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ゴ-ルデンスランバ-Amemory

Kotaro Isaka

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784104596034
ISBN 10 : 4104596035
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2007
Japan

Product Description

冴えわたる伏線、印象深い会話、時間を操る構成力……すべての要素が最強の、伊坂小説の集大成!!

仙台での凱旋パレード中、突如爆発が起こり、新首相が死亡した。同じ頃、元宅配ドライバーの青柳は、旧友に「大きな謀略に巻き込まれているから逃げろ」と促される。折しも現れた警官は、あっさりと拳銃を発砲した。どうやら、首相暗殺犯の濡れ衣を着せられているようだ。この巨大な陰謀から、果たして逃げ切ることはできるのか? 

Content Description

仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と、鬼気迫る調子で訴えた。と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、青柳に向かって拳銃を構えた―。精緻極まる伏線、忘れがたい会話、構築度の高い物語世界―、伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた、現時点での集大成。

【著者紹介】
伊坂幸太郎 : 1971年千葉県生まれ。’95年東北大学法学部卒業。’96年サントリーミステリー大賞で、『悪党たちが目にしみる』が佳作となる。2000年『オーデュポンの祈り』で、第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。’03年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞を、’04年「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞短編部門を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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 実際ありそうで少し怖い。  或る日当然...

投稿日:2010/08/11 (水)

 実際ありそうで少し怖い。  或る日当然に…ということが。

fumi さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • acidrain

    もし、自分が知らない間にやってもいない殺人犯に仕立て上げられたら?真犯人が組織以上の存在だったら?そんな絶望の中の逃亡劇にハラハラさせられる。事件がはじまり、行く末を見守る視聴者の視点や元恋人などいろいろな目線で伏線を落とし、それが冤罪の青柳視点で回収され面白みが増す。彼の最大の武器「習慣と信頼」で自然と事件に巻き込まれた人たちに、時には冤罪と確信することや逃がす手伝いをさせてしまうことが彼の強みで、マスコミの情報操作の中、彼を支持している人がいることが孤独でなく最後まで走り続けたのだと思う。面白かった。

  • よこしま

    Bravo! これこそ私が求めていた小説でした。主題は「冤罪」であり、伊坂さんが訴えたかった「信頼」で如何にして自身の窮地を護れるか。ケネディ暗殺事件をベースにして書き上げられた、国家による犯罪をまとめた一冊でした。オウムとか考えたら有りえますね。東北大卒の彼ですから、ちょいと左にかかった作品かなとも思えます。最初に登場してくる親友・森田の言葉が私自身の思想にピタリとあたりグイッと入っていけました。主人公・青柳にはハラハラされましたが、父親の「痴漢は死ね」とラストの「たいへんよくできました」はナイス!

  • フェリシティ

    面白かった!伏線の張り方から物語の構成、結末まで、素晴らしかったです。青柳雅春はどうなってしまうのか?事件の黒幕は?最後まで息つかせぬ展開はさすがの一言。読んでる間は現実の世界でも青柳が仙台を逃亡している気がして、どっぷり世界観に入り込んでしまいました。結末も、綺麗に終わらないからこそ出せるリアリティがありました。メディアや警察や国家が言う「事実」って、一体何をもって「事実」とするんだろう…。こんなことが現実に起こったら困るけど、作品としてはとても面白かったです。これを機会に他の伊坂作品も読んでみよう。

  • 再び読書

    すっきり謎が解き明かされないのは少しストレスに感じるが、伊坂氏得意の色々な要素が織り成す展開に戸惑いながらも、どんどん次が気になる。ある意味近未来の世界に底知れない恐怖を感じる。これからさらに監視社会への警鐘かも知れない。そんな恐怖の中、交わる人々の能天気な明るさが救いに思える。少し伊坂氏の作品に気後れを感じていたのが、この本で少し変わりまたよっくり読んでいきたいと思います。

  • れいぽ

    逃げる話。なのに、こんなにも面白い!伊坂さんの集大成と絶賛されるのも超納得ですw組織を超えた何か大きなモノと対峙する青柳の武器は運と人脈。脱獄してないけど「プリズンブレイク」だったなぁ(笑)読了してもう一度「事件から二年後」を読み返すと物語世界の構築度の高さに脱帽です。小野君はいいヤツだった。そっか近藤さんだったんだ。児島さんは無事に定年を迎えたのかな…。そして最後は花マル!な結末。伊坂さん、スゴイw

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