CD

Comp.symphonies, Mass, 5, 6, Alfonso Und Estrella: Harnoncourt / Bpo

Schubert (1797-1828)

User Review :5.0
(6)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
KKC5445
Number of Discs
:
8
Format
:
CD
Other
:
+Blu-ray Disc

Product Description


アーノンクール&ベルリン・フィルのシューベルト・エディション
交響曲全曲、ミサ曲第5番&第6番、オペラ『アルフォンソ・エストレッラ』
CD8枚にブルーレイ・オーディオと封入特典が付いた豪華セット!
38分のインタヴュー映像には日本語字幕付き!!
国内仕様盤にはオペラの日本語訳付き!


「ベルリン・フィル・レコーディングス」第2弾は、アーノンクール指揮によるシューベルトの作品集。2003年から2006年にかけてライヴ・レコーディングされたものですが、マイク・セッテイングのうまさにより、各楽器の精緻な質感からよく響く低音まで、密度の濃い空間を感じさせる素晴らしい音質に仕上がっています。

 優秀録音

このセットの大きな特色でもある音の良さは、ライヴ録音ながら、間接音や客席ノイズの除去などをほとんどおこなわないという、情報量最大の状態で商品化というマスタリングによってもたらされ、きわめて生々しくリアルなサウンドでベルリン・フィルの演奏を楽しむことができるようになっています。各楽器の艶やかな質感とトゥッティの壮麗な音、声楽の潤いのある響きも申し分なく、また、複数回に渡る演奏を収録することで、セッション並の正確さに仕上がっているのもとても印象的です。

 アーノンクールの再挑戦

「シューベルトは常に心の友であり、音楽の化身でした」と語り、シューベルト作品の指揮を折にふれ30年以上もおこなってきたアーノンクールが、その結論とも思われる解釈を示したのがここでの演奏。アーノンクールはシューベルトについて、「モーツァルトやベートーヴェンと比較することには意味はなく、シューベルト独自の音楽世界を表現するべきだ」と述べており、各作品の魅力を細部まで徹底的に掘り下げるいつもの手法に加え、ベルリン・フィルの余裕のある演奏能力と馬力を活かして、シューベルトらしい伸びやかな逞しさを表現することに成功しています。
 アーノンクールはコンセルトヘボウ管弦楽団と1992年にシューベルトの交響曲全集を録音していたので、ベルリン・フィル盤は十数年の期間をおいての再録音ということになりますが、最も大きな違いはその逞しさの部分にあるようにも思えます。
 細部の掘り下げは相変わらず鋭利ですが、ここではレントラーのリズムの強調や、テンポ・ルバートの面白さといった要素も加わってさらに聴き応えのある演奏内容となっており、特に『グレート』では前回が音がイマイチだったこともあってか、その違いには特に大きなものがあるようです。
 また、交響曲第1番から第6番の6曲についてもベルリン・フィル盤では細部のえぐりとダイナミズムの融合が見事で、16歳で書かれた交響曲第1番からシューベルトの音楽が魅力的だったことがよく分かります。

 ミサ曲での再挑戦


このセットには、交響曲全集のほかに、アーノンクールがこだわるシューベルトの声楽作品であるミサ曲第5番と第6番、そしてオペラ『アルフォンソとエストレッラ』全曲が収録されています。
 アーノンクールはミサ曲第5番と第6番を、ヨーロッパ室内管弦楽団とテルデック・レーベルにセッション録音していたので今回は再録音ということになります。
 ミサ曲第5番はシューベルトが珍しく時間をかけて作曲した力作で、自筆譜に「ミサ・ソレムニス」と書かれており、そのこともあってか、アーノンクールはミサ曲第5番について、ベートーヴェンのミサ・ソレムニスにも並ぶ作品と称えてもいました。
 ミサ曲第6番は多くの指揮者によってとりあげられる人気作で、その旋律の美しさには素晴らしいものがあります。
 アーノンクール再録音の合唱は、ベルリン・フィルとの『魔弾の射手』でも共演していたベルリン放送合唱団。前回のアルノルト・シェーンベルク合唱団と較べると、録音の傾向の違いもあってか、より豊かな響きとなっていますが、興味深いのは、第5番のソプラノ(オルゴナーショヴァー)とアルト(レンメルト)が前回と同じという点。よほど気に入っていたのでしょうか。

 オペラ『アルフォンソとエストレッラ』

アーノンクールは1997年にオペラ『アルフォンソとエストレッラ』をユルゲン・フリムの演出でアン・デア・ウィーン劇場で上演しており、ライヴDVDもリリース済みですが、ここでは演奏会形式でとりあげることにより、セッション・レコーディング並みのバランスと情報量となっています。
 前回も良いキャスティングでしたが、今回も、ドロテア・レシュマン、カート・ストレイト、クリスティアン・ゲルハーヘル、ハンノ・ミュラー=ブラッハマンなど実に豪華。
 アーノンクールが「このオペラは独特の性格を持っています。シューベルトの他の作品同様斬新です。オペラの定石に全く従っていません。」と語るシューベルト充実期に書かれた『アルフォンソとエストレッラ』は、中世、スペイン北西部のレオン王国を舞台にした愛と正義のドラマです。
 台本はシューベルトの友人であるフランツ・フォン・ショーバーが担当、劇場でのキャリア形成に大きな期待を持って作曲したオペラでしたが、ヴェーバーとのいざこざなどもあってシューベルトの生前に上演される機会はなく、死後26年を経てようやくフランツ・リストの目にとまり、ワイマール宮廷劇場で初演される運びとなっています。
 なお、ブックレットには初演時の貴重なチラシのコピーも収められています。

 商品仕様

CD8枚に交響曲全集、ミサ曲集とオペラを収録し、ブルーレイ・ディスク1枚に、同内容の音声のスタジオ・マスター・クオリティー・ヴァージョン(24bit/48kHz) と、38分のアーノンクールのインタビュー映像(日本語字幕付)を収めています。
 また、封入特典として、ハイレゾ音源(24bit/48kHz)のダウンロード・コードと、ベルリン・フィルのデジタル・コンサートホール 7日間無料視聴バウチャーが付属しています。(HMV)



 収録情報


フランツ・ペーター・シューベルト[1797-1828]
Disc1
● 交響曲第1番ニ長調 D82 [24:32]
● 交響曲第3番ニ長調 D200 [24:55]
● 交響曲第8(7)番ロ短調 D759『未完成』 [29:58]

Disc2
● 交響曲第2番変ロ長調 D125 [35:25]
● 交響曲第4番ハ短調 D417『悲劇的』 [33:08]

Disc3
● 交響曲第5番変ロ長調 D485 [30:44]
● 交響曲第6番ハ長調 D589 [35:39]

Disc4
● 交響曲第9(8)番ハ長調 D944『グレート』 [59:00]

Disc5
● ミサ曲第5番変イ長調 D678 [50:16]
 リューバ・オルゴナーショヴァー(ソプラノ)
 ビルギット・レンメルト(アルト)
 カート・ストレイト(テノール)
 クリスティアン・ゲルハーヘル(バス)
 ベルリン放送合唱団

Disc6
● ミサ曲第6番変ホ長調 D950 [52:01]
 ドロテア・レシュマン(ソプラノ)
 ベルナルダ・フィンク(アルト)
 ヨナス・カウフマン(テノール)
 クリスティアン・エルスナー(テノール)
 クリスティアン・ゲルハーヘル(バス)
 ベルリン放送合唱団

Disc7-8
● 歌劇『アルフォンソとエストレッラ』全3幕 [138:00]
 ドロテア・レシュマン(ソプラノ/エストレッラ)
 カート・ストレイト(テノール/アルフォンソ)
 クリスティアン・ゲルハーヘル(バス/フロイラ)
 ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(バリトン/マウレガート)
 ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(バリトン/アドルフォ)
 ベルリン放送合唱団

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ニコラウス・アーノンクール(指揮)

 録音時期:
 2003年10月23-25日[交響曲第3&4番]
 2004年4月22-24日[交響曲第1番、ミサ曲第6番]
 2004年12月2-5日[交響曲第6&7番]
 2005年4月14-16日[交響曲第2番、ミサ曲第5番]
 2005年10月8-9日[アルフォンソとエストレッラ]
 2006年3月22-24日[交響曲第5&8番]
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

Blu-ray
● 上記録音の2.0 PCM ステレオ 24bit/48kHz 音声
● 上記録音の5.0 DTS-HD MA 24bit/48kHz 音声

● アーノンクールのインタビュー映像(38分)
 収録:2014年12月19日、ザンクト・ゲオルゲン、オーストリア
 画面:Full HD 1080/60i 16:9
 リージョン:All

封入特典
● ハイレゾ音源ダウンロード無料チケットコード
 特設ウェブサイトからハイレゾ音源(24bir/48kHz)をダウンロードできます

● デジタル・コンサートホール視聴バウチャー
 DCHウェブサイトで登録すると7日間無料でご覧いただけます

Customer Reviews

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Comprehensive Evaluation

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 アーノンクール70歳代の録音であるが、...

投稿日:2016/01/23 (土)

 アーノンクール70歳代の録音であるが、年相応とか年輪を感じさせる…という表現は使えない。音楽は若々しく流れるが、フレッシュな(良い意味での)苦々しさも随所に聴かれる。 どこをとっても新鮮な(そして斬新な)シューベルトの生の音が聞こえる気がする。 天下のベルリン・フィルがアーノンクールの想いに食らいついて演奏しているので、その情報量や千変万化にこちらもついていくのが大変なくらいだ。   甘い音楽は一切ない。どれも鮮烈な響きなので通して聴くのはかなり疲れる。そのくらい内容が濃いのだ。どの曲のどの部分が云々…と挙げるのも私の聴力では力足らずなのでやめておきたい。  シューベルト好きな方は当然として様々な方に一聴いただきたい。一聴というには少し¥お高いけど、その価値はありますよ。   

うーつん さん | 東京都 | 不明

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ライヴとは思えない素晴らしい録音。若々し...

投稿日:2015/12/20 (日)

ライヴとは思えない素晴らしい録音。若々しい鬼気迫る演奏に圧倒される。こんなに生き生きしたシューベルトは初めてだ。

竹甘 さん | 東京都 | 不明

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ここには音楽への喜びに満ち溢れている。C...

投稿日:2015/10/11 (日)

ここには音楽への喜びに満ち溢れている。CDを聞く者は当然として、映像が無くともベルリンフィルの奏者たちが、顔を見合わせながら嬉々として、楽器を奏でている様子が容易に思い浮かべることができる。アーノンクールだけは何時もの、真っ赤な形相で。。。1番の冒頭の典雅な響きを聴くだけで、このセットの値段を超えた価値をすぐに実感できる。新古典=快速という一辺倒の単純な解釈はここには無い。強弱、アーティキュレーション、楽章全体の構成力どれひとつともおそそかにされておらず、指揮者の目が細部にまで行き届いているのを感じることができる。そしてまた、そこに作為を感じることが無い。これは本当にすごいことだと素直に感動するしかない。アーノンクールはどうもシューベルトの場合スケルツォ(舞踏)に特段の意味を見出しているようである。これは該当楽章の素晴らしさだけでなく、他の楽章においてもリズムの刻み方にも影響を与えているようだ。そのためかテンポが遅い部分、落とす部分でも決して音楽が停滞してしまうことは無く心地よい緊張感が持続して行くのである。全曲甲乙つけ難いのだが、その中でも6番は特にこのスタイルで新たな真価を見出されたのでは無いかと思っている。後はグレート。名演揃いのこれまでの演奏を払拭するに値する名演。べーム、ヴァントといいベルリンフィルはシューベルトの名演と縁が深いようだ。特にスケルツォは出色のできばえ。天国的な長さはまさにこのこことか、終わってほしく無いと思いつつ、最後の和音は当然ディクレシェンドさせるのだが、ここへの数小節前からの持って行き方は、かくあるべしと我々が持っている先入観など忘却させてしまい、音が消え入るとともに溜息が漏れるのである。 最近はメジャーレーベルのCDではなく、LSO LIVE等実際のコンサートプログラムと直結しているような演奏の購入が多くなっているのは、ある意味、愛好家の心ををどれだけ寄り添っているかという、時代の流れの掴み方の違いなのかもしれない。このような演奏、企画が続いて、音楽への喜びに浸れる機会をぜひとも数多く提供してくれることを切に願っている。

錦糸公園 さん | 東京都 | 不明

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