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経済成長なき幸福国家論 下り坂ニッポンの生き方

Oriza Hirata

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784620324494
ISBN 10 : 4620324493
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

下山の時代を、より“おもしろく”。

目次 : 1章 上り坂から下り坂へ、時代の節目を生きる(怒りの正体/ 言論の自由を断固守りたい ほか)/ 2章 地方の活力に学べ(銀行より劇団/ 子どもを産む活力 ほか)/ 3章 下り坂か、高原か(寂しい人をほめる/ イノベーションで成長は無理 ほか)/ 4章 おもしろい生き方ができる、おもしろい国(なぜ就職しなければならないのか?/ 評価の奴隷 ほか)

【著者紹介】
平田オリザ : 1962年東京都生まれ。劇作家、演出家。劇団「青年団」主宰。国際基督教大在学中に劇団「青年団」を結成。「東京ノート」で岸田國士戯曲賞。鳩山政権で内閣官房参与。大阪大COデザインセンター特任教授。東京藝術大特任教授

藻谷浩介 : 1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外90カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • けんとまん1007

    自分の指向性と一致するお二人の思考。ヒトがヒトであることを、基本から考え直すところから始めること。ヒトは社会の一員としてのポジションが大切だと思う。世間ではなく社会の一員。全体として人口減の中での取り合いに辟易としていると思うのだが。今の自分は、活性化の3文字が好きではなく、またウェルビーイングも数値化されファッション化しているこの国の今。ウィークタイズと、文化的側面の力が、キーになると考えている。演劇情動療法を初めて知ったが、大きなヒントがここにあるように思う。

  • 1.3manen

    本書では、できる限り、「成長はしないけれど貧乏にはならない」方策を、具体例をあげて、明るく示したつもり(5頁)。平田先生は、文化政策に関しておもしろい点は、他の政策は日本は非常に中央集権官僚国家なんだけど、文化政策だけは中央省庁がないという特殊な環境にあること(38頁)と述べる。藻谷先生は、人間は最初から芸術活動をしている。農業が始まって戦争するようになる、はるか以前から(59頁〜)と述べる。平田先生は、小さな役場や共同体では、一人が複数の仕事をこなすのは普通のこと。人口減少社会で、

  • あみやけ

    人口減なんだから、経済成長を夢見てはいけない。東京は間違えた。地方を大事にしないと。学歴なんか役に立たない。終身雇用の時代じゃない。自己決定できる子どもにしないと。と言っても、社会通念はなかなか変わらないですよね。学校教育も。そう言ってるうちに手遅れになるのか?なにが、だれが問題だったのか?これから自分になにができるのか?経済的な豊かさはともかく、食料自給率はまずいですよね。資源もないし。でも、僕は日本が好きなんですよね。

  • 奈良 楓

    【とても良かった】頭の悪い感想ですが、なんか良かったです。地方自治体、共同体、そして私たちの「下り坂をそろそろ下りる」方法について。藻谷さんが結構とんがっている。

  • Sakie

    アトキンソン氏が指摘するような努力を経済界はすべきで、しかし他方では、今と同じを維持できない以上、下り坂の日本の暮らしがどうなるのか気になる。数字とたくさんの実例からお二人が描く像はだいたい共通している。金銭を稼ぐことに消耗するのではなく、かといって帰農100%でもなく、複業や半農半Xなど、古くて新しい多様な生き方が地方では既に生まれている。多様で小さな活動には入りづらい雰囲気があるが、これは必要が生じれば越えられるものだろう。食料とエネルギーの自給率をどうやって上げるかなあ。たくましく楽しく生きる術。

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