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アメリカの恩寵 宗教は社会をいかに分かち、結びつけるのか

Robert D. Putnam

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784760150755
ISBN 10 : 4760150757
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まーくん

    学術調査に基ずく膨大なデータから現代米国社会の宗教的風景とその変化を分析。宗教の多様性を説明するため東部の伝統的な聖公教会と西部の福音派メガチャーチの集会の様子から話を起こしている。米国の宗教について全く馴染はなかったが、宗派多様性とともに意外と宗教的な社会だなと。”異なる宗教・宗派の人でも天国へ行ける”と思っている人が多いという結果から、天下り的に教義を信じるという意味では信心深くないが、その分、自ら考えているような印象。中絶と同性愛そして人種差別に対する態度が、宗教のみならず政治・社会を分断している。

  • おさむ

    朝日新聞の書評欄で絶賛されていた、パットナムの新刊(現地では2010年刊行)。700ページ近い大作で斜め読み。米国ではモルモン、黒人プロテスタント、福音派が三大グループ。年齢が高くなるほど人は宗教的になり、ディープサウスやユタ、ミシシッピバレーが最も宗教的地域‥概ね想定内の内容だったが、驚きだったのは高率で宗教の切り替えが行われ、混合が進んでいること。良き隣人性は、ただ宗教を信じるだけでなく、ネットワークに所属することで培われる。しかし、宗教的過ぎると意見の相違への寛容度が低くなる負の側面もあるという。

  • BLACK無糖好き

    原著は2010年刊。アメリカにおいて宗教がどのように分極化してきたか、そして宗教的多元性は宗教的分極化といかにして共存しうるのかを、信仰重要性調査等、様々なデータを分析し、いくつかの傾向を導き出している。特にアメリカにおいて宗教は非常に流動的なものであり、この流動性こそが共存の大きな鍵だという見方が印象に残った。「宗教性指数」の測度構成など、データ分析にも相当な工夫がなされている。◆アメリカは人類にとっても壮大な実験国家であり、今後アメリカが民主主義国家として、どう進展していくか注目していきたい。

  • いとう・しんご

    読友さんきっかけ。感想が長くなったのでブログに書きました ♪ ロバート・D. パットナム,デヴィッド・E. キャンベル「アメリカの恩寵――宗教は社会をいかに分かち、結びつけるのか」について https://parceque.seesaa.net/article/516772653.html

  • シノウ

    トランプ旋風に振り回された昨今。アメリカは再び大統領戦を迎えようとしている。移民に対して不寛容、宗教右派など不穏な言葉が出回っていたが、本書を読むにそれはあくまで一部の声が大きな人たちの話であるような気がしてきた。アメリカという国は、様々な宗教があり彼ら自体も移籍をすることや、他宗派を信仰している友人や知人、地域の人との関わりによって偏見や差別を克服しようとする動きもある。 無論宗派によっては温度差があるものの、過激な理論だけでアメリカを判断することはアメリカを見誤ることになると強く感じた。

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