押忍!パンク道場〜第47回
Thursday, July 16th 2009

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押忍! 第47回〜 MAROON新作!!! BLOODAXE FESTIVAL 2009こそ夏フェス決定版!!! 特集BLOODAXEって何? BLOODAXE FESTIVALって何??まずBLOODAXEとは何か。その昔、90年代後半の頃のことです。State Craft (現Loyal To The Graveのメンバーが在籍していたバンド) を中心に隆盛を極めた東京のニュースクール・ハードコア激震地、杉並区つまりは郵便番号168エリアで始まったディストロ (通販) なのでございます。マニアックなCD、レコード、デモ・テープなどの在庫を抱え、カタログをDIYで印刷し (当時はインターネットが普及していない時代なので)、アンダーグラウンドな客層のハートをガッチリ掴んでおりました。 ディストロから始まったBLOODAXEは徐々に様々な活動を始めます。BLOODAXE FESTIVALは当初、日本のバンドのみの企画だったのですが、00年にはアメリカはネバダ州リノのFall Silentを、その後はイタリアのReprisal、xDestroy Babylonxや、アメリカはテキサスのDie Youngなど、ことごとくマニアックなハードコア・バンドをDIYで招聘し、次第に勢力を伸ばして行ったのです。 やがてディストロとしての機能は、現在のRETRIBUTION NETWORK (http://retribution.ocnk.net) に継承され、07、08年にはジャーマン・メタル/ハードコアの顔とも言えるHeaven Shall Burn、Caliban、そしてアメリカはインディアナポリスのRisenを立て続けに呼び寄せます。イベントの勢いは興行面にも現れており、チケットは必ずソールドアウト。こうしてBLOODAXE FESTIVALは、コアなファンの間で夏のイベント、否、夏フェスとして確固たる地位を確立したのです! というわけで今回の『押忍! パンク道場』では、今年行われるBLOODAXE FESTIVALに照準を合わせて特集しちゃいます。 東京、大阪と2公演を行い、招集される海外バンドは3バンド! アメリカのThe Acacia Strain、ドイツのMaroon、そしてアメリカのBishopが来ちゃいます。それに加えて、国内からはLoyal To The Graveを筆頭に、東京では8バンド、大阪では5バンドが、海外勢を迎え撃つ形になります。 日本盤がリリースされていないようなマニアックなバンドを毎年呼んでくれちゃうところがこの夏フェスの醍醐味。ではこれをきっかけに、それぞれのバンドの音源を今から予習してみましょう!
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出演バンド!The Acacia Strain
Maroon
Bishop
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【BLOODAXE FESTIVAL 2009】
アメリカはマサチューセッツ州のブルータル・ハードコア・バンドです。ダルダルのダウン・チューニングのギターにウルトラ・モッシーなビートダウンをカマしまくり、死ぬほどヘヴィーなサウンドなんですが、PVなどで垣間見れるメンバーのキャラクターはかなりおバカでファニー。



ジャーマン・メタルコア3巨頭と言ったら、Heaven Shall Burn、Calibanと、このMaroon。ヨーロピアンなメロディック・デスメタルとアメリカンなメタルコアが頂点で融合したサウンドでございます。




アメリカはフロリダ州が地元のストレート・エッジ・ハードコア。Until The End、Remembering Neverのカリスマ・フロントマン、Mean Peteを中心に、xReign Of Terrorx、Suffocate Fasterなどでプレイしていたメンバーが在籍しています。アンガー、ファスト、かつモッシーな彼らのサウンドは、今時のモダン・ハードコア好きからストイックなタフガイ好きまで一気にイケちゃいます!


