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新世界より

Yusuke Kishi

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061826601
ISBN 10 : 4061826603
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2009
Japan

Content Description

1000年後の日本。「呪力」を手に入れた人類。徹底した管理下にあった子どもたちに、突然の悪夢が襲いかかる。異形のアーカイブが語る、人類の血塗られた歴史とは…。第29回日本SF大賞受賞作。

【著者紹介】
貴志祐介 : 1959年、大阪府生まれ。京都大学経済学部卒業。生命保険会社に勤務後、作家に。1996年、『十三番目の人格―ISOLA』が第3回日本ホラー小説大賞長編賞佳作に選ばれる。1997年『黒い家』で第4回日本ホラー小説大賞、2005年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞長編賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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この作品を読んで、大友克洋の「童夢」を思...

投稿日:2010/03/26 (金)

この作品を読んで、大友克洋の「童夢」を思い出しました。「AKIRA」より「童夢」。 ”このミステリーがすごい!”にエントリーされたのは正直疑問を感じます。ミステリーではなく、SFですもんね。 さて内容は詳しくは書きませんが、この作品の主人公は読み込めばバケネズミであり、ミノシロモドキであることに気が付くと思います。1000頁に及ぶ長編ですが簡単に読めます。難しい内容ではないので(表面的には)、漫画を読むような感覚でページをめくることができます。ただ、本を頻繁に読んでいる人には物足りなさも感じるかもしれません。簡単すぎるので。 呪力の描写も、破壊の描写も正直もう少し強いともっとドキドキしたかもしれません。登場人物も少ないのでイメージはしやすいのですが、逆に世界観がミニマムなのに対し、呪力というスケールの大きさと不釣合いです。これは作者の狙いかもしれませんが。 ただ、エンターテイメント作品としては優秀であることには変わりません。何年後かに映像化!!なんてこともあるかもしれませんが、これ、多分失敗するでしょうね。読者個人の中にあるイメージを崩さないで作品化するには難しい作品でしょうから。出来れば、映像化はやめて貰いたいものです。

メタリック さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • とも

    ★★★★好き好きがある作品ではある。その一つに、少々ではあるがグロテスクなところがあることが上げられよう。表現や殺戮などを表現するうえで、ある程度のスプラッターやホラー的要素は致し方ない。が、バケネズミ他登場人物の見たくれの汚さが最後まで好きになれなかった。それ以外では、要素も未来の世界というSFだけでなく心理、科学/工学、生物学、戦闘、社会学など様々な知識を程よく取り入れられた上に、ミステリー的要素やファンタジー要素で表現された本当によくできた作品である。そういった意味で、最後は好きか嫌いかだけである。

  • カレイ.シュウ

    長い!1000年後の日本の、超能力を持った人間と、はだかネズミを進化させた、高度な知能を持つハゲネズミたちの争いを描く。グロい表現と気持ち悪い虫やらなにやらがいっぱいっ出てきます。進化論、生物学、倫理観、社会正義等様々な知識、主題も展開されミステリー要素も絡み怒濤の展開です。世界観を受け入れるまでの忍耐は必要ですが楽しめます。あまりに本が分厚くて読むてが疲れるのが最大の難点ですね(´д`|||)

  • がらは℃

    壮大な物語でとても面白かった!一つ一つの事象も丁寧に描かれ、現代への警鐘も各所にちりばめられ、素晴しかった。日本人だからこそ描けるSF・世界観であることも特筆すべきことと思う。個人的には、登場人物の鏑木と奇狼丸がMVP。。。日本の『指輪物語』と言っても過言ではない作品と思う。

  • たこやき

    新書で950頁は、物理的な意味で読みづらかった(笑) ただ、「呪力」などの世界観で、少年たちの冒険譚として進んだ作品にも関わらず、最後に明かされる世界の真相は強烈。確かに、人類史を紐解けば、それに近いものはいくらでもあるわけだが、それをさらに一歩進めた、というか……。ある程度は、真相についても想像していたのだが、それでも、どんどん引きつけられ、十分な衝撃を受けた。十分な力作だと思う。

  • taku

    こぉいつはヤバイぜ。読書以外の時間を盗む、るぱぁーんしゃんしぇい並の大泥棒だ。ふぅじこちゃぁーんに入れ込んだ男の如く分厚いレンガ本に没頭しちまった。千年後の世界。特別な能力を身に付けても、人類は人類であるが故の"さが"を抱え続ける。なんとも皮肉な内容だけど、ワクワクゾワゾワジリジリドッキドキの旋律が奏でる交響曲。名指揮者の貴志さんは、期待を軽ーく越えてくれちゃってもうイヒヒヒ。わたしの心を盗んだ罪でタイーホする!

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