MITSUTOSHI KYO

MITSUTOSHI KYO Review List

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Customer Reviews

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  • HMVサイトでも連載をしていて著名な評論家のようだが...

    Posted Date:2021/07/09

    HMVサイトでも連載をしていて著名な評論家のようだが、吉田秀和等とは随分と異なる著作家のようだ。この批評家の鑑賞批評の真髄を示した文書は「佐村河内守」についての批評である。著者には是非とも著作集に収録して頂きたいし、クラシック愛好家にも広くお読みいただきたいと思う。(この著作家に興味をお持ちの方は佐村河内のCD関連で読んで頂きたい。素晴らしい文章なのに忘れられてしまうのは勿体ない)

    トロ .

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  • 名曲の単なる紹介本ではない。ちょっと違った角度から...

    Posted Date:2021/04/20

    名曲の単なる紹介本ではない。ちょっと違った角度から聴いてみようというもの。特に許光俊氏や鈴木淳史氏の解説が面白い。有名曲をひととおり聴いて「さて、これから」という時に読んでみるといいかもしれない。

    禅済 .

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  • 本書は全5章で構成され、第1章は19世紀生まれの大指...

    Posted Date:2021/04/18

    本書は全5章で構成され、第1章は19世紀生まれの大指揮者ということで、フルトベングラー、トスカニーニ、ワルター、クナッパーツブッシュが取り上げられている。この人選は誰も異論が無いだろう。ただ第2章以下は、第2章「現代にあってなお幸福な指揮者たち、または擬古典主義の平和」、第3章「普遍化を目指した指揮者たち、または20世紀が夢見た美」、第4章「エキゾチックな指揮者たち、またはコスモポリタンの喜び」等となっており、そのためかエンリケ・バティスまで第4章に入っている。本書出版後に同著者により「生きていくためのクラシック」が上梓され、両書で取り上げている指揮者は筆者にとっての一軍と二軍の扱いのように思われる。さすれば、ムラヴィンスキーやジョージ・セルが二軍の扱いを受けていること、そしてミュンシュやフリッツ・ライナーに至っては名前も挙がっていないのは全く理解に苦しむ。それは本書の構成が上記のような区分けによることで漏れたのかもしれないが、取り上げる指揮者の人選にもう少し普遍性を持ってほしいと願うものである。

    snk .

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  • 本書及び「世界最高のクラシック」を目にするまでは、...

    Posted Date:2021/04/18

    本書及び「世界最高のクラシック」を目にするまでは、著者の音楽コメントは「奇を衒った内容」や「斜に構えた毒舌」というイメージがあったが、この2冊は著書として世に送り出すだけあって、かなりマトモ路線になっている。目次を紐解くと、第1章が「精神のバロック、官能のバロック、退廃のバロック」となっていて、リヒター、パイヤール、クリスティが取り上げられている。第2章は「歌の恍惚」として、ジュリーニとコルボが取り上げられ、第3章は東西武闘派対決として、ショルティとスヴェトラーノフを取り上げている。自著の出版にあたり、読者の興味関心を惹く努力は理解するが、区分けがあまりに表面的というかイメージ優先で、表現も誇張過多が多いのではないだろうか。たとえばパイヤールだ。著書の記述で「絢爛豪華なヴェルサイユ宮殿にもっともふさわしい音楽」という意味で「官能のバロック」という位置づけをしたのかもしれないが、そこで取り上げているのはバッハの管弦楽組曲だ。本書購入と同時期にパイヤールの同曲CDも購入して聴いたが、音があまりにスカスカで比較の対象にならなかった。従ってここで取り上げるべきは管弦楽組曲ではなくブランデンブルグ協奏曲ではないだろうか。録音は古いがこの項に十分当てはまる。 もう一つ言いたいのはショルティの扱いだ。「東西武闘派対決」までは良しとしても、「最新鋭戦闘機の超パワー」という表現は如何なものか? 確かに力任せなところはあるが、ショルティ指揮の演奏はもっと繊細で、録音の良さもあって音楽を聴く喜びに浸らせてくれる。なおショルティの項では音の響きについてもいろいろな理屈を含めて説明しており、そこは必見といえよう。

    snk .

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  • 玄人が楽しめるのはもちろん、素人がCDを聴こうにも...

    Posted Date:2021/04/11

    玄人が楽しめるのはもちろん、素人がCDを聴こうにも数多いるピアニストの中から何を聴いてどう楽しんだらよいかわからないときの参考になります。

    せごびあ .

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  • この本は、主にHMVオンラインに掲載された、CD・LP・...

    Posted Date:2017/03/05

    この本は、主にHMVオンラインに掲載された、CD・LP・コンサート・書籍などの著者の批評に、一部書きおろしを加えて単行本にしたものです。 私はこの人の批評が好きで、雑誌に掲載されたコラムを折に触れ読んでいます。現代を考察し、平明に伝えようとする努力が伝わってきます。何より視点がユニークで、こんな考えがあるんだという気づきが沢山あって刺激的です。生活が楽しくなります。以前に比べて氏の文章を目にする機会が減っているようで残念に思っていますが、1つの文章によりじっくり取り組んでおられるのかもしれません。 単行本の良いところは、過去の文章が読みやすくなるので、書き方のスタイルや思考内容の変遷を追いかけやすくなることです。この本を読んだところでは、2011年から2016年にかけて、スタイルに大きな違いは見られないと思いますが、演奏や作品の背景により深く迫ろうとする意欲が強くなり、時代や社会情勢により関心の重点が移ってきている印象を受けました。 「モーストリークラシック」誌や、「ステレオサウンド」誌の氏のコラムも書籍化されたら嬉しいです。

    ライネケ . |30year

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  • レビューが遅れて大変すんません(笑)。スナイパーの...

    Posted Date:2015/10/26

    レビューが遅れて大変すんません(笑)。スナイパーの最終巻がまさかこんなすごい内容だったとは。確かにクラシック・ファンという生き物は自虐的な一面があるのは否定できない。それを物の見事に指摘してみせた本書はすばらしいと思う。これで終わってしまったのは残念だが執筆陣の皆さん方にはお疲れ様でしたと、心から労をねぎらいたい。

    yass . |50year

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  • 許氏の本は、「クラシックとは、本当はこうなんだ、こ...

    Posted Date:2015/10/26

    許氏の本は、「クラシックとは、本当はこうなんだ、こんな一面もあるんだ」という本質を存分に教えてくれる。本書もその一つだ。確かに音楽は平等だと信じきっている人からすれば、特に最初の項目は腹立たしいだろうが、「なるほど。確かにそうかもしれない」と、私は思わず納得させられた。やはり、クラシックという我々とは別世界の音楽を理解しようと思えば、ある程度贅沢しよう(或いは贅沢したいと心がけよう)とする気持ちは必要ではないだろうか。今すぐは無理だとしても。そして、国ごとに「最高に贅沢なクラシック」を堪能できる術も伝授されているから、これから海外でクラシックを楽しみたいという人には、絶好のガイドブックとも言える。なんて言ったら、許氏は怒るかな(笑)。

    yass . |50year

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  • 評論は大なり小なり感想文だと思うよ。それを著者が自...

    Posted Date:2014/10/26

    評論は大なり小なり感想文だと思うよ。それを著者が自覚してないのが最大の間違いです。 「分かる」人しか音楽は聴いてはいけないの?実は、人それぞれの聴き方があると思うよ。(「分かる」ってなんでしょ?)  繊細なかたですからね。文中、車と娼婦の例えなんか出てくるのですね。 クリーム色だった「現代新書」大好きでした。最近は、こんな本も発行するのですね。 この著者のライナーノートが、気持ち悪かった理由がよく分かりました。

    みすず、つれづれクラシック好き。 .

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  • 小学生の頃の校内放送や音楽の時間にクラッシックを聴...

    Posted Date:2013/08/27

    小学生の頃の校内放送や音楽の時間にクラッシックを聴いてから、初めて親にレコードをねだったのが自分から音楽を聴きたいと思った最初でした。その後、深夜放送を聴くようになって音楽の世界が広がりだし、私の興味はグループサウンズ、歌謡曲、洋楽ポップス、フォーク、ロックへと移り、最後にはジャズに行きつきました。ただ、ジャズしか聴かないというのではなく、私の心中には自分の一生の間に少しでも多くの様々な音楽を聴いてみたいという欲求が常日頃からあり、今日でもそれを実践し続けております。そのため、「のだめカンタービレ」を観たり、たまにCMで使われるクラッシックがあったりすると、「はて?何という曲で、演奏者は?」って気になって検索したりしています。決してクラッシックに疎遠になっていた訳ではなかったのですが、このたび、妻が映画「オーケストラ」を観たことがきっかけで、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を聴きたくなり、ネットでいろいろ検索してどの演奏者のいつのCDを買えばいいのかとあれこれ探してみました。たまたま、購入したCDは満足のいくものでしたが、改めて自分のクラッシックの知識の乏しさを思い知らされました。それから、クラッシックにに対する知識を深めるとともに、CD選びの指標として多くの書籍を読むようになりましたが、この本はその中の一冊でした。オーケストラの指揮者について書かれておられていましたが、著者の方は結構辛口で、数多いる中から取り上げているにも拘らず、時には対象者をバッサリ切り捨てるような事も書かれており、残念ながら貧相な知識しか持たない私にとっては「へぇ、有名でもそういう違いがあるのか!」って非常に興味深く面白い内容でした。クラッシックに詳しい方が読まれたら、もしかしたら反感を買うような事が書いてあるのかも知れませんが、少なくとも私にとっては著者の方の分析、評価の仕方についてはとても役に立つもので、これからクラッシックへの造詣を深めていく上での参考にしていきたいと思いました。

    ゆずぽん . |50year

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