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Beethoven (1770-1827)

CD Beethoven: Symphony No.5/Schumann: Symphony No.3

Beethoven: Symphony No.5/Schumann: Symphony No.3

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    エーテルの風  |  長野県  |  不明  |  09/June/2017

    『ライン』は予想通りの名演だ。予想以上といえるかもしれない。とにかく同曲中最高の演奏のひとつであることは間違いない。意外なのは『運命』。ジュリーニというと、「貴人ぶりっこ?臭」が立ち込めていて時としてイヤミを感じるほどなので、とてもベートーヴェンには向かないと思っていたのだが、この演奏はとてもジュリーニの指揮とは思えない、キレイゴトとは無縁な、赤裸々な魂のドラマを感じる。とりわけ第1楽章が絶品。「運命」はモノラル時代に名演がひしめいているが、このジュリーニの演奏は、ステレオ時代になって以降の名演中、5指に入るのではないだろうか? そう思える演奏なのに、あまり話題に上らないのが不思議。

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  • ★★★★★ 

    DG  |  埼玉県  |  不明  |  02/January/2017

    ジュリーニ&ロス・フィルのコンビは時折驚かされる名演がありますね。 ネットの評判を読んで、シューマンのラインを聴きたくて購入しましたが、評判通りの好演と思いました。特に印象深いのが、第5楽章の特徴的な弦部の奏法。柔らかなタッチでふわっと丸みのある音符を連続させる感じの表現が、ともするとリズミカルに聴こえがちなこの楽章に、温かみと連続した感性の移ろいを感じさせ、趣き深いです。なにはともあれ、確実に名盤だと実感しました。

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  • ★★★★★ 

    ペー  |  東京都  |  不明  |  10/April/2016

    ベートーヴェンもジュリーニらしい丹念に鳴らした演奏だが、このCDの目玉はシューマン。このラインは、録音におけるジュリーニ&ロスフィルコンビの最高傑作と言ってよい名演奏である。以下はラインについてのレビュー。第1楽章57小節からの木管に重なるホルンが最たる例だが、楽譜はマーラー版をベースにしている。ただ、ジュリーニ独自の改変がなされている箇所もあり、例えばティンパニはマーラー版ほどのカットを施していない。そのためか、原典版と比較した際の違和感はそれほど強くはないが、管楽をカットしてオーケストレーションをスリム化するマーラー版のコンセプトを採用することにより、弦楽を濃厚に歌わせるジュリーニの個性が際立つ結果となった。ジュリーニと言えば、(特にキャリアの後半ほど)極端なスローテンポをとるケースがあるが、この演奏ではゆったりしつつ、もたれないテンポがとられているため、カンタービレの豊かさと響きの躍動感のバランスがとても良い。マルカートとレガートをくっきり描き分けつつ内声部を厚く鳴らすジュリーニの歌い回しは、シューマンの交響曲の中では取り分けメロディアスだが単調になりやすいこの作品で最高の効果を上げている。例を挙げると、第1楽章提示部112小節からと再現部473小節からのパッセージにおけるマルカート、第5楽章提示部第1主題のレガートの処理など、その精彩ある表情が強く印象に残る。朗々と歌う第2楽章の旋律美、第3楽章の透明度が高い木管を絶妙に生かした繊細な表情付け、第4楽章の端正なフレージングによる格調高い響きなど、ジュリーニならではの至芸と讃えたい。ロスフィルの明るく重すぎない響きは、地味な色合いになりがちな作品に適度な華やかさをもたらしている。録音で聴くジュリーニ&ロスフィルコンビの金管は硬質な音色で、古典派やドイツ・ロマン派の作品では、主に強奏部において全体の響きから浮いてしまうケースもあるのだが、ラインではそうした押し出しの強い個性がメリハリとなり、メロディラインを効果的に浮かび上がらせることとなった。特に肉厚な響きを維持しつつ細部まで明晰なホルンは出色の出来栄えで、作品が持つヒロイックな楽想をさらに引き立てている。この演奏は、楽譜の改変、指揮者の大胆な解釈、オケの個性が曲の良さを引き出すという意味において、最大限プラスに働いた稀有の例だろう。録音は、マルチな音の採り方と適度な残響のバランスが良く、量感豊か。トゥッティの縁取りがはっきりした聴き応えのある仕上がりとなっている。 最後にレコード会社さんへ。この演奏は当初、同じジュリーニ&ロスフィルによるマンフレッド序曲(これもラインと並ぶ大名演!)とカップリングされており、雲間に隠れた太陽(もしくは月)と、古城の影が映し出された素晴らしいジャケットでした。今後再発売される際は、当初のジャケットが復活することを強く願っています。復活していただけたら、たとえ音質が変わっていなくても購入しますよ。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  19/February/2011

    いずれ劣らぬ素晴らしい名演だ。先ず、ベートーヴェンの第5であるが、ジュリーニは、後年にもミラノ・スカラ座管弦楽団とともに同曲を再録音しているが、断然、本盤の方が名演である。いかにもジュリーニならではの粘着質とも言うべき重厚さと厳しい造形美を兼ね備えた演奏ではあるが、情感の豊かさにおいてもいささかも不足はない。その意味では硬軟併せ持つ、いい意味でのバランスのとれた名演に仕上がっていると言える。他方、シューマンの第3も名演だ。シューリヒトの名演もあるが、録音の良さを含めると、本盤のジュリーニによる二度目の録音の方を随一の名演と高く評価したい。マーラー版の使用により、全体としては、ベートーヴェンの第5と同様に重厚で粘着質の演奏とも言えるが、それでいて、ジュリーニ特有の優美なフレージングが随所に効果的に聴かれるなど、いい意味でのバランスのとれた温かみのある演奏に仕上がっている。ライン川の美しい光景を彷彿とさせるような優美な抒情や、シューマンの最晩年の絶望感に苛まれた心象風景の描出にもいささかの不足はない。両曲ともに、ロサンゼルス・フィルは見事な演奏を行っているが、必ずしも一流とは言えない同楽団に、これだけの名演奏をさせたジュリーニの類まれなる統率力にも大いに拍手を送りたい。

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  • ★★★★★ 

    adagietto  |  千葉県  |  不明  |  01/April/2010

    2005年に亡くなった20世紀を代表する指揮者ジュリーニの追悼盤だ。タイトルにはベートーヴェンの交響曲第5番とあるが、いわゆる「運命」と呼ばれている超ポピュラーな名曲中の名曲。演奏についてはドラマティックさは、さほどなく、あくまでも正攻法な演奏である。カンタービレが効き歌心があるのが特色だ。 もう1曲はシューマンの交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン」である。これは名盤とされており、同曲の最高な演奏と挙げる人も多い。僕もこの演奏は大好きだ。ドイツのライン川周辺の雰囲気が伝わってくる。明るく雄大で重厚な演奏であり、所々に同曲のマーラー編曲版のアイディアが生かされている。シューマンのオーケストレーションが効果的でないということで、マーラーがオーケストレーションを改訂した編曲版がある。しかし、あまりにも整理整頓されており、薄味になっているのが気になり馴染めなかった。勿論演奏も行けなかったのだが・・・。これは改訂版ではなく一部にそのアイディアを取り入れた演奏らしい。第一楽章の第一主題のホルンの扱い方などが顕著な例である。テンポもこの演奏くらいが丁度いい。指定より遅めで悠々と演奏したほうがこの曲の楽想にあっていると思う。他の演奏では朝比奈 隆/新日本フィル(フォンテック)のものが好きだ。

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  • ★★★★★ 

    修理人  |  埼玉県  |  不明  |  13/December/2009

    ベートーヴェンを目当てに買ったのだが、購入後に夢中になって聴いたのはむしろシューマン。 第1楽章の冒頭からあっという間に引きずり込まれ、体の内部から活力が湧いてくるような『ライン』。勇壮な中に”歌”がある。今までシューマンはあまり聴かなかったのだが、これを聴いて以来病みつきになった。放置されていたセル、クーベリックらの『ライン』、を引っ張り出してきて聴いてみたが、やはりこの演奏が最高だと思う。その演奏を1回聴いただけである曲に熱中してしまう演奏というのもなかなかない。EMIには本人の旧録音もあるが、晩年だったらどんな演奏をしただろうか。今となっては確かめる術が無いのが残念。

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  • ★★★★★ 

    ぼなぺてぃ  |  神奈川県  |  不明  |  03/June/2009

    実はロスフィルということで敬遠していたんですが、とんでもない誤解でしたね。ジュリーニの歌とロスフィルの力強さが相まった好演です。 特にラインは最高!

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  • ★★★★★ 

    ねこまんま  |  東京  |  不明  |  16/April/2009

    ベートーヴェンの「運命」ってあまりにメジャー過ぎて、マトモに聴いた記憶がありませんでした。 しかし、ジュリーニ&ロスフィル、イイですね〜力強くて優しい「運命」です。シューマンの「ライン」こちらも絶品です〜あまりの素晴らしさに溶けてしまいそうです。(笑)

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  • ★★★★★ 

    ヒューブーン  |  静岡県  |  不明  |  02/January/2008

    実は僕は”ジュリーニ嫌い”と言う どちらかと言うと珍しい?趣向のリスナーなのだけど、「運命」「ライン」(あとロスフィルとの「ブラームス2番」)は、最高に素晴らしいと思っている。その3曲のうち2曲が一枚のCDに収まっているとは! 「ライン」はともかく「運命」があまり話題に上らないのが不思議。

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  • ★★★★★ 

    サージャン  |  名古屋市  |  不明  |  22/August/2007

    特にシューマンがすばらしい。第1楽章のホルンの裏付けもいいし、終楽章も神々しい。これ以上のラインは望めないと思う

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  • ★★★★★ 

    ぴょんきち  |  (・ω・)  |  不明  |  14/August/2007

    今まで聴いてきたベト5の中で一番感動しました。ロスフィルの音が凄いです。アメリカ西海岸のオーケストラとは思えません。これは(・∀・)イイ!

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  • ★★★★★ 

    TYR  |  愛知  |  不明  |  24/July/2007

    ベト5は10枚は聴かないと決定版は決められない曲だと思うが、これは確実にベスト3に入る。いや、むしろこれがナンバーワンだ、逞しい運命だ。にしても、ブラームスといい、このLAPOの時期のジュリーニさんは個人的に無敵だった。どこぞの快速演奏やなど、これを聴いたら聴く気にならない。

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  • ★★★★★ 

    徳田雄三  |  長崎県  |  不明  |  17/June/2007

    マエストロの至芸。ため息が出る。ただし、「後年のスカラの演奏は要らない」は暴言である。

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  • ★★★★★ 

    しもきよ  |  茨木市  |  不明  |  13/June/2007

    ベートーヴェンの5番は極めて密度の濃い、真正な精神性を持ち得る人間のみが到達することのできるすばらしい演奏です。シューマンの3番はもちろん『ファルスタッフ』に至るまでのジュリーニとロスフィルの関係は、聴く者にとって最良の時期であったように思う。

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  • ★★★★★ 

    奇矯収集家  |  東京湾  |  不明  |  06/February/2007

    一見マトモすぎる演奏で「なんでコイツが書くんだよ」と言われそうだが、普通ベト5は4つの音を1つの動機として進行させるが、この演奏では4+4の8音を1つの動機と捕らえて楽曲を歌わせていく、途中その動機が分解四散して、あちこちに顔を出す面白さ。4+4タイプの解釈ならば最高の演奏。他に類例が無い。決定盤で間違いない(トスカニー二は最初だけ4+4で、後は4だ)。(独り言:ここまで書くと分かる人も限られるだろう。しかし孤独でも書くことは大切ではないのかなあ、洞察の裏付けが確かならば、共感する人は必ず現れる)

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