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Dvorak, Antonin(1841-1904)

CD Sym.9: P.jarvi / Cincinnati.so +martinu: Sym.2

Sym.9: P.jarvi / Cincinnati.so +martinu: Sym.2

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  19/March/2011

    本盤は、ドヴォルザークの第9とマルティヌーの第2という、チェコの作曲家による名作をカプリングしているが、いずれも素晴らしい名演と高く評価したい。特に、マルティヌーの第2については、チェコ出身の指揮者やオーケストラ以外ではあまり演奏がなされないだけでなく、SACD盤が極めて珍しい(というか、私の記憶が正しければ、本盤以外にはないかもしれない。)こともあり、このカプリングは大いに歓迎すべきであると考える。これは、父ネーメ・ヤルヴィ譲りの広範なレパートリーを誇るパーヴォ・ヤルヴィの面目躍如たるものと言えるだろう。両曲ともに、いわゆるチェコの民族色を全面に打ち出した演奏ではない。曲想を精緻に丁寧に描き出していくという純音楽的な演奏ということができる。恣意的な解釈は薬にしたくもなく、どこをとっても嫌みのない情感の豊かな音楽が滔々と流れていく。したがって、これらの楽曲に、チェコ風の民族色豊かな演奏を期待する聴き手にとっては、肩透かしを喰らうことにもなりかねないと思われるが、音楽自体が有する魅力を深い呼吸の下でゆったりとした気持ちで満喫することができるという意味においては、古今東西の様々な名演と比較しても、十分に存在意義がある名演と言える。そして、本演奏において何よりも素晴らしいのは、シンシナティ交響楽団の好パフォーマンスであろう。かつては、必ずしも一流とは言えなかったシンシナティ交響楽団であるが、パーヴォ・ヤルヴィの薫陶によって、数々の素晴らしい演奏を繰り広げるようになってきている。このコンビによるかなりの点数にのぼる既発売CDの演奏の水準の高さが、それを如実に物語っていると言えるが、本盤においても、そうした薫陶の成果が存分に発揮されていると言える。管楽器や弦楽器、そして打楽器の技量には卓抜としたものがあり、両曲を名演たらしめるのに大きく貢献していることを忘れてはならない、また、マルチチャンネル付きのSACDによる極上の高音質録音によって、パーヴォ・ヤルヴィによる精緻なアプローチが鮮明に再現されている点も大いに歓迎したい。

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    七海耀  |  さいたま市  |  不明  |  27/February/2009

    この「新世界」は凄くいい。レニーやケルテスみたいな粗野な土俗性のようなものはないけれど、高分解能というか、極めて明晰で、低弦(特にバスやチェロ)の動きが手に取るようにわかる。楽譜に詳しくないので、なんとも言えないが、スケルツォのトリオの木管などの扱いにも独特なものがある。第一楽章の主題提示部を反復しているのも良い。マルティヌーのカップリングも珍しいが、同郷でも、モダンなスパイスが効いており、面白い組み合わせだと思う。

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