Mikhail Bouzine: L'oiseau Rebelle

野の鳥〜ミハイル・ブージン、ピアノ・リサイタル

2020年オルレアン国際ピアノ・コンクールの覇者、1995年モスクワ生まれのミハイル・ブージン。コンクール事務局の招きにより、2021年にオルレアンで行われた公演のライヴ録音。現代作品と古典が並ぶかなり先鋭的なプログラムですが、そのタッチの繊細さもあってか大変聴きやすく、ピアノの音の美しさを感じることの出来るアルバムです。
　冒頭には「将来何になりたいですか？」というラジオ・インタビュー仕立てのイントロダクション、終盤にはロシア未来派の詩人テレンチエフの詩の朗読が入り、最後はケージの問題作という、個性的な構成も面白いところ。（輸入元情報）

【収録情報】
● イントロダクション
● ランゴー：ベギン会修道院 - 小さなピアノ・ソナタ（1949）
● ベルトラン：Haiku（2008）
● ルリエ：フェニックス・パーク・ノクターン（1938）
● シュトックハウゼン：ピアノ曲 VIII（1954）
● カバレフスキー：道化師（1938）
● クセナキス：エヴリアリ（1973）
● C.P.E.バッハ：シュタール（1765）
● カーデュー：クロッピー・ボーイ（1973）
● ロッシーニ：私の朝の健康のための前奏曲（1864）
● カーデュー：3つの冬のポテト（1965）
● テレンチエフ詩『V vostorge ot moyego pocherka』（1919）の朗読
● C.シューマン：前奏曲とフーガ 嬰ヘ短調（1845）
● ケージ：0分00秒　三島由紀夫『金閣寺』へのオマージュ（1962）

　ミハイル・ブージン（ピアノ）

　録音時期：2021年5月12日
　録音場所：フランス、オルレアン市民劇場
　録音方式：ステレオ（デジタル／ライヴ）