Books

漁港の肉子ちゃん

Kanako Nishi

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344020498
ISBN 10 : 4344020499
Format
Books
Release Date
August/2011
Japan

Content Description

男に騙されて、たどりついた北の町。港の焼き肉屋「うをがし」で、肉子ちゃんは働いている。太っていて、不細工で、とても明るい、私のお母さん。圧倒的な肯定を綴る、西加奈子の柔らかで強靭な最新長編。

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
すごい悲惨でどんどんひどい男にフラれてい...

投稿日:2012/01/14 (土)

すごい悲惨でどんどんひどい男にフラれていく話なのに、なんか明るくて、その中で娘に対する愛情が垣間見えたりする作品です。なによりおもしろい! ストーリーと笑いが一体となっていてすごい楽しめる作品です。

virgin suicide さん | 北海道 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ミカママ

    あ〜これは反則や!今年一番の感動本かもしれん・・・ティッシュひと箱必要!感想、以上!!

  • 風眠

    W.サローヤンの『ママアイラブユー』を辛口にしたような雰囲気で、私はとても好きでした。存在自体が事故みたいな肉子ちゃんと、大人びていて冷静な娘のキクりんと、ふたりを取り巻く漁師町の人々と、みんな不器用で嘘が下手で優しくって、いじらしい。キクりんの出生の秘密が明らかになって、病室でサッサンがキクりんに「なじょして遠慮したんだ」と問いただしていく場面は、全身鳥肌がたつほど切なくて、愛にあふれていた。「生きている限りはな、迷惑かけるんがん、びびってちゃだめら。」というサッサンの言葉に心臓をすいって持っていかれた

  • さんつきくん

    小さな港町にある寂れた焼き肉屋さんを舞台に、誰からも愛される38歳肉子ちゃんと住民達の物語。男に捨てられても、明るく元気で楽しいデブ・肉子ちゃん。想像を超える弾けっぷりにちょっとビックリ。そして肉子ちゃんとは正反対の娘、キクりん。キクりんの出生の秘密が一番興味深かったかな。 後書きにありました「女川町」。その女川出身者である私が読まないはずがないだろうと。読んでやりました。すごぉーい。すごぉーい。

  • takaC

    良かった。なぜこの表紙なのかは分からなかった。「どちらにもうなずくのと、どちらにも首を振るのは、結局同じことのようだけど、違う。」

  • なゆ

    底抜けに楽しくてトンチンカンな母親の肉子ちゃんと、いつも何か考えてるようなしっかり者の娘キクりん。どこか変わった母子の漁港での暮らしが、とても生き生きとして温かく描かれている。肉子ちゃんの迫力も面白いけど、キクりんの感じる世界の賑やかさ…動物たちのつぶやきや叫びが面白すぎる〜。突然、誰の記憶?っていう話が出てくるのも、楽しいし。最後は心がほわっと温まる。サッサンの言葉も沁みる。表紙のダナエの模写、肉感的で肉子ちゃん的?あと、やばいミスジが食べたい!!

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items

HMV&BOOKS online Recommend