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反社会学講座

Paolo Mazzarino

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480423566
ISBN 10 : 4480423567
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2007
Japan

Content Description

少年の凶悪犯罪は減ってるし、少子化になっても日本の社会はなんともない。昔の日本人はちっとも勤勉じゃなかったし、日本のお役人はふれあいが大好きだ…社会学を超えた「反社会学」で見れば、世の中はこんなにおもしろい!学問とエンターテインメントとお笑いを融合させ、業界を震撼させた奇書が、増補文庫版となって再登場。

目次 : なぜ社会学はだめなのか/ キレやすいのは誰だ/ 満足ですかー!/ パラサイトシングルが日本を救う/ 公平な社会を作るバカ息子(娘も)/ 日本人は勤勉ではない/ 続・日本人は勤勉ではない/ フリーターのおかげなのです/ ひきこもりのためのビジネスマナー講座/ ふれあい大国ニッポン〔ほか〕

【著者紹介】
パオロ・マッツァリーノ : イタリア生まれの30代。父は寡黙な九州男児、母は陽気な花売り娘。父はマッツァリーノ家の婿養子になり、仕事の関係で、幼い頃から世界中を転々とした。現在、千葉県の幕張に住み、講師の仕事の他に、立ち食いそばのバイトをしている。戯作者を名乗り、日本で執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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本を読む前に、望む結論が決まっている人は...

投稿日:2010/07/27 (火)

本を読む前に、望む結論が決まっている人は読むことをやめておいた方がいいでしょう。 世の中がよくなるよう、悪くならないよう自分では何の努力をすることもなく、嘘でも出任せでもいいから自分たち以外が悪いんだ、自分たち以外が愚かで悪意ある人間なんだとしてもらえれば満足だという人たちも読まない方がいいでしょう。 本を読むことは覚悟がいる行為です。もしかしたら「こんなもの読まなければよかった、知りたくないことを知ってしまった」と後悔することになるかもしれない。 でも、読まなければ事実が消えてくれるなんて都合のいいことはない。 そして、自分が読まなくても、他人が読まないという保証はない。 本というのは或る意味、人によってはとっても怖いものとなるのです。

歴マン さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 月讀命

    データ、統計といった類は、用い方で全く違った方向性を見出す事が可能で、資料の使い方で自分の導きたい結果を構築する事が出来る。データ、統計を上手く使う事で、一般庶民をどうにでも誑かす事が出来る事を証明する。著者は、色々な角度から、様々な切り口で社会を観察し、一見不真面目そうな語り口であるが、しかし真剣に社会学者のイカサマを暴露し、社会を風刺しており読んでいて痛快だ。この著者は、日本人なのか、外人なのか、学者なのか、執筆家なのか、著者のプロフィールにも興味があるところだ。物事を疑ってかかれというのは教訓だ。

  • HANA

    Twitterやマスコミとかを見ていると社会学というのは正しさやイデオロギーの棍棒ではないか、という疑問を抱かされる。題名が「反」社会学という事でそういう点に問題意識を持った本かと思いきや、少々様子が違ったなあ。社会学に対する問題点の指摘も多少あるのだが、本書の大半を占めるのはその場限りで取り繕ったような問題点と安直な解決方法を示すマスコミ的空気感の批判だと思う。まあ社会学者の主戦場がそこなので間違ってはいないだろうけど。データという社会学が用いる手法を使って社会学を批判するのも皮肉が効いてて面白い。

  • ふろんた2.0

    都合のいい統計資料をもとに論じる社会学をこれまたつごうのいい統計資料で皮肉り、さらには曲解して結論に導く。この論調も胡散臭いんだけど、社会学の胡散臭い部分がデフォルメされている。エンタメ本として読みましょー。

  • sasara

    謎のイタリア人パオロ.マッツァリーノ(内藤朝雄) 個人的な偏見を屁理屈で非科学的理論化した社会学。 悲観論情報を朝から晩までを垂れ流すテレビ、小銭稼ぎで適当な社会学者を一刀両断に。2004年刊行、このコロナ禍において過激な情報にあまり触れないで距離を置いて冷静な行動判断が求められているようです。

  • 猫丸

    論文っぽい文章に気の利いた図表など付ければ、おっちょこちょいの民間企業や地方公共団体なら簡単に騙せる。ことほどさように統計とは便利なものである。算数をかじっていると、提出されたデータから読み取れるのはせいぜい「提出者が何を誘導したいか」くらいである、との諦念に至る。社会統計の結論など如何様にでも見せることができるのだ。質問の文章操作、意図的なクラスタ分類、外れ値処理の程度、グラフ目盛の匙加減。想定した結論へこじつける手法には事欠かない。エビデンスを重視せよ、という側だって絶対に気付いているはずなんだが。

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