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逆説の日本史 10(戦国覇王編)

Motohiko Izawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093796606
ISBN 10 : 4093796602
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2002
Japan

Content Description

信長は決して宗教を弾圧していない。「比叡山焼き討ち」「一向一揆の大虐殺」は宗教団体を弾圧したのであって、その思想を弾圧したのではない。110万部突破のシリーズ最新刊。

【著者紹介】
井沢元彦 : 作家。1954年2月、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局記者時代の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。現在は執筆活動に専念し、独自の歴史観で『逆説の日本史』を『週刊ポスト』にて好評連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ひろき@巨人の肩

    平安楽土の世を築くために天下布武を目指した信長。前巻では、楽市楽座、武士傭兵化など軍事・領域支配や経済・都市政策の解説が中心であったが、本巻では、将軍政権、宗教勢力、朝廷の権威に対する戦略を考察する。本願寺焼き討ち、安土宗論など徹底した宗教弾圧が、信長以降現代まで日本に「政教分離」を根付かせている点は、歴史を考える上で重要だと納得。天皇制への挑戦は、本能寺の変により挫折したが、秀吉や家康の戦略から信長の意図が読み取れる。自己神格化、アジア支配構想、現世と過去の分離。和の維持のため天皇を包括する制度が必要。

  • 背古巣

    一冊丸ごと信長。信長はこう考えていたのだろうということを、資料と当時の常識から推測していく。歴史の専門家に対するダメ出しは、この巻では結構多かった気がする。比叡山や一向一揆という宗教的な部分も多くあったので、歴史家の宗教に対する無知。無関心への批判が多くなったのではと思う。あちこちで笑っちゃいました。織田信長についてはある程度知っていたつもりだが、こうして考察されると知らないことが多かった。「なるほど」の連続。面白かったですけど…。

  • とも

    ★★★久しぶりに読んだ逆説の日本史。まず感じのは、発刊当初のインパクトやどんでん返しは全くなくなった。時代が検証されているがためなのか、惰性になったためか。どちらにしても、読み続けるまではないかと。

  • Book・CaFe

    戦国時代、織田信長の天下統一に向けての政策や時代背景などが詳細に描かれていた。 宗教戦争がない現代の日本は、織田信長の意思と行動の結果から生まれた大きな贈り物だった。 本能寺の変が起きることなく、織田信長が天下統一への道を、果たしていたとしたならば、日本はどうなっていただろうかと思いを馳せた。 歴史の奥深さを感じながら、知らなかったことを多く知り、視野が広がった1冊だった。

  • B-Beat

    西郷どんが切っ掛けだった本シリーズ。幕末編に続く戦国編の第1弾。当然期待するのは最近懐疑的になった本能寺の変の真相。果たして光秀だけで信長をこの世から抹殺(死体が見つからないほどに)出来るものなのか。そんな気負いを持って読み進めた結果は……信長は日本の伝統的権威を超えるために何をしようとしたのか。う〜ん、信長を改めて世界史的人物と再認識。しかしながらそれだけに本能寺の変の真相に迫る場面で拍子抜け。紙面の関係ということもなかろうになぜ?というほどに迫力不足。触らぬ神に祟りなしということでもないだろうけど。

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