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永遠の詩 01

Misuzu Kaneko

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784096772119
ISBN 10 : 4096772119
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

彗星のように現れ、消えていった天才童謡詩人・金子みすゞ。いのちの尊さや宇宙の真理をうたい、永遠に輝き続けるその童謡詩を、金子みすゞ記念館館長・矢崎節夫による鑑賞解説付き、現代仮名遣いで収録。

【著者紹介】
金子みすゞ : 1903年(明治36)〜1930年(昭和5)。大正末の童謡界に彗星のように現れ、西條八十に「若き童謡詩人の中の巨星」と称賛されたが、26歳の若さで自死。没後、半世紀以上を経て、遺された手書きの童謡集が発掘され、この世によみがえった

矢崎節夫 : 1947年(昭和22)、東京都生まれ。詩人。金子みすゞ記念館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 新田新一

    金子みすゞの詩は何度読んでも良いです。一緒にボランティアをしていた女性が教えてくれました。「私と小鳥と鈴と」の一節「みんなちがって、みんないい」を誰よりも深く理解している人でした。彼女もみすゞと同じように若くして亡くなりました。どうして良い人は早く死ぬのだろう、とこの本の金子みすゞの年譜を見ながら思いました。でも詩を通して伝わってくる金子みすゞの優しさは、消えたわけではありません。「積もった雪」に書かれたような深い優しさは、日本人の心の拠り所として、これからも読み継がれていくでしょう。

  • あきあかね

     眼差しの転換。詩というものは元来、普段見慣れたものを、新たな視点で捉え直すことで生まれるのだろう。とりわけ、金子みすゞの詩には、自分以外の力弱きもの、苦しい立場にあるものにそっと光を当てる、優しい眼差しが通底している。 みすゞは、夫から創作を禁じられ、悲しい離婚の末、一人娘まで夫に引き取られることになった日、毒を仰ぎ二十六年の短い一生を終えた。世界を優しく捉える心が、辛い現実に向き合わざるを得なかったことに胸が痛むが、その作品は時を超えて、多くの傷ついた人びとを癒やし、あたたかく包み込む。⇒

  • kanata

    みすゞについては子どもの頃、詩の好きな母が聞かされ「怖い」と感じていた。彼女が元夫から娘を守るため、一目見てはっとさせられる写真を撮り自死した年齢を超えても、彼女のような優しく伸びやかな芯は、わたしには、ない。時代が違うといえばそれまでではあるけれど、それでも彼女を羨望のまなざしで見つめてしまう自分がいる。/「土」の解説に【こっつん、こっつん、/打たれる土は、/よい畑になって、よい麦生むよ。】をどう読むかとあるが、【こっつん】から土を打つ側の想像しかできない自分に失望。もっと柔軟に読めばいいんだ。

  • りえこ

    かわいらしい詩がたくさん。若くして亡くなられたのが惜しい。

  • neco

    子どもの視点で世界を見たら、きっとこうなのだろうなぁ。瑞々しくて、優しくて、不思議を当たり前としない感覚。もったいなくて、すぐに読み終えることが出来なかった。詩は良い。短い言葉で、ありありと感覚を呼び覚ましてくれる。私は、今は「花のたましい」が好きだ。こんな風に生きてゆけたらと思う。

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