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そうざい料理帖 巻2

Shotaro Ikenami

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582767216
ISBN 10 : 4582767214
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

池波正太郎の酒と食の道楽は小学校時代まで遡る。その道楽作法を師のエッセイに学び、包丁さばきを盗み、さらにその味を相伴しようという本邦初の酒食料理帖の巻2。オムレツ、コロッケなどの作り方イラストが満載。

【著者紹介】
池波正太郎 : 1923年、東京・浅草生まれ。下谷西町小学校を卒業後、兜町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の保健所の職員として勤務するなかで、読売新聞社の演劇文化賞に戯曲作品を応募、46年『雪晴れ』で入選する。その後、作家・長谷川伸の門下になり、新国劇の脚本・演出を担当する。長谷川伸のすすめで小説も手掛けるようになる。1960(昭和30)年『錯乱』で直木賞、77年『鬼平犯科帳』その他により吉川英治文学賞、88年に菊池寛賞をそれぞれ受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • めしいらず

    著者が好んだ老舗レストランの数々を、その当時の記憶とともに懐古する。幼少期のことまでが鮮明で、その頃が優しい筆致で再現される。味はもちろんだけど、気っ風の良い店主たちと、それを求めて集まる粋な客たちが醸す店の雰囲気が、何とも良い塩梅。食べること、食べさせることへの真剣味が、互いに心地よい時間を生み出すのだ。中でも、池波少年と洋食店にいた同世代のボーイの友情とも呼べぬ関係が忘れがたい。戦争が引き寄せた出立前の偶然の再会。その後は杳として知れぬままだけど、その寂しさをずっと記憶に留め続けた著者の温かさがいい。

  • としちゃん

    巻一は、すぐに真似できそうな家庭料理を中心に、シンプルなんだけれど、グルメで食いしん坊でなければ、ここには行き着けないだろうという、魅力的な料理の数々が紹介されていましたが、巻ニではちょっとよそ行きの、どちらかというと、お店で食べるようなご馳走の話が中心です。紹介されている料理はどれもおいしそうなのですが、池波正太郎先生の真骨頂と言うと、巻一の方にある気がしました。それにしても、池波正太郎先生を先生たらしめている食エッセイは、どれも最高に面白い!

  • うめ

    今回はどちらかと言うと外食メイン。私は実は外食=非日常、で、めったに外食しません。だって舌が疲れるもの。だけど自分では作れないお鮨やてんぷらや鰻は、池波氏みたいに粋に食べたい!自炊していると、出されたものをさっと食べてくれる嬉しさって、よくわかる。誰かの作った料理の美味しさをより感じるには、自分も包丁を握るのが一番ね、って思いました。私も銀座のお鮨屋さんなんかで、コハダの新子にお酒、とか、てんぷら屋さんで夢中で揚げたてを食べまくる、みたいな楽しみ方をしたいなー。火鉢の小鍋仕立ても憧れる。

  • 剛腕伝説

    池波正太郎の食に関する随筆は何でこんなに楽しいんだろうか?この作家の人となりは決して好きにはなれないのに。時折見せる傲慢さ、己自慢、論点のピンぼけさ、どれをとっても、嫌な性格。なのに、食を語らせたら、楽しくて面白い。

  • なななな

    池波先生のエッセイは勿論、挿絵、体裁、文句なしです。巻二しか見つからず残念。インフルエンザの高熱でへばっている時にも、元気付けられた一冊です。

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