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最後の一色 上

Ryo Wada

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093867672
ISBN 10 : 4093867674
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan

Content Description

本屋大賞受賞作家が描く、戦国巨編

「二〇一九年七月、取材を本格化。『村上海賊の娘』以降、遊んでいたわけではありません。この小説を書いていました。
この丹後一色氏最後の男の物語を。」 和田竜

「信長か。珍しゅうもない。ざらにいる男よ--。」
織田信長による天下布武の軍団が日本全土を侵略していくなか、その怪物は戦場にあらわれた。名を丹後の守護大名、一色義員(いっしき・よしかず)の嫡男・五郎(ごろう)と言った。
17歳の青年は、父が倒された圧倒的不利な状況下で、凄惨な戦闘を繰り広げ、その場にいた全ての人間を恐怖に陥れる-。

【編集担当からのおすすめ情報】
直木賞候補作『のぼうの城』や、本屋大賞受賞作『村上海賊の娘』-
数々の名作を生み出してきた作家・和田竜が、長き沈黙を破り、ついに帰ってきます。
和田竜に筆をとらせたのは、戦国時代の若き武将・一色五郎。17歳で戦場に立ち、織田信長から強い敵意と関心をもたれた“怪物”が、いま令和に蘇る!戦国時代でも最も混沌とした天正七年から三年間における、戦場の迫力、人間の情熱と野望、そして滅びの美学、、その全てが本書につまっています。
日本人すべてを熱狂させる傑作として、令和最大の話題作になること必定。
新たなる歴史エンターテインメントの扉が開かれます。

【著者紹介】
和田竜 : 1969年12月、大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。2003年、映画脚本『忍ぶの城』で城戸賞を受賞。2007年、同作を小説化した『のぼうの城』(小学館)でデビュー。直木賞候補、本屋大賞2位を経て映画化もされ、累計200万部のベストセラーとなった。2014年、『村上海賊の娘』(新潮社)で吉川英治文学新人賞、そして本屋大賞を受賞し、累計300万部を突破(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hiace9000

    忠義で象る江戸時代小説。一方、残酷でありつつも奔放で破天荒な武士の生き様を描く戦国時代小説。この時代を独自の視点で描くにかけては一級の和田竜新作、主役は歴史通も刮目の一色五郎と長岡忠興・W主演とも呼べるその二人。精緻で丹念な史実の洗い出しで人物の「真」の輪郭を炙り出しながら、ある意味天賦の才をもった宿敵・一色五郎を憎悪と羨望で睨み続けた長岡忠興ら戦人らの内面の「実」に迫っていく。やがて訪れる終末は万人の知るところ…、なのに何故これほどに面白いのか。読むほどに読み手の人物観が変じ、人惚れさせ、いざ下巻へ!

  • ポチ

    名前は知ってる程度だった丹後の一色氏。長岡(細川)家との関係や確執が本能寺の変後どうなるのか気になる。

  • hirokun

    評価は下巻読了後 和田竜さんの作品という事で読み始めたが、一色についてはほとんど知識がなく、興味深く読ませてもらっている。和田さんの作品は歴史小説でも極めて読み易く読書も進む。

  • KEI

    著者12年振りの新作。主人公は一色五郎、まったく知らない。感想は下巻で。本能寺の変後で、一旦臣従した者を滅ぼす経緯は裏切りしか考えられないが、どういう展開になるか興味深い。

  • 25年11月。新聞連載を毎日楽しみしており、オザワミカさんの挿絵も小説のイメージに合っていて好きだった(その後の西加奈子『きずもの』は合わない)。学生の頃、本能寺の変直前の織田家の勢力図を見ていると丹後の一部が入っておらず不思議に感じたのを思い出す。光栄(当時)の「信長の野望」シリーズでは丹後の一色家は弱かった(稲富一族の砲術はシリーズによっては凄まじい強さを発揮したが)。本書でも頻出する細川家の家史『綿考輯録』には研究者が容易にアクセスできるようにしてほしいと常々思っている(活字化されているとはいえ)

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