shiodome  |  東京都  |  不明  |  02/March/2012

    ベルリンフィル=世界最高のオケ、と思いこんでいる人はこのWDRの全集の良さはわからないでしょう。良く聞いてみると各パートのピッチの揃ったヴァント特有の透明感のあるサウンドで、つややかな弦、安定した管などブルックナーの世界に安心して浸れるディスクです。トランペット・ホルンがすばらしく、オーボエのシュレンベルガーなどが在籍していた時期でもあり管の名人芸が随所で聞けます。昔はもっと乾いた音のような気がしたがリマスターで音が良くなっていると思う。リハの十全なセッションはこれしか無く、何回も聞くべきディスクです。完売ですか。

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  • ★★★★★ 

    のんじょんれ  |  神奈川県  |  不明  |  02/December/2011

    最晩年の妖怪のようなブルックナーはここには微塵もなく、実にいい意味で恣意的な個性的なブルックナーだと思います。 一人の芸術家が音楽をやる以上その人でなければならない、という必然性がなければなりませんが、このヴァントの全集にはそれが溢れています。 晩年の再録盤はどれもフォルテがうるさくて、耳を覆いたくなるのに対して、このケルン盤は方向が決して感情的に振り切れることがなく、それでいて、限界ぎりぎりなところが素晴らしいです。 つまり全体的にバランス感覚がいいのです。若さゆえの運動神経のよさかもしれません。 ヴァントはわが国である評論家のせいで神格化されてしまいましたが、ここには人間ヴァントがいます。 かつてワントと名前が記されていたヴァントですが、私にとってこのワントのブルックナーは大切なブルックナー録音の一つです。 最晩年のものは廃盤になっても惜しくはないがこの全集だけはどうか絶やさずに発売し続けてください。

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  • ★★★★★ 

    空蝉  |  東京都  |  不明  |  07/November/2011

    ヴァントのケルンや北ドイツ放送響の演奏は何かにつけ評論家の手垢にまみれた言葉の受け売りか『スケールが云々』言われ下に見られがちだけど、常任指揮者として最も緊密な関係だったケルンや北ドイツ放送響との演奏こそがヴァントの解釈の正統を体現していると言えるのでは?虚心坦懐に自分の耳で聞いてみてほしい。ミュンヘンやベルリンへの客演よりも私はブルックナーもベートーベンもブラームスもケルンや北ドイツ放送響との演奏の方がヴァントらしさが感じられ断然好きだ。

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  • ★★★★★ 

    クリングゾール  |  静岡県  |  不明  |  04/July/2011

    ここ最近、「買ってよかった!」と最も感じたのがこのセットだ。ヴァントのブルックナーといえば、晩年のNDRSOやBPOなどの名演が広く知られるところだが、その原型とも言うべき解釈を、このセットから伺い知ることが出来る。後年のスケールの大きさや、壮麗な響きの代わりに、贅肉をそぎ落としたクリアで簡潔な表現が、とても強い説得力を以ってこちらに迫って来る。喩えるなら、普段は寡黙な人物が、自らの所信を表明する機会を得て、雄弁に、しかし必要最小限の言葉で発言している、そんな印象を与えられた。全曲の統一感、ブレの無さは驚異的と言ってもいいほどで、この指揮者が、いかにこの作曲家に敬愛の念を抱いているかがひしひしと伝わってくる。その想いに、オーケストラや録音スタッフも感化されたようで、厳しいながらもどこか温かみを感じさせる、そんな演奏・録音に仕上がっている。これぞプロ中のプロの仕事、と高く評価したい。スケールはやや小さいながらも、曲の構造が克明にわかり、雰囲気に決しておもねることないスタイルは、まさにブルックナーにぴったりだと思う。派手さや故意にチャームする部分は皆無なので、一般的には人気の出る演奏ではないかもしれないが、その分、噛めば噛むほど味が出る、そんなセットと言えよう。個人的には間違いなく最高のブルックナー交響曲全集だ。リマスターも良好。これほどの演奏を、非常に入手しやすい形でリリースしてくれたSONYさん、HMVさんには、深く感謝の意を表したい。そして、頑固一徹の仕事ぶりを示してくれたマエストロとスタッフには、改めて敬意を表したい。どうもありがとう!

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  • ★★★★☆ 

    くるとん  |  岩手県  |  不明  |  25/June/2011

    ヴァントのブルックナー観がよく分かる演奏です。ワーグナー風のブルックナーが今までの(今でも?)の主流だったのですがヴァントは響きを肥大化させず、あくまでポリフォニーのように奏でます。だからこそ、トランペットはバロックトランペットのように鋭く奏でさせているのではないでしょうか。オケはヴァントに共感しているらしく、しっかり指揮者の意を汲み奏でているようです。ワーグナー風のブルックナーに飽きた人はぜひ聞いてみるといいかもしれません。頭がシャキッとします。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  20/June/2011

    本盤におさめられたブルックナーの交響曲全集は、世界的なブルックナー指揮者として名を馳せたヴァントによる唯一のものである。本全集の完成以降、ヴァントは手兵北ドイツ放送交響楽団やベルリン・フィル、ミュンヘン・フィル、そしてベルリン・ドイツ交響楽団などとともに数多くのブルックナーの交響曲の演奏・録音を行っているが、新たな全集を完成させることはなかったところだ。また、本全集を完成して以後の演奏・録音は、第3番以降の交響曲に限られていたことから、本全集におさめられた交響曲第1番及び第2番は、ヴァントによる唯一の録音してきわめて貴重な演奏であると言える。また、本盤におさめられた各交響曲の演奏は1974〜1981年にかけてのものであり、ヴァントがいまだ世界的なブルックナー指揮者としての名声を獲得していない壮年期の演奏である。したがって、1990年代における神々しいばかりの崇高な名演が誇っていたスケールの大きさや懐の深さはいまだ存在していないと言えるところであり、本盤の演奏をそれら後年の名演の数々と比較して云々することは容易ではある。しかしながら、本盤の演奏においても、既にヴァントのブルックナー演奏の特徴でもあるスコアリーディングの緻密さや演奏全体の造型の堅牢さ、そして剛毅さを有しているところであり、後年の数々の名演に至る確かな道程にあることを感じることが可能だ。また、本盤の演奏においては、こうした全体の堅牢な造型や剛毅さはさることながら、金管楽器を最強奏させるなど各フレーズを徹底的に凝縮化させており、スケールの小ささや金管楽器による先鋭的な音色、細部に至るまでの異常な拘りからくるある種の神経質さがいささか気になると言えるところではあるが、それでも違和感を感じさせるほどでもないというのは、ヴァントがブルックナーの本質を既に鷲掴みにしていたからにほかならないと考えられる。そして、このようなヴァントの剛毅で緻密な指揮にしっかりと付いていき、持ち得る能力を最大限に発揮した名演奏を披露したケルン放送交響楽団にも大きな拍手を送りたい。いずれにしても、本全集は、世界的なブルックナー指揮者として世に馳せることになる後年の大巨匠ヴァントを予見させるのに十分な素晴らしい名全集と高く評価したい。価格も2690円という考えられないような廉価であり、水準の高い名演で構成されたブルックナーの交響曲全集をできるだけ廉価で購入したいという聴き手には、第一に購入をお薦めしたい名全集であると考える。

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  • ★★★★★ 

    あまでうす  |  神奈川県  |  不明  |  04/April/2011

    どの曲をとっても非の打ちどころがない演奏。このあとで録音されたミュンヘンやベルリンとまったく同じスタイルだが、それでも座右に備えるべき珠玉の名盤ぞろいです。

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  • ★★★★★ 

    ひろすけ  |  長野県  |  不明  |  01/November/2010

    どの名盤ガイドにも、ヴァントのブルックナーの素晴らしさが語られており、その中でもBPOが最高!とのことでしたので、まだまだブルックナーリスナーとして初級の私としては、言われた通りBPOの4番・9番を 購入しました。しかし、凄い演奏なのは有る程度理解できても、そこまで素晴らしいのかは?でした(すみません・・・)。しかし、ヴァントのブルックナーを理解するためには、聴く順番を間違っていたことが、このセットを聴いて判りました。つまり、時系列的に聴いていかないと、本当のBPOの演奏の良さが解らないのですね。その意味では、このまだセットを聴いていない人(BPO・NDRしか聴いていない人)や、これからヴァントのブルックナーを聴こうと思っている人には、絶対必聴だと思います。(長い長い)至福の時間!これぞ音楽を聴く醍醐味!!

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  • ★★★★★ 

    ako  |  神奈川県  |  不明  |  23/October/2010

    実によく整理されて、見晴らしのいい、行き届いた演奏。速めのテンポで進めて、(でも7番の最終楽章は速すぎる感もなくはない)オーケストレーションが明快に浮かび上がってくるかのよう。ブルックナーのスコアはそんなに複雑ではない?とすら思ってしまった。それにしてもこのオケの、弦セクションの中声部から高音部の出す、何とも言えないまろやかで柔らかい音には参ってしまった。こんな弦を聴いたのも初めて。後々のNDRもいいが、4番など意外に、(別名通り)結構ロマンティック。ヨッフムも好きだが、(皆さんゴメンナサイ)これはこれで完成された、価値ある全集。買ってよかったあ。何しろ前々から欲しかったのだから、我慢して、それでこの値段。(皆さんスミマセン)七番にケチつけるのも失礼か。文句はいえない。言うことなし、です。

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  • ★★★★☆ 

    田吾  |  岐阜県  |  不明  |  23/October/2010

    LPで持ってました。ブルックナーは個性的な評論家に惑わされた時期がありましたが、この値段、買って損は無いと思います。晩年より良い?。

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  • ★★★☆☆ 

    arisuyama  |  愛知県  |  不明  |  17/October/2010

    mid-massaさんのボヤキに頷きながら、解説中のヴァントのボヤキに重なって暫し笑いました。コンサートパンフに曲名だけ載って指揮者(ヴァント)の名前が載っていないとか(笑)。この巨匠は実によくボヤく方ですね。実際、ドイツでの認知度はえらく低いらしいですよ。日本での人気に来日中のドイツ人(クラシックファン)が驚いてましたから。しばらく考えてから「ヌマジリリュウテン!って日本人指揮者がいるだろう、知ってるか?」 と聞かれ「CDは持っていないが名前は・・・。」「彼もそんなもんだ。」と流暢な日本語でした。まぁ、あの解説だけで十分価値があるとして納得しましょうよ。ご同輩。ああ、演奏は巨匠性の発揮までは行ってませんが、70年代から昨今の幅広いブルックナー人を予感させるような、クナでもシューリヒトでもない、ゴツゴツしてない演奏で万人向けじゃないでしょうか。録音の良さもあってリラックスして「音楽に浸る」ことのできる演奏ですね。

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  • ★★★★☆ 

    ushio  |  東京都  |  不明  |  21/September/2010

    これがヴァントだ。ブルックナーに一生をかけた名匠の、若き記録。

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