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ことば 2 僕自身の訓練のためのノート

Ichiro Yamaguchi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791776252
ISBN 10 : 4791776259
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

サカナクションのメジャーデビュー前、自分自身のための訓練として書き綴られた詩のような短い言葉の断片たち。シリーズ第2弾。


一郎くん

一郎くんはロックバンドのフロントマン、である前に、まさしくひとりのシンガーソングライターだと思う。
いつでも、歌う自分と作る自分が鬩ぎ合っている。
いつでも、(いつか魂の歌を)と切望している。
決して諦めていないから苦しい。諦めてしまえたらどんなに楽だろう。一度は名前が出た後でそんなやつは大勢いる。

懐かしい北国の風景をさ迷えば何かが見つかると思って、徒然なるままに書き留めているのだろう。

でも、ここからは私の愛情だと思って聞いてほしい。
私が気になるのは、このエチュードたち殆どの最後のあたりが、なげやりなことだ。
一郎くんの居ても立っても居られないこの行為自体に、私は疑問を感じている。

歌作りは、まず頭の中で構築してからと思わずに、とにかく勝手に弾いたり歌ったりしてみればいい。
偶発性に身を委ねれば、次の偶然に出会い、気づけばフォルムになっている。一郎くんの深く碧い声の響きなら必ず可能だ。

でもともあれ、
回り道に宝物はある。
私は“彷徨えるシンガーソングライター=サカナクション山口一郎”のファンであることに間違いない。

松任谷由実

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • えろこ

    繊細過ぎるくらい繊細な感受性。針みたいに細いガラス細工みたい。そりゃあ、うつ病にもなりますよ…。言語化することによって、救われた面もあるのかもしれませんが。「生きていく」という言葉が最後によく見受けられ、胸が締め付けられました。

  • たろす

     一郎さんにサインをもらった思い出の一冊。大好きな曲ナイトフィッシングイズグッドの歌詞に繋がりそうな言葉が出てきてわくわくした。感受性豊かというか、それ以上というか。たくさんのことを頭の中で心の中でこねくりまわしてきたんじゃないかなあと思う。泣くっていう言葉も多かった。整っているわけではないから、よく分からないところもあるし、一郎さんが好きだからこそ読める本だなって感じるところもある。けど、分からない中にも感じるところはたくさんある。言葉の原石って表現が似合う本だと思う。

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    図書館。なんかいまいちで斜め読み

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