Books

晩年 岩波文庫

Osamu Dazai

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003109083
ISBN 10 : 4003109082
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan

Content Description

「私はこの本一冊を創るためにのみ生まれた」――〈太宰治〉という作家の誕生を告げる小説集であると同時に、その最高傑作とも言われる『晩年』。まるで散文詩のような冒頭の「葉」、〈自意識過剰の饒舌体〉の嚆矢たる「道化の華」他、日本近代文学の一つの到達点を、丁寧な注と共に深く読み、味わう。(注・解説=安藤宏)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    正直に言うと私は太宰治作品の読者として不真面目な方である。何故なら、読む度に苛立ちに襲われ、ちっとも集中できないからだ。「生きづらいならいっそ、自意識を外にやれ!道化や馬鹿になるなら徹しろ!中途半端に自意識を持て余し、人生に挑んどると辛いぞ!」と背中を蹴りつけたくなるのだ。特に「猿面冠者」の自意識過剰の為に自身の処女作を読むよう、町中にビラを貼りまくるという行為に「おい、恥の上塗りは止めれ!」と叫びそうになった。挙句、メタ視点での詩神めいた女性からの書簡から自身の才能のなさを指摘されるという周知。ドMか!

  • 優希

    「太宰治」という作家の誕生と同時に処女作でもある短編集になります。遺作のつもりで紡いでいるからか、「晩年」を感じさせる世界観が散りばめられているように思えました。『晩年』という作品はありませんが、おさめられた短編全てが『晩年』と言えるのかもしれません。

  • たつや

    太宰の処女短篇集だが、これを遺作のつもりで、「晩年」と付けたセンスは卓越していて、流石、太宰先生と生唾を飲んだ。十五の短篇は太宰が二十代に書いたものだそうだ。つまり、二十代で死を決意していた事になる。これも、敗戦が、大きな影響を与えたのか?

  • tmgjpawdorxzcflhqm

    この最初の短編集が、やはり太宰の最高傑作です。

  • 山天

    太宰治の、自意識過剰なのに本心を韜晦するところがどうも苦手だ。昔はあまり気にならなかったのだが。処女集に「晩年」というタイトルを付けるのも気取っている。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items