Bach, Johann Sebastian (1685-1750)
Matthaus-passion: Mengelberg / Concertgebouw O Etc +bach: Suite, 2,
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きづかい | 愛知県 | 不明 | 06/August/2024
最新の研究成果を反映したデジタル技術を駆使し、疑似ステレオ化を行っていたりという事で、大いなる期待を持って聴いたが、残念ながら危惧していた事態が全て当てはまってしまった。 極端な言い方で恐縮だが、カセットデッキを大浴場に持ち込んで録音したような不気味な音。「何じゃこりゃ」と驚いてしまった。 オーケストラ、特に低弦は不気味なモコモコした音に変わり果て、オリジナルで聴けたコントラバスの芯のある響きは全てボカされてしまっている。歌や合唱はそれなりに広がりが増しているように聞こえ、ホールで実際に聴いたらこのような感じになるのかも知れないが、何しろ元は1939年のライブ録音である。制作者は「コンセルトヘボウの豊かな間接音を聴き手に想起させたかった」ようだが、オリジナル録音にはそれなりのポリシーが込められていたように私は思う。少なくともオリジナルにあった緊密感・集中感を、この盤から聴く事は出来ない。 このように手を加えまくる事を、果たして演奏家は嬉しく思うだろうか… 考えさせられてしまった。 なお曲の冒頭でメンゲルベルクが指揮台を叩くお馴染みの音や、有名なアルトのアリア「主よ、憐れみ給え」で聞かれた聴衆のすすり泣きも微妙にカットされ、特に後者は訳の分からないノイズになってしまっており、悲しみを通り越して怒りすら感じてしまった。 このすすり泣きこそ、この録音の最大の聴きどころの一つなのに! これまでこの箇所で何度涙を流した事か… そんなリスナーの気持を、制作者は何も分かっていないようだ。 それが私にはトッテモ寂しい。2 people agree with this review
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