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Hitonari Tsuji (Jinsei Tsuji)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087754278
ISBN 10 : 4087754278
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2015
Japan

Content Description

ハワイに住む日系四世の青年ケインは、小説家を目指している。彼の祖父ロバートは日系二世であり、
第二次世界大戦の欧州戦線で勇名を馳せた日系アメリカ人部隊(442部隊)の兵士だった。
苛烈な戦争と向き合った日系二世から日系四世まで、日米欧の境界線を超え、1940年代と現代が交錯しながら展開する、壮大な物語。
戦後70年に向けて放つ、過去と未来をつなぐ、渾身の書き下ろし長編小説。





<著者略歴>

辻 仁成(つじ ひとなり)

東京都生まれ。1989年、「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家・詩人・ミュージシャン・映画監督と幅広いジャンルで活躍している。97年、「海峡の光」で第116回芥川賞、99年、『白仏』の仏訳版Le Bouddha blancでフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を受賞。『右岸』『まちがい』ほか著書多数。



【著者紹介】
辻仁成 : 東京都生まれ。1989年、「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家・詩人・ミュージシャン・映画監督と幅広いジャンルで活躍している。1997年、「海峡の光」で第116回芥川賞、1999年、『白仏』の仏訳版Le Bouddha blancでフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • それいゆ

    「徹子の部屋」に出演した辻仁成さんが、自身の代表作になるだろうと言ってましたが、その言葉は大げさではない感じがします。何よりも物語が壮大で、欧州戦線の描写は引き込まれてしまいました。芥川賞作家らしからぬ大衆小説っぽい内容でした。上下巻で600ページを超える大作だからでしょうか?私には読むのがしんどくて、特に現代の話はうとうと居眠りをしながら読破した次第です。戦時下の話は一気読みでした。

  • なゆ

    第二次世界大戦の欧州戦線で勇名を馳せた日系アメリカ人部隊(四四二部隊)というのをチラッと読んで気になってたので、この本でよくわかった。白人部隊の弾よけとまで言われながら戦う様が、すさまじい。でも戦闘場面よりも、ニックのスケッチブックの文章が怖かった。戦争のなかではこんなふうに人が悪魔に変わるのかもと思わされた。ニックみたいな穏やかな人でも。重めの部分に気をとられて、恋愛パートがさらっと読めたのも良かった。最後は意外な展開だったけど、戦争の傷やニックの精神やハワイの自然、そして現代はうまく結びついたのでは。

  • ころりんぱ

    よかったです。特に日系アメリカ人たちの戦闘シーンの描写や苦悩、葛藤という心理描写は、ノンフィクションさながらの鮮やかさだったと思います。戦場の理不尽をひしひしと感じながら息苦しさで胸がつまるようでした。現代の謎の方ですが、急展開にちょっとドタバタ感があり、戦時中の話からすると予想以上にぶっ飛んでいて、そこまでじゃなくてもよかったなぁと個人的には思いました。ただ、多くの人に読ませるにはこんなエンタメな要素もありかな?とも思います。「運命」というものへの考え方が面白かったです。

  • ちゃんみー

    昔、ハワイへ渡った日本人たちを巻き込んでしまった真珠湾攻撃から始まる太平洋戦争。アメリカ人なのに日系二世だからと最前線に送り込まれた彼ら。戦後70年経って今は何世の人たちがいるのだろうか。マナやケインの祖父祖母たちが苦悩した日々に想いを馳せる人はいるのだろうか。日本人が思う太平洋戦争と彼らの思うそれは、きっと大きく異なるのだろうと思う。・・・それにしても辻仁成さんが書くと戦争の話も愛の物語になるんだなぁ、と感心した。

  • starbro

    上下巻書下ろし600P一気読みしました。愛、友情、戦争と平和、生と死、宗教、ミステリ等、小説の要素が全て詰まっています、70年に渡る物語、辻仁成の集大成、最高傑作だと思います。フランスに住んでいるからこそ書けた小説かも知れません。今年のBEST10候補です。戦後70年談話なんて言っていないで、この小説を読めって言う感じです。ところでフランス語で言うと何で格好良く聞こえるのでしょうか?「モンサンミッシェル」何て日本語にすると「ミカエルの山」です。

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