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Comp.symphonies: Maazel / Bavarian Rso (2001)

Schubert (1797-1828)

User Review :4.5
(6)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
900712
Number of Discs
:
3
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

シューベルト交響曲全集
マゼール&バイエルン放送交響楽団


マゼールがバイエルン放送交響楽団の首席指揮者を務めていたときにおこなわれたシューベルト交響曲全曲演奏会のライヴ録音のCD化。

【シューベルトの交響曲】
シューベルトの8つの交響曲のうち、『未完成』と『グレート』以外の6曲は、シューベルト16歳から21歳にかけて書かれており、交響曲第1番と第2番は特に古典的な要素が印象的で、軽やかな仕上がりの音楽となっています。
 交響曲第3番ではシューベルトらしさが強まり、第1楽章の生命力あふれる豪快な音楽は実に魅力的です。
 シューベルト自身が『悲劇的』と名付けた交響曲第4番は、ドラマティックな第1楽章はじめ聴きどころが多くなります。
 交響曲第5番では一転、トランペットとティンパニを使用しない優雅な音楽が志向され、モーツァルト風ともロココ風とも形容される美しさを示していました。
 続く交響曲第6番は、大幅にスケールアップした作品で、どこかベートーヴェンの交響曲第1番を思わせるところもあり、また、『グレート』と同じハ長調ということで「小ハ長調」と呼ばれたりもしていました。

【マゼールのシューベルト】
マゼールは全集サイクルにあたって、作品に合わせたオーケストラの規模を採用、演奏会場も収容人員1300人ほどの中規模ホールであるプリンツレゲンテンテアターを選び、なるべくシューベルトの音楽にふさわしい条件に配慮した上で演奏に臨んでいます。
 そうした全集サイクルをライヴ録音した今回の全集ボックスでは、短期間に収録されたため、音の傾向に統一感があるのも大きな長所となっています。(HMV)

【収録情報】
シューベルト:
・交響曲第1番ニ長調 D.82
・交響曲第2番変ロ長調 D.125
・交響曲第3番ニ長調 D.200
・交響曲第4番ハ短調 D.417『悲劇的』
・交響曲第5番変ロ長調 D.485
・交響曲第6番ハ長調 D.589
・交響曲第8(7)番ロ短調 D.759『未完成』
・交響曲第9(8)番ハ長調 D.944『グレート』

 バイエルン放送交響楽団
 ロリン・マゼール(指揮)

 録音時期:2001年3月
 録音場所:ミュンヘン、プリンツレゲンテンテアター
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

Track List   

Disc   1

  • 01. Symphony No. 1 In D Major. D. 82 - 1. Adagio - Allegro Vivace
  • 02. Symphony No. 1 In D Major. D. 82 - 2. Andante
  • 03. Symphony No. 1 In D Major. D. 82 - 3. Menuetto: Allegretto
  • 04. Symphony No. 1 In D Major. D. 82 - 4. Allegro Vivace
  • 05. Symphony No. 2 In B Flat Major. D. 125 - 1. Largo - Allegro Vivace
  • 06. Symphony No. 2 In B Flat Major. D. 125 - 2. Andante
  • 07. Symphony No. 2 In B Flat Major. D. 125 - 3. Menuetto: Allegro Vivace
  • 08. Symphony No. 2 In B Flat Major. D. 125 - 4. Presto Vivace
  • 09. Symphony No. 6 In C Major. D. 589 - 1. Adagio - Allegro
  • 10. Symphony No. 6 In C Major. D. 589 - 2. Andante
  • 11. Symphony No. 6 In C Major. D. 589 - 3. Scherzo: Presto
  • 12. Symphony No. 6 In C Major. D. 589 - 4. Allegro Moderato

Disc   2

  • 01. Symphony No. 3 In D Major. D. 200 - 1. Adagio Maestoso - Allegro Con Brio
  • 02. Symphony No. 3 In D Major. D. 200 - 2. Allegretto
  • 03. Symphony No. 3 In D Major. D. 200 - 3. Menuetto: Vivace
  • 04. Symphony No. 3 In D Major. D. 200 - 4. Presto Vivace
  • 05. Symphony No. 4 In C Minor. D. 417. `tragic` - 1. Adagio Molto - Allegro Vivace
  • 06. Symphony No. 4 In C Minor. D. 417. `tragic` - 2. Andante
  • 07. Symphony No. 4 In C Minor. D. 417. `tragic` - 3. Menuetto: Allegro Vivace
  • 08. Symphony No. 4 In C Minor. D. 417. `tragic` - 4. Allegro
  • 09. Symphony No. 5 In B Flat Major. D. 485 - 1. Allegro
  • 10. Symphony No. 5 In B Flat Major. D. 485 - 2. Andante Con Moto
  • 11. Symphony No. 5 In B Flat Major. D. 485 - 3. Menuetto: Allegro Molto
  • 12. Symphony No. 5 In B Flat Major. D. 485 - 4. Allegro Vivace

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Comprehensive Evaluation

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ウィーン・フィル来日公演の颯爽とした指揮...

投稿日:2018/02/11 (日)

ウィーン・フィル来日公演の颯爽とした指揮ぶりで、当時あまり好きではなかった「英雄」に感激した記憶も新しく好きな指揮者ですが、シューベルト?という若干の不安も覚えながらもこのレーベルの音の良さに期待して買ってみました。  音も演奏もとてもよかったと思います。マゼールには音楽を気持ちよく聴かせるテクニックがあるんだなあ、と感動しました。やはり20世紀の巨匠の一人であったんでしょうね。 拍手でライブであることを思い出しますが、オケの乱れもなく音質も極上です。 ただ、時代の流れとはいえ「未完成」を7番・・・・としてあるのは残念でした。  解説も簡潔で、中身は丸々輸入品ですし、ベームを筆頭として、ブロムシュテットやスイトナーに優る最高の全集とまでは申しませんが、分売で手持ちの名盤とカブらずに全集を一つ持ちたいとなればかなりお勧めできると思います。 

TOCHIPAPA さん | 広島県 | 不明

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皆様のレビューの通り、味わい深いけど躍動...

投稿日:2018/02/10 (土)

皆様のレビューの通り、味わい深いけど躍動感のあるテンポ。 動画があったので見てみましたが、 ホルンは全曲リツコフスキーさん、 オーボエは123番がフランソワ・ルルー、45689番がシュテファン・シーリさん (この見事な棲み分け☆)。 クラリネットもとても素晴らしい音(シュテフェンスさん?)、 弦やティンパニの美しさも相変わらず。 つまり、極上の名手の演奏にひたれるCDです。 廃盤になる前に入手されることをお薦めします。

たしろ さん | 愛知県 | 不明

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このシューベルト交響曲全集はCD3枚に収ま...

投稿日:2013/04/21 (日)

このシューベルト交響曲全集はCD3枚に収まっている。従来4〜5枚だった全集(分売含む)では初めてである。といって総じて快速テンポではない。第5番などはゆったりとした演奏であるし、他の曲も癖のないごく常識的な流れである。ライブ録音なので、各曲の終りには数秒間の拍手が入っているほか、「未完成」を除く第1,4楽章の提示部反復は省略され、序曲などの追加もない。このような構成ならば3枚で十分足りる。さて、数年前から第4,6,8,9番からなる2枚組のエアチェック盤とおもわれるCDが市場にはあった。こちらの方は楽章間に会場のノイズが入っていたが、録音日付や時間付けから正規盤と同一音源の別テイクらしい。それにしても録音は2001年であるのに、なぜ10年間もあたためていたのだろうか。MaazelにはHaydn,Mozartの交響曲録音の存在は聞いたことがない。同様にSchubertも「未完成」のほかは正規盤では初登場のようにみえる。ところが、まだ新進指揮者(当時は仮名表記でローリン・マーツェル)だった1961年ころ、DGにより第2〜6,8番の6曲をBPOで録音していた。国内盤では第5,6のLP1枚が出ていたが、この6曲は2000年頃オーストラリアeloquence盤で復活していた(現在、なぜかHMVの通販カタログから消えている)。それと聴き比べると、演奏スタイルは録音の新旧はあっても40年の歳月を経て殆ど変っていない。つまり解釈の基本は30歳ころに出来ていたともおもわれるし、あるいは当時の演奏は、巨匠には失礼だが、BPO任せのスタイルだったのかもしれない。かくてMaazelによる全集盤は、これまでに出た多くのSchubert交響曲全集の中でとくに印象に残るようにもおもえないというのが私の結論である。

Adam愛聴者 さん | 熊本県 | 不明

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