• 01. Never Really Know [with Barbara Mendes] / Adam Dunning
• 02. Saudade / Cris Delanno & Alex Moreira
• 03. Vem Viver / Agustin Pereyra Lucena
• 04. Praia Grande / Vinicius Cantuaria
• 05. Terra Treasures / LEVEK
• 06. We've Only Just Begun / Roman Andren
• 07. Simple Sense Of Being / Veronica Mortensen
• 08. Kinderszenen Opus 15 / Antoine Hervier
• 09. Beautiful Love / Myron
• 10. Stop Trying So Hard / We'll Make It Right
• 11. Missouri Bluebirds / Rosie Brown
• 12. I Wrote This Song / Jonna Lee
• 13. Ferris Wheel / Michelle Shaprow
• 14. Deception Or (Misty) / The Oldians
• 15. I Can Here Music / SHE & HIM
• 16. When Mac Was Swimming / The Innocence Mission
• 17. IZIEU / ANTONIO FARAO
• 18. Sweet Face Of Love　Feat Jay Vaque & Toninho Horta / Jane Duboc

リラックスした趣の音楽たちが、心地よい空間を演出してくれます。
　リヴィングルームで過ごすひととき――小さなテーブルの上には季節のフルーツ・タルトとアイス・ミントティー。カーテンを揺らす爽やかなそよ風。シンプルなインテリアに映える緑鮮やかな観葉植物。そして古いアメリカ製のスピーカーからは、軽やかなリズムの音楽が流れてきます。

　世界中の良質な音楽を独自の切り口で紹介するフリーペーパー「Quiet Corner」が、今回お届けする『リヴィングルーム・ミュージック・ライブラリー』は、2013年4月に発売された『ベッドルーム・ミュージック・ライブラリー』に続くライフスタイル系コンピレイションの第2弾です。胸躍るブラジリアン・ジャズ、きらめくピアノ・トリオ、涼しげなジャズ・ヴォーカル、フォーキーなシンガー・ソングライターなど、リラックスした趣の音楽たちが、心地よい空間を演出してくれます。

　コンピレイションは、アダム・ダニングとバーバラ・メンデスによるスウィートな男女デュエットに心ときめく「Never Really Know」で軽快にスタートします。アルゼンチンのボサノヴィスタ、アグスティン・ペレイラ・ルセナがまばゆい光の音を奏でる「Vem Viver」。孤高の芸術家、ヴィニシウス・カントゥアリアが、トニーニョ・オルタのようにミナスの風を吹かせる「Praia Grande」。アントワン・エルヴィエ・トリオによるロベルト・シューマン「Kinderszenen Opus 15」のエスプリ香る洒落たジャズの解釈。マイロンがスティーヴィー・ワンダーへの敬愛を示したアコースティック・ソウル「Beautiful Love」。

　ジ・オールディアンズがジャズ・スタンダードをゆったりと気持ちいいロックステディに仕上げた「Deception Or (Misty)」。“イタリアの皇帝”ことアントニオ・ファラオの流麗なピアノ・タッチが美しい「Izieu」。そしてジャニ・デゥボキとジャイ・ヴァケールによる、サウダージ・フレイヴァーに包まれた温かな親子デュオ「Sweet Face Of Love」がしっとりと余韻を残しながら静かに流れると、窓の外にはゆっくりと沈んでいく夕陽を眺めることができます。

　このCDはリヴィングルームでくつろぐひとときに流すのはもちろん、友人を招いた親密なホーム・パーティーや、楽しいドライヴや旅のBGMにもおすすめです。どんなシチュエイションでも自然と笑顔があふれ、誰もがやさしい気持ちになれれば嬉しいですね。今日も明日も素敵な音楽たちが、みなさんにささやかな幸せを運んでくれることを願って、このコンピレイションをお贈りします。