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Tristan und Isolde : Pierre Boulez / NHK Symphony Orchestra, Birgit Nilsson, Wolfgang Windgassen, Hans Hotter, etc (1967 Stereo Osaka Live)(3CD)

Wagner (1813-1883)

User Review :5.0
(4)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
KKC2188
Number of Discs
:
3
:
International
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


これほど凄いオペラ上演が50年以上も前に行なわれていた!
ブーレーズ唯一の『トリスタンとイゾルデ』がついに登場!


ブーレーズ唯一の「トリスタンとイゾルデ」録音。というより後にも先にもブーレーズ生涯ただ一度の上演で、文化遺産に値するお宝です。
 1967年の大阪国際フェスティバルで、ブーレーズの指揮、バイロイトからの引越し公演でワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』が上演され、当時の日本音楽界の大きな話題となりました。ヴィーラント・ワーグナーの演出、ヴィントガッセン、ニルソン、ホッターら最高の歌手陣、NHK交響楽団という豪華キャストによる今日の感覚からも空前絶後の公演音源が初登場となります。
 フェスティバルホールをバイロイト祝祭劇場風に改造までして、非常に高額な入場料も話題となりましたが、聴衆を1963年のベルリン・ドイツ・オペラによる本邦初演以上の感動に巻き込んだとされます。そのスタッフたちの熱意、聴衆の真剣な姿勢と強い緊張感が半世紀以上を経てもまざまざと伝わってきます。
 解説書は当時の記事、ブーレーズを含む出演者のインタビューなどを多数掲載。資料としても価値があります。
 お聴き苦しい箇所がございますが、マスターテープ劣化に起因するものです。予めご了承ください。(販売元情報)

*歌詞対訳はご購入者のみ販売元のホームページで閲覧、ダウンロードできるとのことです。詳細は商品のブックレットをご覧ください。(HMV)


【収録情報】
● ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』全曲


 トリスタン:ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール)
 イゾルデ:ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
 国王マルケ:ハンス・ホッター(バス・バリトン)
 クルヴェナール:フランス・アンダーソン(バス)
 ブランゲーネ:ヘルタ・テッパー(アルト)
 メロート:セバスチャン・ファイアジンガー(テノール)
 牧童、若い船乗り:ゲオルク・パスクーダ(テノール)
 舵手:ゲルト・ニーンシュテット(バス)
 大阪国際フェスティバル合唱団
 NHK交響楽団
 ピエール・ブーレーズ(指揮)

 録音時期:1967年4月10日
 録音場所:大阪、フェスティバルホール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)
 1967年大阪国際フェスティバルに於けるバイロイト・ワーグナー・フェスティバル・ライヴ


Track List   

Disc   1

  • 01. 楽劇「トリスタンとイゾルデ」(全曲)

Disc   2

  • 01. DISC1掲載曲参照

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Comprehensive Evaluation

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1962ー70年(65,67年は休演)ま...

投稿日:2023/09/30 (土)

1962ー70年(65,67年は休演)までのバイロイトのトリスタンはベームが指揮している。ベームのこれらの録音も公開して貰いたいと思うが、それはさておき、このブーレーズの録音は貴重だ。 ブーレーズはバイロイトでは指輪とパルジファルは指揮しているがトリスタンを指揮したことがない。ということは、この録音はブーレーズ生涯唯一のトリスタンの録音なのではないだろうか。 この録音は、声、オーケストラのバランスなどの諸点で、非常に優れている。演奏は勿論、いつものブーレーズならではの客観的な作曲家としての視点に満ちた演奏である。例えば、「愛の死」でここまでハープが、ライヴ録音ではっきり聴こえる演奏は、この盤くらいのものではないだろうか。スタジオ録音ですら、ハープが聴こえないものがいくらでもある。 ブーレーズは、ここで、オーケストラと声のバランスはハープによって規定されることを暗に示している。勿論、彼のスタジオ録音ではもっとはっきりとハープが聴こえる。ハープが聴こえるのは、クレンペラーとブーレーズくらいではないだろうか。この1点をとってもこの演奏が他の並みいる凡演を退ける立派なものであることが分かる。N響にも不満はない。

slave さん | 東京都 | 不明

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70年代中学生になってから様々な指揮者の実...

投稿日:2021/08/08 (日)

70年代中学生になってから様々な指揮者の実演に接することができた。その中で驚いた指揮トップ3はショルティ、ザンデルリンク、ブーレーズ。ショルティとザンデルリンクはそのヘンテコぶりに思わず笑ってしまった。一方ブーレーズはここまで指揮者が感情的にならず冷静かつスマートに指揮できるものかと感心したのだ。カルロス・クライバーはもちろん凄かったが、クライバー以降は指揮者がかっこよさを相当意識するようになり、その弊害も大きかったと思われる。ショルティ、ザンデルリンク、ブーレーズは自分がどう見られているかは関係なく自分の音楽を表現するとあのスタイルになったのだろう。これが本来の指揮者の有り様だと思うのだが。さてこの大阪での「トリスタン」。実は映像を見ることができる。前奏曲ではアップはないもののブーレーズの指揮ぶりが見れるのだが、これが私が70年代に見たブーレーズとは違い、大きく手を振りときに熱情的なのだ。そして非常にわかりやすい。N響がワーグナーに不慣れなことを知りスタイルを変えたのだろう。N響に非常に好評だったというのはよくわかる。ブーレーズは臨機応変にできた人だとわかるし、ブーレーズには珍しく白熱する場面もある。歌手の出来はバイロイトのベーム盤以上かもしれないしオケもなんとか持ちこたえている。記録的価値を考慮しなくても一聴の価値があると思う。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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1967年の、それも上演記録でこれだけの音質...

投稿日:2021/04/07 (水)

1967年の、それも上演記録でこれだけの音質を保っていることに驚きました。歌手も大阪の合唱団もとても良いです。CDなので演出はわかりません。したがって演奏(音)に神経が集中してしまうので「オケが...」となってしまうのが残念なところ。ヨーロッパのオケで聴いてみたかったの一言に尽きます。N響関係者の皆様ごめんなさい。一個人の意見です。

jin さん | 長野県 | 不明

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