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見えないものに、耳をすます 音楽と医療の対話

Yoshihide Otomo

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784877587680
ISBN 10 : 4877587683
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ノイズ、即興音楽から「あまちゃん」まであらゆる枠を超えて活動する音楽家・大友良英דこれからの医療”を模索する型破りな東大病院医師・稲葉俊郎。今までにない音楽と、あたらしい医療。その先に見えてくる可能性とは…人気番組「SWITCHインタビュー達人達」(NHK Eテレ)待望の書籍化!

目次 : 第1章 トークセッション1―原点となる場所で(Side A あたらしい、これからの医療―小石川植物園にて/ Side B 仲間はずれにしない音楽―Gok Soundにて)/ 第2章 トークセッション2―ある春の日にふたたび/ 第3章 コール&レスポンス―いま、お互いに一番聞きたいこと(稲葉俊郎から大友良英へ10の質問/ 大友良英から稲葉俊郎へ10の質問/ 僕たちの好きな音楽/ 僕たちの好きな本)

【著者紹介】
大友良英 : 音楽家、ギタリスト、ターンテーブル奏者。1959年横浜生まれ。10代を福島市で過ごす。即興演奏、ノイズ・ミュージック、フリージャズ、ポップスに至るまで多種多様な音楽を作り続け、その活動範囲は世界中におよぶ。映画音楽家としても数多くの映像作品の音楽を手掛け、その数は80作品を超える。近年は「アンサンブルズ」の名のもと、さまざまな人たちとのコラボレーションを軸に展示する音楽作品や特殊形態のコンサートを手掛けると同時に、障がいのある子どもたちとの音楽ワークショップや一般参加型のプロジェクトにも力をいれている

稲葉俊郎 : 医師、東京大学医学部付属病院循環器内科助教。1979年熊本生まれ。心臓を内科的に治療するカテーテル治療や心不全が専門。週に一度行っている往診による在宅医療では、心臓以外の病気もすべて診ている。東京大学医学部山岳部の監督を務め、涸沢診療所(夏季限定の山岳診療所)も手伝い、夏には山岳医療も行う。医療の多様性と調和への土壌作りのため、西洋医学だけではなく伝統医療、補完代替医療、民間医療も広く修める。未来の医療と社会の創発のため、伝統芸能、芸術、民俗学、農業など、あらゆる分野との接点を探る対話を積極的に行い、講演・勉強会なども各地で行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • qoop

    ジャンルを超えて活躍する音楽家と、医療の可能性を積極的に探る医師の対談集。〈音楽と医療の対話〉という副題から勝手に音楽セラピーの解説的な内容かと思い込んでいたが、もっと幅広いテーマ設定だった。それぞれのフィールドには、その領域を成立させる境界がある。強固さと空疎さを兼ね備えたその境界とどう向き合うか。無見識にフィールドを越境すると途端に厄介なもの・胡乱なものを呼び集め、それに染まってしまうものだが、二人の対談者は安易に越境することなく、境界の内側に留まりつつ境界線を外へ押し広げる行為を模索しているようだ。

  • とんこつ

    循環器内科医師の稲葉俊郎さんと音楽家の大友良英さんのNHKでの対談を元に構成された本書。稲葉さんの生命に対する深い洞察に何度も頷かされた。目に見える身体と形は見えないけれど存在は感じられる心。これらはそれぞれが多様な器官・レイヤーから成り立っている。こうした心身を調和・統合させるのが生命。生命とはの調和を志向する働きであり、病とは心身の調和が崩れている状態なのだ。もちろんこれは多分に東洋思想に偏った考え方であるが、大切なのは東西を分離して考えるのではなく、それぞれの多様性を調和していくことなのだろう。

  • ゆるこ

    「かわいそうな子たち」という眼差しに対していつも感じているざらざらとした違和感をうまく説明できなかったけど、稲葉さんの話を読んで凄くしっくりときた。 あと、自由について。 教育されてしまった人が教育される前に戻るのは無理なんだろうか。可能なんだろうか。 無理なのであれば、どうしたら乗り越えられるんだろう。

  • Ujiro21

    図書館で平積みされていて手にとる。なぜノイズミュージックからアマちゃんに至るのか、アーティスト大友良英のバックグラウンドが対談の中で語られるのが面白い。医療と音楽をテーマに語られる中、伝説的なミュージシャンたちとの出会いと自分の資質。時代の中で生きていく道を模索して、歩み続ける姿勢に勇気を貰えた。

  • モート

    礼節は距離感。。。自分を保つために芸術は常に必須。。。描く、音楽を聴く、絵を見に行く、ライブで体感しに芝居や展示に足を運ぶ。自分自身の体で。。。自分自身からずれないように。。。葛藤悩みは、自身で考えて感じる行為から生まれるから健全そのもの。。。

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