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遙かなるケンブリッジ 一数学者のイギリス

Masahiko Fujiwara

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101248042
ISBN 10 : 4101248044
Format
Books
Publisher
Release Date
July/1994
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いちねんせい

    アメリカでの生活を描いた前作が非常に面白く、こちらも手にとった。今回も複雑な愛国精神に共感すること多し。ただ個人的に途中から各章を終える際のドラマチックな?スタイルなどが食傷気味に。もう少し時間を置いて読めばよかったか。それでもやはり面白かったのだが!

  • おいしゃん

    秀作!はじめはとっつきづらく、全く良い印象の持てないイギリス社会に、順応し溶け込んでゆく数学者一家を間近で見守っているかのような気分になり、ラストシーンは感動必至。

  • inami

    ◉読書 ★3.5 日本にいる時は、日本や日本人の悪口ばかり言っているのに、国外に出ると一切の批判を許せなくなるという藤原さん(数学者)、本書は1987年8月から、長期在外研究員としてケンブリッジ大学に赴むいた(家族も一緒)約1年間の生活ぶりを描いたもの。イギリス人の性格や国民性がみごとに伝わってくる。日本人とイギリス人とは、心底に無常感を抱いているという点で、本質的によく似ているという。南木さんの解説に「心理の探求の手段が数学でなく文学だったら、第一級の小説家になっていたはず」とある、おっしゃるとおりです

  • Kajitt22

    ふた昔以上前のケンブリッジ留学の奮闘記だが、アカデミックなオックスブリッジは今もあまり変わらないのかなと想像しながら読んだ。自らの汗で築いた財産は見下されることが多く、遺産として継承した財産は肯定されうらやましがられるとは、まさに驚きだ。数年前仲良くなった、イギリス、ブリストル生まれの青年はユーモアのある気のいい男だったが、家族の写真などからたぶんロウワークラスの出だったかもしれない。ヨーロッパには厳然とクラスが存在しているのだ。再読

  • バトルランナ−

    こんなジョークをどこかで読んだ覚えがある。 「無人島に男2人と女1人を漂着した。 男たちがイタリア人なら殺し合いになる。 フランス人なら1人夫、1人は愛人となってうまくやる。 イギリス人なら、紹介されるまで口をきかないから何も起こらない。 そして日本人なら東京本社へファックスを送りどうすべきか問い合わせる。」 そのほかの文章もリズムがあって美しい。 4.4点。

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