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古代への情熱 角川ソフィア文庫

H.シュリーマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044007447
ISBN 10 : 4044007446
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ドイツ北部の町に生まれたシュリーマンは、経済的な理由から大学を諦め、雑貨店や商社などを転々としたのち、商人として大成功をおさめる。その資金を元手に、不屈の精神で遺跡の発掘へと邁進し、ついには通説を塗り替える大発見へと至った。没後まとめられた本書は、人々を考古・歴史のロマンへと導き、今なおその魅力が失われることはない。ドイツ文学者・池内紀の訳で、情熱あふれる男の物語を堪能する。

目次 : 第1章 幼い頃、及び商人時代/ 第2章 イタカ、ペロポネソス、トロヤへの最初の旅/ 第3章 トロヤ/ 第4章 ミケネ/ 第5章 トロヤ 第二次・第三次発掘/ 第6章 ティリンス/ 第7章 晩年

【著者紹介】
H.シュリーマン : 1822‐1890。ハインリヒ・シュリーマン。ドイツ出身の実業家、考古学者。トロヤ、ミケネ、ティリンスの発掘調査で知られる

池内紀 : 1940年、兵庫県生まれ。ドイツ文学者。カフカ、ゲーテの新訳や評論の他、自然や旅に関するエッセイなど著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • バジンガ

    シュリーマンの生き様に興味を持ち、その苦学、失恋、難破といった困難を乗り越えて財を成すまでの道のりを知るために読みました。しかし、彼の自伝ではないため、シュリーマンがどのような思考を持ち、どのように行動したのかについての深い洞察が得られませでした。その点で言えば、アメリカのフランクリンの自伝が私にはより魅力的です。フランクリンの自伝は、彼の個人的な考えや行動に焦点を当て、その生涯を通じて彼がどのように自己実現を遂げたかが生き生きと描かれています。

  • こじりん

    シュリーマンの描いた夢の実現、多少の創作は、なきにしもあらず、彼の業績は、偉大なものである。

  • miya

    本書を私に勧めてくれた人は、「なんでそこまで信じられたの?」 と、いう疑問から本書を読んだのだと言っていた。半信半疑に読み進め、読み終えてやはり半信半疑なまま、解説を読み、また驚いた。本書は、「『幼い頃の夢を信じた』、ということを描いた」半自伝だと思えたからだ。思えば、人生において、自分の行動を語る際、それは少なからず後付けである。ただ、シュリーマンは、とにかく成果を出した。過程はともかく、確からしい成果がある。それは、少なからず、仮に後付けだとしてもそれに耐えうる彼の人生があったからではなかろうか。

  • 二木康全

    ドイツの考古学者シュリーマンの伝記。幼い頃、トロヤ戦争の物語を絵本で読み、「いつかトロヤを発掘する」と志した少年は、やがて数か国語を身に付け、事業を起こして資金も調達。そして、トロヤの遺跡と財宝を発掘し、考古学界に衝撃を与える。読むことで、シュリーマンの人生に憧れると同時に、目標に向かってひたむきに生きていきたいという情熱があふれ出てくる本だと思います。

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