CD Import

Symphonies, Mass K.427, Requiem : Gardiner / English Baroque Soloists, Monteverdi Choir (7CD)

Mozart (1756-1791)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
4821609
Number of Discs
:
7
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

ガーディナー/モーツァルト・レコーディングズ(7CD)

ガーディナーが40代だった頃にPHILIPSレーベルで制作したモーツァルト録音のコレクション。
 古楽器オーケストラ「イングリッシュ・バロック・ソロイスツ」創設から7年目に開始されたこのPHILIPSへのプロジェクトは、ほぼ同時期におこなわれていたARCHIVへのモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズと共に注目を集め、専門のバロックから一歩踏み出したガーディナーの古典派でのエキスパートぶりを鮮烈に印象付けたものでした。
 ここではモーツァルトの第29番以降の交響曲(第29・31・32・33・34・35・36・38・39・40・41番)を11曲収録し、さらに大ミサとレクィエム、キリエも収めています。
 どれも優秀な録音により、緻密でな演奏を魅力的に捉えたもので、交響曲での活きの良さ、声楽大作でのヴィブラートを抑制した澄んだ美しさともに見事なものです。

【ガーディナー・プロフィール】
1943年4月20日、イングランド南部のドーセットシャー州で生まれたジョン・エリオット・ガーディナーは幼少の頃に聖歌隊に入り、15歳からは聖歌隊の指揮者を務めていました。その後ケンブリッジ大学では、音楽に直接関係の無い歴史学とアラビア語を専攻していますが、サーストン・ダートやナディア・ブーランジェ、アンタル・ドラティなどに師事し、音楽の広範な専門知識を学んでもいます。そして、在学中に聴いたモンテヴェルディの『聖母マリアの夕べの祈り』がきっかけとなり、1964年にモンテヴェルディ合唱団を結成してプロの音楽家の道を歩むことになりました。
 ガーディナーは1967年にモンテヴェルディ『聖母マリアの夕べの祈り』の演奏によって正式なデビューを飾っていますが、本格的な活動はモダン楽器によるモンテヴェルディ管弦楽団を設立した1968年からで、その年に初の演奏旅行をヨーロッパ各地で行い、BBCヘンリーウッド・プロムナード・コンサート(通称プロムス)に史上最年少の指揮者として出演するなど注目を集めました。翌年にはイングリッシュ・ナショナル・オペラで『魔笛』を指揮してオペラ・デビューも果たしています。
 1974年には念願とも言えるモンテヴェルディ『聖母マリアの夕べの祈り』の最初の録音を英デッカで行いますが、同年にロドリーゴ『アランフェス協奏曲』、翌年にバークリーの新作『ギター協奏曲』をジュリアン・ブリームと録音するなど、すでに彼の多彩なレパートリーの片鱗を覗かせています。
 1977年にはモンテヴェルディ管弦楽団を改組し、オリジナル楽器によるイングリッシュ・バロック・ソロイスツを創設。録音活動も活発化し、アルヒーフやエラート・レーベルで、ヘンデルの『イェフタ』などオラトリオやオペラを中心に、高い評価を受けたパーセル『妖精の女王』など、斬新な試みに満ちたディスクを多数作り上げました。古楽以外でもマスネの『管弦楽曲集』など、録音に恵まれなかった作品における優れた録音を生み出してもいます。
 また、1983年にはリヨン歌劇場の音楽監督に就任し、忘れられかけていた珍しいオペラ作品の上演に努め、その時期に、グルック:『タウリスのイフィゲニア』、シャブリエ『エトワール』、オッフェンバック『山賊』、ロッシーニ『オリー伯爵』などの録音が残されました。
 この頃からいよいよ本格的にバッハの録音に着手し、カール・リヒター亡き後のアルヒーフ・レーベルを代表するバッハ指揮者として、声楽大作のほか、カンタータやモテット、管弦楽組曲などで大活躍。1988年の『マタイ受難曲』でも、重厚なリヒターの演奏とは対照的な、現代的センスによるスマートな『マタイ』像を鮮やかに打ち立て、洗練された美しい合唱と優秀なソリストたちにより清々しい美しさを引き出し感動的です。
 1989年にはモンテヴェルディ『聖母マリアの夕べの祈り』の2度目の録音を行い、バロック音楽の録音はこの時点でひと区切りといった感じでした。
 この『聖母マリアの夕べの祈り』は、1991年度レコード・アカデミー賞大賞受賞の名盤として知られてもいます。「6声のマニフィカト」を含む全14曲が収録されており、細部の表現に一層磨きが掛けられた、現代において考え得る最も理想的な演奏を聴かせた演奏として評判になりました。チャンスやターフェルなど声楽陣も充実を極め、モンテヴェルディ合唱団と少年合唱の織り成す天国的な美しさが格別な感動をもたらします。
 バロックから古典派へと進んだガーディナーは、1984年にモーツァルトの交響曲シリーズに着手し、1986年にはモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズにも取り掛かり、1989年にベートーヴェン:ミサ・ソレムニス、1990年にモーツァルト:『イドメネオ』、ハイドン『四季』などの録音を手がけ、イングリッシュ・バロック・ソロイスツのピリオド・オーケストラとしての実力を世に示してもいました。(HMV)

【収録情報】
モーツァルト:
● 交響曲第29番イ長調 K.201
● 交響曲第31番ニ長調 K.297『パリ』
● 交響曲第32番ト長調 K.318
● 交響曲第33番変ロ長調 K.319
● 交響曲第34番ハ長調 K.338
● 交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』
● 交響曲第36番ハ長調 K.425『リンツ』
● 交響曲第38番ニ長調 K.504『プラハ』
● 交響曲第39番変ホ長調 K.543
● 交響曲第40番ト短調 K.550
● 交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』

 録音時期:1984年12月17-19日(第29,33番)、1987年4月8-10日(第31,34番)、1988年1月6-9日(第32,35,36番)、1988年12月15-18日(第38,39番)、1989年12月19-22日(第40,41番)
 録音場所:ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール(第29,31,33,34,38,39,40,41番) 聖バルナバス教会(第32,35,36番)

● ミサ曲ハ短調(大ミサ曲) K.427(417a)

 シルヴィア・マクネアー(ソプラノ)
 ダイアナ・モンタギュー(ソプラノ)
 アントニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)
 ノルベルト・ハウプトマン(バス)
 モンテヴェルディ合唱団

 録音時期:1986年11月
 録音場所:ロンドン

● レクィエム ニ短調 K.626(ジュスマイヤー版)

 バーバラ・ボニー(ソプラノ)
 アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(アルト)
 ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(テノール)
 ウィラード・ホワイト(バス)
 モンテヴェルディ合唱団

 録音時期:1986年9月22-24日
 録音場所:ロンドン、セント・ジョンズ教会

● キリエ ニ短調 K.341

 モンテヴェルディ合唱団

 録音時期:1986年11月30日
 録音場所:ロンドン、セント・ジョンズ教会

 イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
 サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)

 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 原盤:PHILIPS

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Symphonies Items Information

Recommend Items