Violin Concerto: 佐藤陽子(Vn)斎藤秀雄 / 新日本po +rossini
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slave | 東京都 | 不明 | 21/March/2010
斎藤秀雄の最後の公開演奏会の記録。弟子でもあった佐藤がブックレットに書く斎藤との交流が、仄かな恋愛感情を伺わせ、ソ連から帰ったかつての愛弟子と、日フィルの争議によって分派して、誕生間もない新日フィルのために、渾身の演奏を繰り広げる。 演奏の内容は、よくも悪くも、かつての教養主義的な演奏でありながら、慣習版に依っているなど、「西洋音楽をやるんだっ」「音楽はゲイジツだっ」という時代の色の濃い演奏。 演奏の内容は、序曲は緊張気味で、人工的な歌いまわしであり、ロッシーニのオペラを知らない演奏家集団の演奏であることが伺われる。こういうところは、トスカニーニがオペラ指揮者であることを閑却して、即物主義を即物的に受容していた時代を彷彿とさせる。 協奏曲は、斎藤らしくない、オケとソリストが危なっかしいところがあり、弟子に自由にやらせようとする斎藤の甲斐甲斐しい指揮ぶりが伺われる。 現在の興行になってしまったサイトウ・キネンとは全く異なる斎藤芸術の貴重な記録である。オーケストラも問題がない。一般的に薦める演奏ではないかもしれないが、ある種の懐かしい時代の残響が留められている。私はとても好きだ。2 people agree with this review
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