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昭和の怪物 七つの謎 私が出会った歴史証言者 講談社現代新書

Masayasu Hosaka

User Review :4.0
(1)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065123393
ISBN 10 : 4065123399
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2018
Japan

Content Description

昭和史研究の第一人者が出会った「戦争の目撃者たち」。東條英機、石原莞爾、犬養毅、渡辺和子、瀬島龍三、吉田茂が残した「歴史の闇」に迫る。

目次 : 第1章 東條英機は何に脅えていたのか/ 第2章 石原莞爾は東條暗殺計画を知っていたのか/ 第3章 石原莞爾の「世界最終戦論」とは何だったのか/ 第4章 犬養毅は襲撃の影を見抜いていたのか/ 第5章 渡辺和子は死ぬまで誰を赦さなかったのか/ 第6章 瀬島龍三は史実をどう改竄したのか/ 第7章 吉田茂はなぜ護憲にこだわったのか

【著者紹介】
保阪正康 : 1939年、北海道生まれ。現代史研究家、ノンフィクション作家。同志社大学文学部卒。1972年『死なう団事件』で作家デビュー。2004年個人誌『昭和史講座』の刊行により菊池寛賞受賞。2017年『ナショナリズムの昭和』で和辻哲郎文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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すごくいい。特に、石原莞爾を取り上げるこ...

投稿日:2022/02/10 (木)

すごくいい。特に、石原莞爾を取り上げることで、ほかの人物の特徴がよくわかる。特に、この本の前に作者が書いた「東条英機」を扱っている本よりよくわかる。「東条英機」というと、「永田鉄山」以降の「統制派」と考える。そんな単純な考えを打ち壊してしまう。

カニさん さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いつでも母さん

    昭和ど真ん中生まれの私。色々あった平成が終わる(いっそ西暦に一本化してほしい)やっぱり歴史を考える時、天皇制は抜きに語れない。そして戦争と憲法・・渡辺和子さんが赦さなかった章を興味深く読んだ。そして第七章の吉田茂の護憲はどうにも今のあの人の姿とダブるのだが長期政権の是非・・みんな自分が可愛いんですよね。信念無き政治家の手の平返しなど当たり前すぎて、この先の時代がどんな政治家を選びどんな国となって存在していくのか。批評するのは易しいけれど100年後、この国はありますか?

  • ケンイチミズバ

    トージョーは開戦の日、皇居に向かって泣いたらしい。陛下のお気持ちに背き戦争を決断したからか、本当は小心者で国民を死なせる責任からか?軍人の肩書だけなら声高に戦争を叫んでいられたが首相に任命され、政治家として外交交渉や反対意見にも耳を向けないわけにいかない。が、狭小で偏屈な思考、才能あるライバルを異常なほど意識し、左遷し周囲をイエスマンで固めてしまう。ヒトラー暗殺計画、ワルキューレ作戦と同じ暗殺計画が未遂に終わっていたことを初めて知った。一人の権力者の異常な行動に組織の歯止めがかからないのは今も変わらない。

  • Willie the Wildcat

    培った人間関係、知見、そして思想が、自他の暗黙知を変える。無論、正誤どちらにも転ぶという意味。既知な点が多いが、やはり東條氏vs.石原氏は興味を引く。徹頭徹尾真逆。念頭にあるのが偶像と理想、自ずと言動の論理性にも差異。2つ目の謎は興味なしも、3つ目の謎は退役後の一貫した言動にも滲む。世界という国家観という印象。但し、この点も既知とは言える。同様に、瀬島氏は官僚体質を体現。昨今の官僚の方々の国会発言も、その継承という感。一方、印象的なのが渡辺氏。以前伺ったことがある女史の言葉、『赦し/和解』が頭に浮かぶ。

  • kinupon

    何をもって怪物するかは」それぞれの考え方であろう。賛否両論の中で問われるのはそれぞれの生き方ではないだろうか。

  • AICHAN

    図書館本。東条英機、石原莞爾、犬養毅、渡辺和子、瀬島龍三、吉田茂を取り上げている。戦争に反対し東条英機と真っ向から対立した石原莞爾を好きになった。

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