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かっぱ えほん遠野物語

Natsuhiko Kyogoku

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784811322544
ISBN 10 : 4811322541
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

岩手県遠野の人・佐々木喜善が故郷で見聞きした怪異の物語を、柳田国男が書きのこした名著『遠野物語』。京極夏彦による新たな語りと、未分化の闇をはらんだ絵が一体となり、初の本格絵本シリーズとして現代によみがえる!豊かな伝承にいろどられた山や川や里の、そこかしこにひそむ不思議な世界は、ときに妖しく、ときには謎と驚きに満ちて、百年の時をこえて、私たちの心をふるわせる。

【著者紹介】
柳田国男 : 1875年、兵庫県生まれ。1900年、東京帝国大学法科大学卒。農商務省に入り、法制局参事官、貴族院書記官長などを歴任。35年、民間伝承の会(のち日本民俗学会)を創始し、雑誌「民間伝承」を刊行、日本民俗学の基礎を確立。51年、文化勲章受章。62年、没

京極夏彦 : 1963年生まれ。北海道小樽市出身。世界妖怪協会、全日本妖怪推進委員会肝煎。古典遊戯研究会紙舞会員。お化け大學校・水木しげる学部教授。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞長編部門、1997年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花賞受賞。2000年桑沢賞受賞。2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞受賞。2004年『後巷説百物語』で直木賞受賞。2011年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞受賞

北原明日香 : 1982年生まれ。北海道出身。北海道教育大学美術科卒業。セツ・モードセミナー卒業。中学校美術科教員等を経てフリーのイラストレーターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    京極夏彦版「遠野物語」えほん第三弾です。河童の身体の色が、緑ではなく赤いという事は、遠野の河童は血塗られているのでしょうか?これまでの3冊の中では、一番怖さを感じますが、河童よりも怪しげな村人の方が、恐ろしげな雰囲気です。もしかしたら過去に河童に酷い事をしたのかも知れません。

  • KAZOO

    むかし遠野に行ったときに河童淵というところに行った覚えがあります。そんなに怖そうなところではなく、普通の場所であった感じを受けました。この本ではほとんど河童らしいものは出てこないのですが、結構うまく怖さを表現されています。緑系統を中心にした色合いが森や山の多い感じをうまく表しています。その中の赤い河童が印象的です。

  • ケイ

    遠野のカッパは赤いそうだ。絵で赤を見るとこわいけれど、カッパから見た人間の男の顔の方が恐ろしかった。不気味さや怖さとともに、全体にひそむ静かさがいい。話も絵も奥が深い。

  • mocha

    どの画面でも真っ赤なかっぱの存在感が際立っている。でも本当に怖いのは、かっぱよりも人間のしたたかさ。遠野物語の世界が美しく絵本に仕立てられていて、とても良かった。

  • アキ

    えほん遠野物語。第一期。北原明日香・絵。遠野には河童が多く棲んでいる。河童の顔は赤い。馬に取りついた河童は、桶の下に隠れた。桶から這い出る赤い手が怖い。上郷村のある娘が赤い娘を産んだ。全身が真っ赤で口が大きかった。家のものが村はずれに赤ん坊を捨て置いた。やっぱり見世物にしようと振り向くと、赤ん坊は消えていた。不気味なお話と赤い河童の体の一部のインパクトが強い絵の取り合わせが良かった。

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