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Turandot : Wilson, Nicola Luisotti / Teatro Real Madrid, Irene Theorin, Gregory Kunde, Yolanda Auyanet, etc (2018 Stereo)

Puccini (1858-1924)

User Review :4.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
BAC170
Number of Discs
:
1
Label
:
Aspect
:
WideScreen
Color
:
Colour
Format
:
DVD
Other
:
Import

Product Description


ロバート・ウィルソンの演出が映える、超幻想的『トゥーランドット』!

マドリード王立歌劇場が、鬼才ロバート・ウィルソンを招きパリ、トロント、ヒューストン、そしてリトアニア、世界各地の歌劇場と連携した一大プロダクション『トゥーランドット』。登場人物の白塗りメイク、ごくわずかな動作、幻想的な照明を駆使したウィルソンならではのユニークな演出が、異境的、残忍かつコミカルなこのオペラに新しい光を当て、見る者を幽玄の世界へと誘います。
 トゥーランドットを演じるのは、これを当たり役として世界中で歌うイレーネ・テオリン、リューにアルフレード・クラウスに認められたカナリア諸島出身の演技派ヨランダ・アウヤネット、カラフは幅広いレパートリーを誇るアメリカの実力派グレゴリー・クンデという万全の布陣。コミカルな演技歌唱のピン・パン・ポンが静的なステージにスパイスを効かせ、歌手たちの優れた歌唱とルイゾッティに率いられたオーケストラ、合唱がしっかりとかみ合って、見応えのある舞台を作り上げています。(輸入元情報)


【収録情報】
● プッチーニ: 歌劇『トゥーランドット』全曲


 トゥーランドット…イレーネ・テオリン(ソプラノ)
 皇帝アルトゥーム…ラウール・ヒメネス(テノール)
 ティムール…アンドレア・マストローニ (バス)
 リュー…ヨランダ・アウヤネット(ソプラノ)
 カラフ…グレゴリー・クンデ(テノール)
 ピン…ジョアン・マルティン=ロヨ(バリトン)
 パン…ビセンス・エステーベ(テノール)
 ポン…フアン・アントニオ・サナブリア(テノール)
 官吏…ヘラルド・ブルヨン(バリトン)
 マドリード王立歌劇場合唱団
 ホルカム児童合唱団
 マドリード王立歌劇場管弦楽団
 ニコラ・ルイゾッティ(指揮)

 演出・照明:ロバート・ウィルソン
 衣装:ジャック・レイノー
 ヘアスタイル・メイキャップ:マヌエラ・ハリガン

 収録時期:2018年12月
 収録場所:マドリード王立歌劇場(ライヴ)


 収録時間:122分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCM 2.0、Dolby Digital 5.1
 歌唱:イタリア語
 字幕:日、仏、英、伊、西、独、韓
 NTSC
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『ペレアスとメリザンド』と並んで最もウィ...

投稿日:2020/10/29 (木)

『ペレアスとメリザンド』と並んで最もウィルソン向きの作品だろうと予想したが、その通り。徹底したアンチ・リアリズムで舞台装置はほぼ皆無。照明のみで勝負。リューの死もカラフの接吻もすべてリアルな形では表現されない。人物達は常に正面を向いて直立したまま歌い、能のような手の動きだけをする。あまりにスタティックに過ぎると思ったのか、ピン・パン・ポンの三人組だけは歌のパートのない所でも、ちょこまか動くのだが、いつものウィルソン様式を乱した感なきにしもあらず。最も面白かったのは幕切れで、カラフは自分の名を言ったとたんにスポットライトから外され、最後は後ろの群衆に紛れ込んでしまう。トゥーランドットが「愛」を見出すためのイニシエーション物語で、ここまでの出来事はすべて彼女の妄想だったのかもしれないと思わせる。 テオリンは去年の日本での歌と同じ印象。ひところのようなヴィブラート過多のコンディションからは立ち直ったように聴こえるが、この演出では特に求められる怜悧な切れ味がない。声のコンディションは2008年に新国立で歌った時がベストだったように思われ、同郷(しかも同い年)のステンメにだいぶ差をつけられてしまった。ただし、もともと美人なので「絶世の美女」に見えなくもないのは救い。クンデはかなり力任せな歌だが、この役としては悪くないし、演出には合っている。アウヤネットは駄目。演技に関しては、この演出では文句を言いようがないが、歌は繊細さが足りない。ルイゾッティの指揮は相変わらず凡庸。手堅い職人芸のおかげで、あちこちで重用されるのだろうが、このオペラではどうしても、もっとハッタリが欲しい。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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