Books

ふらり珍地名の旅 ちくま文庫

Keisuke Imao

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480438959
ISBN 10 : 4480438955
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan

Content Description

「浮気」「見物」「瓦葺」「駅部田」「昼飯」「未明」…難読だったり、およそ地名とは思えない地名の数々。味あるそれら珍地名をたずねる旅に出る。地形図片手に、場所を眺め、地名を声に出して読み、土地の人と語り継がれる歴史や生活について話をする。珍地名と過去・現在・未来を生きる人の物語を辿る旅の記録。

目次 : 珍のつく地名は珍しい 音羽珍事町(京都市山科区)/ ある晴れた日に雨降りへ 雨降り(東京都西多摩郡奥多摩町)/ 三浦半島で「海外旅行」 海外(神奈川県三浦市)/ 「駅」で始まる駅の町 駅部田(三重県松阪市)/ 昼飯町で昼飯を 昼飯(岐阜県大垣市)/ 四つの「同音異字地名」の謎 かぎあな・鍵穴・桑木穴・香木穴(静岡県富士市・静岡市)/ 四五〇年前へタイムスリップ 前後(愛知県豊明市)/ 古代の鉱山町 採銅所(福岡県田川郡香春町)/ 隠れキリシタンの里 掻懐(大分県臼杵市)/ 雪の日の夕方訪ねた「未明」 未明(島根県安来市)/ 見沼代用水が立体交差する町 瓦葺(埼玉県上尾市)/ 焼酎になった地名 ダバ・駄馬・駄場(高知県高岡郡津野町)/ 街中にあるのはなぜ 海辺(東京都江東区)/ 善い鬼の伝説と棚田 青鬼(長野県北安曇郡白馬村)/ 鎌倉時代の歴史そのもの 阿難祖領家・阿難祖地頭方(福井県大野市)/ 信仰心篤い猿伝説の地 猿供養寺(新潟県上越市)/ 本当にナスを作っていたのか 茄子作(大阪府枚方市)/ 現代語で解釈しないでください 浮気(滋賀県守山市)/ 戦国武将の談合があったか 談合坂(山梨県上野原市)/ 一面の菜の花に歴史を見る 油面(東京都目黒区)〔ほか〕

【著者紹介】
今尾恵介 : 1959年横浜市生まれ。地図研究家、エッセイスト、フリーライター。中学生の頃から国土地理院の地形図に親しみ、時刻表を愛読する。音楽出版社勤務を経てフリーライターとして独立、イラストマップ作成や地図・鉄道関連の著作に携わってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ホークス

    元本は2015年刊。地図好きの著者による珍地名の訪問記。歩いて地形を確認し、出会った人に話を聴き、資料館にあたって由来を考える。読者も添えられた地図と写真を辿り、著者の眺めた景色を想像できる。これが楽しい。雪の中を彷徨って民家でお茶をご馳走になったり、不意に歴史を感じる家並にぶつかったり。こういう克明な感じが大好きな自分に気づいた。だから日記の類も好きなんだろう。肝心の地名だが、日本人の「当て字」好きがよく分かる。例えば京都の音羽珍事町は鎮守から、岐阜の昼飯(ひるい)はヒルの生息地からの可能性ありとの事。

  • おいしゃん

    珍地名がずらりと並んだ表紙につられて。昔からの地理好きとしてはお馴染みの今尾さんだが、こんなにユーモアとかいうか自虐交ぜながら書く人だっけ?という印象。「地名が変わっているだけ」の場所でウロウロ聞き回ることで、よほど奇異な目で見られ続けてきたんだろうなと、フィールドワークのご苦労が偲ばれる。

  • 奏市

    今年の読み納め。この本読んでなんか役に立つことあったり何かしら意味があるのだろうかと自問自答しながら読んだが(最終的にはないと結論づけた)、なんか地味に楽しみながら読んでいる自分がいた。出てきた珍地名をウェブの地図で探すのも楽しく、なかなか見つからずにやっと見つけた時は嬉しく、逆にあっさり見つけられると淋しくもあった。気に入った珍地名は「浮気(ふけ)」「雨降り(あめふり)」「昼飯(ひるい)」「油面(あぶらめん)」など。多くの場合、最終的に地名の由来がよくわからないとこも良かった。漢字は多くは当て字との事。

  • エリカパパ

    地形地名好きな人はほとんど知っている今尾恵介さん。僕もその一人でけっこうな冊数を持っている。この著作は文庫版の最新刊で、たまたま市民アカデミーの企画で登壇された今尾さんにサインをもらうことができた。素直に嬉しい。今回訪れたところでは、採銅所が一番新鮮だった。鉄好きでもあるので、福岡に行くときは筑豊のディーゼルに乗りに行く。採銅所駅は知っていたが、奈良時代からある村名とは畏れ入った。都内では海辺と油面がなるほどなるほど。それにしても今尾さんは現地でよく歩く。

  • so-horse

    こういう旅いいね

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items