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怪奇映画天国アジア

Inuhiko Yomota

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560094037
ISBN 10 : 4560094039
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2009
Japan

Content Description

なぜ幽霊は女性であり、弱者であり、犠牲者なのか。インドネシア、タイ、マレーシア、カンボジアなど、東南アジア各国の怪奇映画の歴史と現在、恐怖と身体の政治性を解き明かす、画期的な論考。渾身の書き下ろし。

【著者紹介】
四方田犬彦 : 1953年、西宮生。東京大学人文系大学院比較文学比較文化科にて博士課程を修了。建国大学(ソウル)、コロンビア大学にて日本文学・日本映画を講じたのち、現在は明治学院大学文学部芸術学科教授として映画史を講じる。映画、文学、演劇、漫画、都市論と広い領域にわたって批評活動を行なう。サントリー学芸賞、伊藤整文学賞、桑原武夫学芸賞などを受賞。またサイード、ダルウィーシュ、ボウルズ、パゾリーニの翻訳がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • こけこ

    「幽霊は女、弱者、何かの犠牲者」の謎、イスラム社会で仏教も絡み・・というバッググラウンドのインドネシアやマレーシアの事情も明らかになった。怪奇映画って、文化なんだなー。

  • しんかい32

    近年「The eye」「霊 リョン」などの秀作群が国内に紹介されているアジアンホラー。演出面ではJホラーの影響下にあるものの、日本ではあまりみられない豊饒な物語性が注目を呼んでいる。とはいえ質は玉石混交で情報は乏しく、依然敷居は高い。そこに出たのが、東南アジアホラーを物語構造中心に分析した本書。左翼に偏った解釈や情報の間違いなど疑問点はあるが、シネマガイドとしては充分役立つ。「ナン・ナーク」の村の長老が間抜けなのはタイ・ホラーの伝統に沿った演出だとわかっただけでも大収穫。

  • koji

    東南アジアのホラー映画という辺境的テーマを、おもにタイとインドネシアの代表作の詳細な作品紹介という話法で丁寧に解説した快作。グローバリゼーションとアジアの伝統芸能の融合の文脈で貫かれている。

  • よしだ まさし

    四方田犬彦『怪奇映画天国アジア』白水社を読了。 インドネシア、タイを中心に、代表的な怪奇映画を紹介しつつ、それぞれの国の怪奇映画の歴史を俯瞰し、前近代からポストモダンへ、村落から都市へと怪奇映画が変化していった流れを明らかにし、怪奇映画というジャンル映画を詳細に分析した力作だ。 よくまあ、これほどまでにインドネシアやタイの怪奇映画を観まくったものだと、まずそこに感心させられる。 ただし、僕自身は映画を必要以上に深読みし(必要以上というのは、あくまでも僕のモノサシでの話ではあるのだけれど)、ありとあらゆる事

  • なかち

    アジアの怪奇映画だけでなく欧米との違いや歴史がわかる。

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