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田舎のポルシェ 文春文庫

Setsuko Shinoda

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167921132
ISBN 10 : 4167921138
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan

Content Description

実家の米を引き取るため、助っ人の車で岐阜から東京へ向かうことになった翠。だが待ち合わせ場所に現れたのは軽トラに乗った強面ヤンキー!さらには大型台風が迫り―。往復1000キロ、波乱だらけの強行軍を描いた表題作ほか、それぞれ秘めた思いを抱いた人々の哀歓を旅のスリルに乗せて届ける珠玉の作品集。

【著者紹介】
篠田節子 : 1955(昭和30)年、東京都生まれ。東京学芸大学卒業後、八王子市役所に勤務。90年「絹の変容」で小説すばる新人賞を受賞し、作家活動に入る。97年「ゴサインタン―神の座―」で山本周五郎賞、「女たちのジハード」で直木賞、2009年「仮想儀礼」で柴田錬三郎賞、11年「スターバト・マーテル」で芸術選奨文部科学大臣賞、15年「インドクリスタル」で中央公論文芸賞、19年「鏡の背面」で吉川英治文学賞を受賞、20年に紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミカママ

    大好きなロードノベル、しかも二作目にわたしの永遠の車であるボルボが出てくるということで、期待値最大で読み始めた。主人公はどれも人生の岐路に立たされ、若くはない三者。彼らは赤の他人に、あるいはかわいい孫息子に運転してもらいながら日本列島を縦横に走り、人生の分岐点を乗り越えていく。どれも元気のもらえる篠田さんらしい作品だった・・・にしてもボルボ!ご本人がボルボ乗りじゃないかと思うくらいよく描けている。ラストも「らしさ」が出ていたね。でもそんなに故障多くない、ホントだよ。

  • まさきち

    リアエンジンリアドライブだから軽トラは田舎のポルシェ、素敵なフレーズをいただきました

  • 鍵ちゃん

    実家の米を引き取るため、助っ人の車で岐阜から東京へ向かうことになった翠。だが待ち合わせ場所に現れたのは軽トラに乗った強面ヤンキー!さらには大型台風が迫り。往復1000キロ、波乱だけの強行軍を描いた表題作ほか、それぞれ秘めた思いを抱いた人々の哀愁を旅のスリルを描いた3篇からなる短編集。「田舎のポルシェ亅もよかったが、「ボルボ亅の初老同士の旅が面白かった。

  • カブ

    ロードノベル3作。どれも好きです。台風の最中、岐阜から東京まで往復のロングドライブが軽トラ?!ハラハラドキドキの道中に目が離せない。おんぼろのボルボでの北海道男二人旅もなかなか読ませる。最後は夢に向かって諦めない力強い作品となっている。読んでよかった。

  • エドワード

    岐阜県の資料館に勤める翠は、東京の実家で作った米を運ぶ車と運転手を、伝手を頼って依頼したところ、現れたのは軽トラに乗った、ツナギに金ネックレスのヤ〇キー、瀬沼君。往復1000キロを田舎のポルシェはひた走る!台風が接近、次々と起きる椿事に警察!ケンカ強さ、ボケと優しさ、反射神経、頭の回転、混迷の時代だ、何が役立つかは本当にわからない。二人の姿から今の日本の現実が見えて来る。続くボルボとロケバスも、快適な自動車旅行が未知と遭遇する!「自力脱出しかなさそうですね。」この車たちは日本社会の比喩ですよね、篠田先生。

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