Books

地図帳の深読み 鉄道編

Keisuke Imao

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784807166404
ISBN 10 : 4807166409
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan

Content Description

目次 : 第1章 地形に従い地形を制す「鉄道」(青函トンネルは海の色が薄い場所に/ 開通直前に描かれた丹那トンネル ほか)/ 第2章 「鉄道」栄枯盛衰(石狩炭田の運炭線はすべて消滅/ 激減した南九州の鉄道路線 ほか)/ 第3章 「鉄道」から見えてくる外国の姿(植民地支配はまず鉄道から―欧米の対中投資/ 特急「あじあ」の走った南満州鉄道 ほか)/ 第4章 その「鉄道」はなぜそこにあるのか(不自然に曲がった線路と「我田引鉄」/ 宿場の人たちが鉄道に反対したのは事実か ほか)/ 第5章 地図帳を見て気づく「鉄道」のあれこれ(「鉄道事故」の異様な多さ/ 列車愛称を地図帳から探す ほか)

【著者紹介】
今尾恵介 : 1959年横浜市出身。地図研究家。明治大学文学部ドイツ文学専攻中退。中学生の頃より帝国書院の地図帳を愛読。授業で国土地理院発行の地形図に出会い、地形図マニアになる。現在、(一財)日本地図センター客員研究員、(一財)地図情報センター評議員を務める。『地図マニア 空想の旅』集英社インターナショナル(第2回斎藤茂太賞受賞)、『今尾恵介責任編集 地図と鉄道』洋泉社(第43回交通図書賞受賞)、『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み』白水社、『地図帳の深読み』帝国書院、『地図帳の深読み 100年の変遷』帝国書院など地図や地名、鉄道に関する著作が多数ある。2019年度には、日本地理学会賞(社会貢献部門)を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • じゅん

    幼少期に時刻表の地図を見ていて「何でここに路線を引かないのか」悶々としていたけど、地図帳の等高線を見れば当然でした。毎日継続して運行するための鉄路を作るためにどれだけの人達が考え工夫して苦労してきたかこの本を読んであらためてその人達の努力に敬意を表します。そして未来に向けて、環境への負荷を与える航空機の利用を抑えるための用語「フライトシェイム(飛び恥)」が浸透しつつある欧州を見習いたい。ただ交通の便を飛躍的に伸ばした丹那トンネルだけど地下水が失われて稲作が困難地域とになってしまったことを忘れてはならない。

  • hitotak

    地図帳と鉄道路線をいくつかのテーマで論じている。面白かったのは政治駅と囁かれているいくつかの駅とその真相について。有力な政治家の力で強引に駅が作られたという噂が半ば真実のように語られているが、地質や勾配など様々な必然的な理由があって駅が置かれていることがわかる。岩手の鍋蔓線にしても、最短距離で早く着くよりも、迂回して多くの集落に鉄道を敷いて地域の発展につなげる政策の為というのが真実に近いようだ。他にも北海道のかつての炭鉱と鉄道路線、幻の成田新幹線、世界各地のループ線など様々なエピソード満載で面白く読んだ。

  • 月猫夕霧/いのうえそう

    地図帳の深読みも3冊目、今回は鉄道が題材です。このシリーズ、基本的には古い地図と新しい地図を見比べてその間の変化を読み取ろうというものですが、使用している地図が帝国書院の教科書用のものなので小縮尺で……。何度か、ええい国土地理院の1:25,000持ってこーいと叫びそうになりました。いや扱ってる内容は面白いのですけど。あと海外の鉄道に関する話は類書に余り見ないので参考になりました。

  • 竜玄葉潤

    著者の知識が海外に及んでいる点が良!国内のは、どっかで見たのの集まりだが、海外部分は初見が多く楽しめた。海外の鉄道だけで一冊書いて欲しいな!と思いつつ、それじゃ売れないから本にできないか。

  • ゲンタ

    鉄道にまつわる様々なエピソードを楽しませてもらいました。 驚いたのは、昔の鉄道事故の多さです。昭和21年度の列車衝突事故は36件、脱線事故は428件。ひと月に3回衝突して、1日1回以上脱線していることになります。令和2年は衝突3件、脱線6件まで少なくなりました。 当然のことながら死傷者数も多く、昭和21年度は1321人でした! 現代の鉄道の安全性は、過去の多くの人たちの犠牲の上に成り立っているのですね。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items