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本編:約116分
製作年:1979年
<スタッフ>
●製作・脚本・監督:新藤兼人
●企画:多賀祥介、能登節雄
●撮影:三宅義行
●音楽:林光
●録音:新坂スタジオ
●照明:岡本健一
●美術:大谷和正
●編集:戸嶋志津子
●助監督:松井稔
●製作主任:桜井勉
<キャスト>
西村晃
乙羽信子
狩場勉
会田初子
岡田英次
殿山泰司
小松方正
草野大悟
渡辺とく子
根岸明美
初井言栄
観世栄夫
戸浦六宏
森本レオ
横沢祐一
<ストーリー>
十七歳の少年が父に向って「きたない」と罵り、憑ものがのりうつったように暴力をふるいはじめた。少年は成績優秀で、大学入試の準備をしている最中に突然変異をみせた。生命の危険にさらされた父は、妻と相談して、少年を絞殺した。しかし妻は、夫に向って「わたしの勉をかえせ」と言いだした。そして、妻は、首をくくって、息子の後を追った。人間、この不可解なもの。性のどろどろとしたつながりが人間をとらえてはなさない。
実際におきた"開成高校生事件"にヒントを得た新藤監督は、生命の根源としての性の上に立って人間関係をさぐり、現実社会にを象徴するかのような問題に鋭いアプローチを試みる。監督は、エリート教育には友情や連帯は生まれない、人間喪失、対話のない日常が暴力になり、親は暴れる子を理解できずに絞め殺す、しかしいったん破壊された家庭で絞殺しても問題は解決しないという。
©1979 近代映画協会/ATG
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