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土のひとがた マニュエル伝

J.b.キャベル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336065421
ISBN 10 : 433606542X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

豚飼いマニュエルは金髪碧眼の美丈夫、母の教えに従っておのれの理想の姿を土の人像に映すべく、日々土をこねては人像作りに精を出す。そこへ怪しき老人が「邪悪な魔法使いに拐かされた姫君を救って妻となせ」と、マニュエルに一振りの魔剣を与えた。いざ魔法使いを打ち倒さんと旅立ったマニュエルだが、途中で出会った男装の乙女に恋をして、魔法使い成敗はそっちのけ、肝心の姫君には目もくれず、乙女と手に手を取って意気揚々と帰還する。めでたしめでたし―と思いきや、あらわれた死神が愛しい乙女を冥府へと連れ去って…

【著者紹介】
ジェイムズ・ブランチ・キャベル : アメリカの作家、系図作成者。1879年ヴァージニア州リッチモンドの名家に生まれる。幼少時から神話・伝説・聖書を耽読し、大学卒業後、新聞記者を経て作家となる。1904年に長篇第一作Eagle’s Shadowを発表、本書は架空の王国ポアテムを舞台に二十三代九世紀にわたる一大ファンタジイ・シリーズ“マニュエル伝”全十八巻に発展した。その一冊『ジャーゲン』(1919。邦訳国書刊行会)は「不道徳な内容」のため発禁事件を引き起こし、それが話題を呼んで大ベストセラーとなった。一九二〇年代は「キャベル時代」とも呼ばれるほど批評界から高い評価を獲得、同時代アメリカ文学を代表する作家と目された。一九五八年に死去。その後一時忘れられた作家となったが、一九七〇年代にはリン・カーターやアーシュラ・K・ル=グウィンらの再評価もあり、SF・ファンタジイ作家への広範な影響が指摘されている

安野玲 : 1963年東京都生まれ。お茶の水女子大学文教育学部史学科卒。英米小説翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 安土留之

    謎の老人に依頼され、豚飼いの若者マニュエルが邪悪な魔法使いに囚われとなったジゼル姫を救いにいく。だが、実はさらってきたジゼル姫をもてあました魔法使いが老人に化けてマニュエルにジゼル姫をおしつけよう、という魂胆だった・・・。  冒頭は、キャベルらしいアイロニーに満ちた展開ですごく面白い。でも、そのあとは、ちょっと単調なストーリー。初めて読むキャベルの作品としてはオススメできない。やはり、『イヴのことをすこし』がキャベルの最高傑作でしょうね。

  • ルル

    3部作の最終巻とは知らず、単体でよんでしまった。あらゆる神話や、歴史に堪能なら、もっと楽しんで読めそうだ。 前半は、挫折しそうになったが、後半は読みやすく、100年ほど前の作品であるが、この世において価値があるものについてのむなしさに同感した。

  • ihatov1001

    豚飼いから身を起こし、果てはポアテムの王になるまで上り詰めたドム・マニュエルの生涯を描いた奇妙な英雄冒険譚です。個人的な山場は、現妻ニアフェルを連れて、元妻のフレイディス女王の元に庇護を求めていったときでした。魔法使いでもある恐ろしい女王による、自分を袖にした男への復讐劇の始まりです。途中で女王が矛を収めてしまったのは、終幕でマニュエルが対価を払ってこの世を去らなくてはいけなかったからでしょうか。最後、何もかも忘れたマニュエルが、また土をこね始めるのがもの悲しかったです。

  • gibbelin

    片手にファンタジー事典、灰色の哀しみ、無限の想像力。100年前のラノベ…続きも訳されて欲しいなあ。

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