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地名散歩 地図に隠された歴史をたどる 角川新書

Keisuke Imao

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784040824772
ISBN 10 : 4040824776
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan

Content Description

内陸長野県に多い「海」がつく駅名、「町」という名の村、無人地帯に残存する「幻の住所」…全国の不思議なところを取りあげ、由来をひもとく。縁起の良い漢字に置き換わったり、行政上の事情で改称されたり、ブランド力のある名前を借りたり、さまざまな経緯を経ながらも生き残った地名は現代に過去を伝えている。北海道から沖縄まで地図上で日本全国を飛びまわりながら、奥深い地名の世界へご案内!

目次 : 第1章 モノの名前を冠する理由/ 第2章 意外な名付けられ方/ 第3章 一筋縄ではいかない「読み」/ 第4章 地名の表記揺れ/ 第5章 境界・通り・橋/ 第6章 悩ましい地名

【著者紹介】
今尾恵介 : 地図研究家。1959年横浜市生まれ。明治大学文学部ドイツ文学専攻中退。(一財)日本地図センター客員研究員、日本地図学会「地図と地名」専門部会主査などを務める。『地図マニア 空想の旅』(集英社インターナショナル、第2回斎藤茂太賞受賞)、『今尾恵介責任編集 地図と鉄道』(編著、洋泉社、第43回交通図書賞受賞)、『日本200年地図』(監修、河出書房新社、第13回日本地図学会学会賞作品・出版賞受賞)など地図や地形、鉄道に関する著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • tamami

    地図研究家を自称する著者による、肩の凝らない地名、地図に関するお披露目帳といったところか。長年に渡って業界誌に連載されていたエッセイ。物の名地名や読み方の珍しい地名などの蘊蓄の他に、昔からの地名の由来や語源などの記事に併せて、地名に関する様々な文献資料の蓄積や著者の現地踏査の成果が随所に記載され、門外漢にも飽きさせない面白さに満ちている。近年町村合併などに際して、地名命名の画一化、伝統軽視の傾向が見られるという。地名はその土地が持つ歴史的資産という観点に立って、地名の多様性を訴える著者の姿勢を是としたい。

  • へくとぱすかる

    地名はそれ自体が文化だ。読み終わってまずそう思う。地名をどのような文字で書くか、古代に好字2字で書くおふれが出て、初めて漢字を宛てられた地名がおそらく多いはず。この時どんな字にしたかが地方の特色、思考過程が現れるところ。そういう習慣が今日まで引き継がれていることが興味深い。だからこそ残念なのが、歴史を無視して行政の都合や単純化を推進してきた、戦後の地名政策だと思う。方言漢字で書く、全国で唯一の地名の例など、重要文化財級の存在ではないか。郷土史研究は歴史研究が多い印象があるが、地理研究も盛んになってほしい。

  • ミエル

    学術的な論文かと思いきや、あとがきにもあるように地名マニアの報告書といった趣きのライトな作品。面白いのだけれど、歴史からの考察などが読めるかと勘違いしていた私にはんん?な読後。(勘違いした私が悪い)とは言え、国内を中心に海外の地名の詳細な解説だけでも情報量が半端ない。とてもじゃないけど覚えられない笑 辞書や情報誌的な読み方が正解なんだと思う。

  • マレオン

    現実的な話から離れた、ライトな本が読みたいと思い手に取った。北から南まで、超マイナーな地名を含めあれこれ語っており、その知識量は流石の一言。もう少し、一つ一つの地名を掘り下げてくれた方が面白いと思う。読んでいても上部をなぞっているようなと言うか、あまり入り込めなかった。面白かったのは北海道の地名。ヤリキレナイ川やオレウケナイ川。〜ナイはアイヌ語で川って意味なんだって。

  • LaVieHeart

    地名と歴史には切っても切れない曰くがある。地名から歴史を探るのに、この本は様々な角度から地名の由来を紐解いていて興味深く読了。常々思っているのは「明治政府はロクな事をしない」という事。それまでの歴史に込められた先人の知恵や生活を全てかなぐり捨てて近代化をはかったように思っている。当然廃藩置県や地租改正で地名もご多分にもれず改変しているが、折角の由緒ある地名もコレで随分淘汰されているのだと思うと切ない。金沢のように、古い地名を復活させる動きも各地で盛んだという。是非、古いものも大事にして欲しいと願っている。

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