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喜劇ひく悲奇劇

Toichiro Kujira

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784758420389
ISBN 10 : 4758420386
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2004
Japan

Content Description

上から読んでも下から読んでも同じ文章になる“回文”愛好者たちのサークル「回文こんぶイカ」。合宿旅行のため、利尻へと向かったメンバー11人だったが、待ち受けていたのは回文見立ての殺人だった…。

【著者紹介】
鯨統一郎 : 覆面のミステリ作家。1998年、『邪馬台国はどこですか?』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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この本はもはや奇書の部類にしても良いと思...

投稿日:2021/03/15 (月)

この本はもはや奇書の部類にしても良いと思いました。というのも、1ページにつき一つ以上回文が含まれているミステリーだからです。収録されている回文を楽しむのもよし。回文を題材にしたミステリーを楽しむのもよし。少し強引なのもありますが、回文ファンとして為になりました。

ひとひらひ さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 雪紫

    再読。ネットの回文サークル「回文こんぶいか」。利尻のリゾートハウス、高山館でオフ会と洒落込んだ彼らだが、オフ会、クローズドサークル。事件が起こらない訳がなく・・・(コナンや金田一少年だけでなくゴスゲもやったし)。回文殺人事件「喜劇悲奇劇」への愛とインスパイアに詰まったもののこれはミステリと言うより、全ページ回文混入な執念の結晶足る鯨統一郎の回文個展。いや、回文博覧会と呼んだ方が正しい形。いや、こんなに盛り込んでたんかい。ポアロや棟居刑事、犀川(何故か教授)やメルまで古今東西名探偵を詰め込んだ回文は圧巻。

  • オーウェン

    回文を使った推理ものは幾つかあるが、それらに挑戦するようにできた鯨さんの作品。 213ページと少ない割に、1ページに最低1つは回文が載っている。 これがしょうもないものから、よく考えたなというくらい長ったらしいものまで。 その回文にこだわる人たち11人が集まった利尻で連続殺人が発生。 それは回文にまつわる見立てだったり、密室だったり。 推理にまで回文が入ってくるが、さすがにこれはやりすぎの感があるが。 まあ鯨さんだからバカミスと思えばいいが、よくここまで回文にしたなという語彙力がすごい。

  • ミミクロ

    回文同好会で連続殺人が。それもまた回文に見立てたもので… 回文が面白かったからかすらすら読めた。でもわざわざ二文字の回文まで太字で表示しなくても…と思ったのは私だけだろうか。真沙子さんすごいな〜

  • ストーリーは二の次

  • wm_09

    よくここまで詰め込んだなという印象。あからさまに回文を入れたいがために流れが変だったりもする。しかしこれでもちゃんと伏線を張ってるんだからなあ。一読唖然。(清)

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