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ISBN 10 : 4766428463
Content Description
「暗黒の中世」を打ち崩す、美にあふれた世界―。「中世に美学はない」との定説を覆し、「美の思想」の鉱脈を切り拓いた、若きエーコの情熱あふれる名著。『薔薇の名前』へと花開く原点、待望の邦訳。
目次 : 第1章 中世文化における美学の問題/ 第2章 超越概念としての美/ 第3章 美的な「視覚」の機能と本性/ 第4章 美の形相的な基準/ 第5章 具体的な問題と原理の応用/ 第6章 芸術の理論/ 第7章 美的な「視覚」と判断/ 第8章 結論(一九七〇年)
【著者紹介】
ウンベルト・エーコ : 1932年イタリア・アレッサンドリアに生れる。小説家・記号論者。トリノ大学で中世美学を専攻、1956年に本書の基となる『聖トマスにおける美学問題』を刊行。1962年に発表した前衛芸術論『開かれた作品』で一躍欧米の注目を集める。1980年、中世の修道院を舞台にした小説第一作『薔薇の名前』により世界的大ベストセラー作家となる。以降も多数の小説や評論を発表。2016年2月没
和田忠彦 : 東京外国語大学名誉教授。専門はイタリア近現代文学、文化・芸術論
石田隆太 : 筑波大学にて博士(文学)を取得後、慶應義塾大学やフリブール大学(スイス)でのポスドクを経て、同志社大学文学部助教。専門は西洋中世哲学
石井沙和 : 東京外国語大学にて博士(学術)を取得後、主に大学で非常勤講師を務める。2016年にはNHK「旅するイタリア語」監修。専門はイタロ・ズヴェーヴォをはじめ、トリエステを中心としたイタリア近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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