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ロンパーちゃんとふうせん

Komako Sakai

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784592761006
ISBN 10 : 4592761006
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1970
Japan

Content Description

お母さんと街に出かけて、黄色い風船をもらったロンパーちゃん。大切に持って帰って、仲良く一緒に遊んでいたのだが…。お母さんが子どもに読んであげて欲しい、夢と優しさがいっぱいの絵本。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    酒井駒子さんの絵本。プロットは単純であり、またいたって日常的。したがって、やはり絵本としての生命はもっぱら絵の成否にかかっている。今回もいつもながらのタッチで、抒情性に溢れる。技法はクレヨンと水彩の混合だろうか。どの場面でも、全体の色彩を抑えることで風船の鮮やかな黄色をクローズアップする構図。最後のシーンでのお月さまの比喩は無理があるようにも思うが、これこそがまさに絵本なのだ、ともいえる。

  • masa@レビューお休み中

    ロンパーちゃんは、街でおじさんから、黄色いふうせんをもらいます。おじさんは、ふうせんが飛んでしまわないように指に紐をくくってくれます。黄色いふうせんと一緒にロンパーちゃんは、仲良くおうちに帰るのです。そして、おうちに帰ってからも一緒に遊びます。でも、黄色いふうせんは、油断するとすぐに天井に昇ってしまうのです。酒井さんの絵本は、忘れていた子どもの頃の記憶を恐ろしいほど鮮明に思い出させてくれます。ロンパーちゃんを見ていたら僕も子どもの頃、同じような経験をしていたことを思い出してしまいました。

  • やすらぎ

    酒井駒子さんの絵は幼心を思い出させる。ふうせん、好きだったなぁ。空気を吹き入れて、浮かんでほしいのに落ちてきて、浮かばせたくて手で弾いてみるけどすぐに落ちてきて。何度このしぐさを繰り返したのかな。街に出掛けて、ふわりゆれるふうせんを見つけたときの憧れが忘れられなくて、どうしても欲しくて。一緒に家に連れて帰れたときは、もう落ちてこないふうせんがうれしくて、ずっと見つめていたな。でも、少しずつしぼんでいってしまって哀しかったな。永遠なんてないんだね。慌てて空気を吹き入れるけど、もうそれは違うものになっていて。

  • Kawai Hideki

    酒井さんの絵がすごくいい。町で黄色い風船をもらったロンパーちゃんが、家でふうせんと遊ぶお話。紐をほどくと、風船はすぐに天井まであがってしまって、うまく遊べない。お母さんが一計を案じて、風船をスプーンにくくりつけたところから、世界が変わる。ロンパーちゃんの目線の高さで風船と遊べるようになったのだ。一緒に庭を散歩したり、ままごと遊びをしたり。ただの風船が、まるで一人の人間のように見えてくる。ところが、突風が吹いて、ふうせんは高い木にひっかかってしまう。ひとしきり泣いたあとの、ロンパーちゃんのつぶやきがよい。

  • ままこ

    ロンパーちゃんの幼子らしい無邪気な愛らしさがギュッと詰まったお話。おままごとしてる姿は微笑ましい。穏やかな語りかけるような文。読み聞かせもいいし、大人も癒され楽しめる。ラストがとても素敵!

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