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CD Otto Klemperer Conducts Vienna Philharmonic -Wiener Festwochen 1968 (8CD)

Otto Klemperer Conducts Vienna Philharmonic -Wiener Festwochen 1968 (8CD)

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Showing 1 - 15 of 56 items

  • ★★★★☆ 

    saitaman  |  埼玉県  |  不明  |  02/March/2024

    最新のリマスタリングが施されているとはいえ、古い上にオリジナルの録音環境がもう一つなのだろう、音質はばらつきがあり期待したほどではない。また、今のようなレコーディングを前提として傷があった部分をゲネプロとつなぎ合わせたりするようなものではない一発ライブだし何しろ昔なので名手揃いとはいえオーケストラのアンサンブルはあちこちイマイチで完成度は高くない。ただ、ライブのプラス面として、とにかく要所要所が熱い。終楽章にかけて聴き手を巻き込んでゆく。スタジオ録音で残されたクレンペラーの演奏はクラシック音楽における貴重な遺産だが、他の音楽ジャンルでもよくあるように、セッション録音とライブは違う特性があるものである。演奏家によってその差の大きさは異なるが、セッション録音のための演奏は会場にいる聴衆との一体感ではなく録音の完成度を目指すものになるからだ。しかし、クラシック音楽の世界では本来コンサートの場こそが演奏家がキャリアを積んできた場所である。そしてはっきり言えるのは、クレンペラーのライブはスタジオ録音のものとは一味違う、ということである。ひとつひとつの曲をとればより洗練されて完璧に近い演奏は今やいくらでも見つかるが、このボックスセットはクレンペラーのホールでの生演奏がどういうものであったかその片鱗を知る上でなかなか貴重な録音になっており興味深かった。

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  • ★★★★★ 

    LFA  |  千葉県  |  不明  |  02/March/2021

    吉田秀和さんが絶賛されたベートーベン交響曲第五番を含むウイーン芸術週間のライブ録音です。シューベルトの未完成終了後のシェーンという音声は削除されています。もっともこの音声はクレンペラーのものでなく観衆のものという説があります。 音質も良くどの曲をとっても楽しむことができます。マーラーの第九交響曲はスタジオ録音より良い演奏だた思います。

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  • ★★★★☆ 

    せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  11/December/2019

    ジークフリート牧歌が大変良いです。しかしこの盤は軽く聞けるようなものではありません。★5の方がほとんどですが、きっと相当コアなクラシックファンばかりなのでしょう(このページで手を止めていること自体そうでしょうね)。ですからたまたまこのページに立ち寄った初心者の方は★が多いからといって要注意です。

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  • ★★★★★ 

    nari  |  宮崎県  |  不明  |  09/December/2019

    不思議なことに、編成の大きさによって音の印象がかなり異なる。小さな編成の音は、鑑賞用というより記録というレベルに感じる。大編成の方はギリギリか。 演奏はというと、ここでも小編成は傷もあり、え?下手?とさえ感じる箇所もあるが、大編成の方は、明らかにセッションとは異なる、ライブならではの、音に気迫というか、溢れるような熱気を感じるもの。ベートーヴェンはこれを聴いたあとでも、バイエルン放響とのライブが最高とは思うが、未完成、ブルックナー、トリスタンについてはこれ以上は考えられない名演だと思う。これほどに自在に楽器を、声の如く扱えるものかと感心する。 私は、音質は少しでも良いと考えるシニアだから、このバラつきは商品としてはどうかと思えても、これらの演奏はがある以上、評価は5以外は考えられない。

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  • ★★★★★ 

    mayamaya  |  兵庫県  |  不明  |  23/April/2015

    僕が10代の頃に、初めて聴いたクラシック音楽家がクレンペラーだった。まだCDなどない時代で、レコードで何度も聴いたものだった。 もちろん、カラヤンやバーンスタイン、スイトナーなどのレコードも好きで、バッハ、ベートーヴェン、モーツアルト、ブラームス等々で幾つものレコードが手元にある。 しかしながら、レコードからCDの時代になっても、不思議とクレンペラーの録音ばかり収集して愛聴している。このウィーンフィルとの録音は極めて貴重なセットだと思う。こうした録音には歴史的資料として重要なのものと、演奏そのものが重要なものがあると思うが、クレンペラーの録音は間違いなく後者のものである。 録音時クレンペラーは高齢で、さすがのウィーンフィルにもミスが散見される。録音技術もいまいちである。しかしながら、この圧倒的な威容のある演奏には、そんなことはどうでもよい感動に包まれる。これこそクレンペラーの魅力であり底力なのだ。それはバッハであれ、マーラーであれ、ベートーヴェンでも同じだ。 彼は音楽のミケランジェロだ。小品を演奏すれば、ダヴィデ像が立ち上がる。ミサ曲や交響曲のような大曲を演奏すれば、システィーナ礼拝堂天井画が現れる。それはこの曲集の演奏がその最良の証でなくて何なのだろう。 彼のようなスケールが大きく、奥の深い音楽を創造できる演奏家は現在では、まるでいなくなってしまっている。

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  • ★★★★★ 

    うーつん  |  東京都  |  不明  |  01/June/2013

     こんな凄い演奏会が連日行われていたんだなぁ、と感嘆。うらやましい限りだ。当時のウィーンフィルの底力とそれをひきだすクレンペラーの情熱と迫力に脱帽。コストパフォーマンスも高くて是非揃えてみてはいかがだろうか。クレンペラーに興味がある方にも値打ちもの、ウィーンフィルを聴きたい方には感涙もの。

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  • ★★★★★ 

     |  岐阜県  |  不明  |  04/December/2012

    おーこれはすごい!!スケールの大きな感動的な老演だ。こんなに立派な管弦楽を聞くのはフルトヴェングラーの復帰演奏会の第五交響曲、戦時中のグレイト交響曲以来である。マーラーやブルックナーの大規模管弦楽もいいが、もう少し小さい編成の運命、ジュピターが指揮者の意図がよく分かっていい。更に、ナッハトムジーク、ラモーにいたってはクレンペラーの肉声を聞くがごとくである。今クレンペラーの廉価ボックスがたくさん出ていてもちろん、そちらも素晴らしいし。難点はこちらは少々お高い。しかし、買って聞く価値は大きい。それからEMI録音と違い、このボックスはテインパニ、金管がいい音がで取れているのもよろしい。

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  • ★★★★★ 

    かんたあびれ  |  神奈川県  |  不明  |  21/October/2012

    ようやく手に入れたこのBOXを演奏日順に聴いてみた。その中でふと思い出したのは今年逝去した吉田秀和氏のクレンペラー評。思わず本棚から高校時代に買った「世界の指揮者」を出してクレンペラーのページを開いてみた。この様に書かれている。〜現代とは、ピアニストであれ、ヴァイオリニストであれ、指揮者であれ、「うまくなければならない」時代である(中略)クレンペラーは、少なくとも、私が一度接した限りでは決してうまい指揮者でないどころか、むしろ不器用な人と見えた。〜この後に吉田氏のクレンペラーに対する評価が続くのだが、それよりも、この当時既に「うまく演奏できる事」がプロの演奏家の必要条件であると吉田氏が認識していたことの方が興味深い。クラシックファンであれば、クレンペラーのような指揮者が既にこの世に存在せず、今後も出現しないであろう事はよくよく理解されているはずだが、この指揮者は他人から良く思われたいとか、カッコ良く決めようという浅はかな考えは持ち合わせていないことは、この8枚のCDに刻まれた音楽に向き合えばわかるはずだ。よってたとえ同じ指揮者のものであれ、他の同曲演奏と比較することは全くナンセンスである。ここに遺された演奏記録は、清濁併せ呑むことを余儀無く生きる我々凡人の日常と生涯無縁でいる事が出来た偉大な芸術家の晩年の足跡である。失われた過去を嘆くよりも、この深遠な精神世界の音楽に高音質で触れる事が出来る現代に生きていることを感謝しようと思う。

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  • ★★★★★ 

    黒熊怪  |  兵庫県  |  不明  |  20/August/2010

    希代の名演といえるだろう。クレンペラーが述懐しているように、VPOのブルックナーは素晴らしかった。ところがマーラーは、驚くべきことに出来がよくなかった。開始と同時に、VPOと指揮者が正面衝突したことが解る。九番の決定盤だったのではという長い間の期待は違っていた。むしろ、ミトロプーロスとの相性が好ましい。マーラー自身がVPOとは緊張の連続だったことも頷ける。それにしても、この室内楽的なアプローチによる録音思想のBOXの価値は極めて高い。実に立派な企画だと思う。演奏は、BPOのシュトレーゼマンが、ベルリンの演奏会をキャンセルしてウィーンに行ったことを嘆いただけあって、一代の巨匠、クレンペラーの集大成の趣がある。ベートーベンの5番は、その深層に圧倒的な緊張感をたたえ、知情意の均衡に成功した奇跡的演奏。これだけのベートーベンは、フルトベングラー以来だろう。そのフルトベングラーが嘗て彼に、ブルックナーを演奏するとVPOの真価が解りますよと云ったという。フルックナーの5番はそれが蘇った、極限的な美しい花のある演奏。

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  • ★★★★★ 

    オットー  |  神奈川県  |  不明  |  26/July/2010

    VPOの妖艶な弦の音色がこれでもかと言うほど強調されている。運命も1楽章第2主題の所の弦の艶かしい音色なんかベートーヴェンだとは信じがたいほどだ。バッハのブランデンブルク1番もロマンチックすぎる演奏。フルヴェンのボスコフスキーとやった5番もやりたい放題だったがこのクレンペラーの1番もなかなかだ。ロマン派の曲よりもロマンチックなバッハだと思う。モーツァルトのジュピターもなんともごっつい演奏。重厚で重いだけかと思いきや,弦の旋律が入ったとたんに噎せ返るような危険な音色。こんなジュピター聴いたことがない!まさに男くさい演奏の極みだ! オススメ!

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  • ★★★★★ 

    ライムンド  |  京都  |  不明  |  19/December/2008

    すばらしい。以前、別のレーベルから出ていたCDは音が悪くがっかりしていましたが、このテスタメント社のものは音質も良く、楽しめました。ベートーベンも格別ですが、ワーグナーを聴くにつけ、一度でもバイロイトに出るなりオランダ人以外の録音を残して欲しかったと慙愧に耐えません。

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  • ★★★★★ 

    tama  |  Vancouver  |  不明  |  25/September/2008

     クレンペラーブームのきっかけとなったセットである。わたしはこのセットのブルックナーの交響曲5番をM&Aのディスクで持っていたが、このテスタメントのセットの衝撃は近年では珍しい音楽を聴く楽しみであった。  とりわけ、セルとのウィーンフィのライブのベートーヴェンもよいが、この壮大な音楽はベートーヴェンという作曲家の意志を超越したもっと絶対音楽のように響く。「未完成」もなにか宇宙の果てにでも連れてゆかれそうな「魔」の音楽だ。こういう音楽家はもう存在しない。恐ろしい音楽家だ。

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  • ★★★★★ 

    先生主義  |  国境線上のアーリア  |  不明  |  13/June/2008

    ドイツとオーストリアは歴史、政治、文化、あらゆる面において違いがあるのは「常識」の範囲と考えます。厳格なドイツ人クレンペラーがウィーンのカトリック的な余裕、枠、優雅さと対決した挑戦と捉えるべきでしょう。フルトヴェングラーのそれと並ぶ大ドイツ主義の遺産。

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  • ★★★★★ 

    Ring  |  yokohama  |  不明  |  02/April/2008

    そうでしたwienの音はこの音でしたね。70年前後にドクターベームとの日本公演等の音が私を含め、日本でのwienのスタンダードであった心持がします。しかし、このCDのwienはもっと直接的にドイツ語圏の伝統を守っています。他の50-60年代の盤も同じ音でした。wien=優雅という日本人のイメージを見直せる貴重な記録と思います。クレンペラー教授の音楽については、私に多くを語る資格など到底ございませんが、Disc2とDisc7は特段の愛着を持って聴かせて頂いております。

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  • ★★★★★ 

    黒熊怪  |  神戸  |  不明  |  16/March/2007

    希代の名演といえるだろう。 クレンペラーが述懐しているように、VPOのブルックナーは素晴らしかった。ところがマーラーは、驚くべきことに出来がよくなかった。開始と同時に、VPOと指揮者が正面衝突したことが解る。九番の決定盤だったのではという長い間の期待は違っていた。むしろ、ミトロプーロスとの相性が好ましい。マーラー自身がVPOとは緊張の連続だったことも頷ける。それにしても、この室内楽的なアプローチによる録音思想のBOXの価値は極めて高い。実に立派な企画だと思う。

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