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しごと放浪記 自分の仕事を見つけたい人のために インターナショナル新書

Mayumi Mori

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797680812
ISBN 10 : 4797680814
Format
Books
Release Date
August/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

自分の仕事を見つけるために著者がたどった「しごと放浪」。
そこには今、仕事について考え、悩み、迷う人のためのヒントがある。
勤められない人、勤まらない人、フリーランスを目指す人も必読。
1970年代、男子学生が圧倒的に多い大学での学生生活、男女雇用機会均等法実施のはるか以前にPR会社や出版社に勤務…。編集者、地域雑誌『谷根千』発行人、書き手として今に至るフリーランスの日々。著者が歩んできた仕事の一本道、脇道、遠回りの道…。思いがけない妊娠、出産、育児を抱えて女の人生は割り切れない。常に切り開いてきた「しごと放浪」の道を自伝的に語る。
今、新型コロナウイルスの感染により、多くの人の労働環境が大きく変化している。著者の「しごと放浪」は、仕事について考え、悩み、迷う人たち、とりわけ著者の「娘」とも呼ぶべき世代や、同じジャンルの仕事を目指す女性へのヒントとなる。
また東京オリンピックの開催で揺れるなか、常に東京を思い、見続けてきた視線から、オリンピックと日本、東京への感慨も語られる。

【目次から】
均等法以前の女子学生 一九七三〜七七
PR会社に潜り込み、出版社に転職
もう一度学び直す 東京大学新聞研究所へ
子育てとニュータウン
地域雑誌『谷根千』の船出
離婚して物書きになる 一九九一
女性が大切にされない地域は消えていく
林住期から遊行期へ

【著者略歴】
森まゆみ(もり まゆみ)作家、編集者。1954年生まれ。出版社勤務を経て1984年、地域雑誌『谷中・根津・千駄木(谷根千)』を創刊。「地域雑誌」を越えた人気を得、谷根千は東京の人気スポットになる。並行して東京の歴史的建物の保存・活用を続ける。『鴎外の坂』『「即興詩人」のイタリア』『「青鞜」の冒険』『子規の音』『「五足の靴」をゆく 明治の修学旅行』『路上のポルトレ』 など著書多数。


【著者紹介】
森まゆみ : 作家、編集者。1954年生まれ。出版社勤務を経て1984年、地域雑誌『谷中・根津・千駄木(谷根千)』を創刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • kokada_jnet

    2021年刊行。『抱きしめる、東京 町とわたし』(1993年)から30年ぶりの、森まゆみの自伝的な著書。出版社時代にセクハラ・パワハラを受けたこと、町会などで生活の場で現在も続く男女差別、などが具体的に赤裸々と書かれている。また「谷根千」が「左翼的」と評価されたことに配慮して、仲間うちから地域の政治家を出さなかったことを後悔しているともある。なお、あとがきの日付が2020年3月で刊行が2021年8月。日付が間違っていなければ、刊行まで1年半もかかったということだが、いくらコロナの期間とはいえ、不自然だが。

  • ヨータン

    男女雇用機会均等法前の女子学生の大学や就職での扱いがリアルにわかり大変勉強になりました。それにインターネットが出回る前の出版会社や広告会社での仕事など、新鮮で面白かったです。企業で働くことが大変だった時代に自然体で生きてこられた著者素敵ですね。

  • 志村真幸

     森まゆみの自伝である。  半生をふりかえり、自分のなしとげたこと、できなかったこと、やりかけのことが語られていく。とくに、怒りや批判が強く表現されており、そうした感情が森まゆみさんを突っ走らせてきたのだなということが、よくわかる。  自分が満足できる仕事をし、幸せに暮らしているだけでは、「優れた仕事」や「社会のための仕事」をすることはできない。そのことを強く教えられた。  森さんの本の裏側というか、ああした作品が生み出された背景が理解でき、とてもおもしろかった。いろいろと納得。再読してみたくなった。

  • せしる

    森まゆみさん、お名前はよく拝見していたもののこれが最初。予想以上に面白かった。とくに、男女雇用機会均等法施行前の森さんの学生時代、就職活動の話など、目から鱗。今の世代が当たり前のように享受している権利は開拓してきた先達がいてこそのこと。そう知りつつ、あまりの酷さと淡々とした森さんの筆致の対象に呆然としながら読んだ。私も若い人の感覚に耳を傾けなければと自省した。

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