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ISBN 10 : 404341711X
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国家は人の内面に平気で入りこみ、資本、市場、マスメディアと情報消費者が共犯関係を結ぶ。日常のなにげないルーティンを養分にして今風のファシズムが蔓延する現代。そこに拭っても拭いきれない罪や恥のにおいを嗅ぎつける著者が、屍臭に満ちた薄暗がりの内奥に眼をこらし、躰のすみずみまで広がる恥辱の根源を問いただす。抗いがたい死の足音を聞きながら、突きあげる衝迫にかられてなし得た思索の極限。
目次 : 炎熱の広場にて―痛み、ないしただ見ることの汚辱/ 口中の闇あるいは罪と恥辱について/ 邂逅―紅紫色の木槿のかげ/ 名残の桜、流れる花/ 書く場と時間と死―『自分自身への審問』の場合/ 一犬虚に吠え、万犬それに倣う―小泉劇場と観客の五年間/ いまここに在ることの恥―諾うことのできぬもの
【著者紹介】
辺見庸 : 作家。1944年、宮城県生まれ。早稲田大学文学部卒。70年、共同通信社入社。北京特派員、ハノイ支局長、編集委員などを経て96年、退社。この間、78年、中国報道で日本新聞協会賞、91年、『自動起床装置』で芥川賞、94年、『もの食う人びと』で講談社ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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