ER SEASON 10 SET 1

第202回「混乱と悲しみと」NOW WHAT？
コンゴでの医療ボランティアを終え、空港からアビーの元へ直行したカーター。しかし、アビーはカーターを受け入れることができない。ERに医学生ニーラ・ラスゴートラがやって来る。そこへ交通事故を起こした若い母親が、同乗の子供3人と一緒に運び込まれてくる。ニーラは責任感の強さを発揮、患者の助命につながるはたらきを見せるが……。

第203回「失われた友を求めて」THE LOST
アビーの反対を振り切り、単身コンゴへ舞い戻ったカーター。空港に迎えに来たコバッチュの恋人ジリアンとともに、情報を求めて国際赤十字を訪れる。その16日前。東部の戦闘が激しくなり政府軍は西へ撤退、マテンダの診療所付近にマイマイ軍が略奪に現われる。コバッチュらは患者を連れ避難するが、彼はマラリアにかかっていた。

第204回「愛しのアビー」DEAR ABBY
アフリカから戻ってきたコバッチュがジリアンに付き添われカウンティ病院に入院する。アビーはコバッチュのことが気にかかるが、多忙で会いにいけない。経費削減を名目にベテラン看護師の勤務を減らすロマノ。いきり立つオリガリオたちはストライキを断行、看護師長のアビーは自分の立場を考えさせられる。

第205回「ままならぬ夜」SHIFTS HAPPEN
プラット夜勤の日。シニア・レジデントの彼は、まだペースが掴めないでいるモリス、クーパーらを前に、張り切ってERを引率しようとするが、さまざまな受難が彼を待ち受ける。一方、アビーは、マラリアから回復し、退院したコバッチュを見舞いにアパートを訪れるが、ポケベルの呼び出しに応じ、病院へ戻る。


第206回「アフリカへの思い」OUT OF AFRICA
コバッチュは今日からERに復帰。アフリカでの経験を生かし、効率的な医療の実践を試みる。新しい看護師サム・タガートが着任。暴れる患者を前に、度胸のいいところを見せる。義手を装着し、現場に戻ってきたロマノは意気揚揚と悪態づく。そこへ、アビーが現れ、看護師の仕事と医学生を両立させると言う。

第207回「より良き選択」THE GREATER GOOD
24週で早産しかけている妊婦デニーの処置を巡ってプラットとコバッチュが対立する。コバッチュはアフリカでの経験から、疾病の治療そのものではなく患者にとっての最善策が何か、を一番に考えるようになっていた。しかしそれは、病院の規則と反するケースがほとんどだった。コバッチュの怒りは製薬会社の営業担当者にまでぶつけられる。

第208回「死と税金」DEATH AND TAXES
所得申告のことで頭を悩ましているルイス。元夫のチャックはルイスに、子供がいれば控除を受けられると助言する。交通事故で運ばれてきた家族。コバッチュはニーラたち医学生に診断させ、赤ん坊にはCT検査の必要はないと判断。しかし、その後、赤ん坊の様子が急変し、ERに戻ってくる。ルイスはCT不要と言ったコバッチュの判断を疑う。

第209回「悪夢再び」FREEFALL
HIVポジティブで妊娠中のローレン。出血がひどく検査の結果、最悪の場合、子宮摘出の可能性があることに。アビーは子宮温存のための手技をコバーンに提案する。交通事故で搬送されてきた男性ウェストブルック。彼はシカゴ最大の開発会社の社長で、他の病院にいる主治医を呼び出し転院を希望する。ロマノは彼の要望どおりに対応するが...。


第210回「去りし者」MISSING
ロマノの追悼式。コーデイが実行委員長を務める予定になっていたが、みなそっけない。交通事故で運び込まれた若い男女トーマスとヨハンナ。二人はキリスト教のアーミッシュという閉鎖的な教派の信者で、自分たちのコミュニティのなかで生活していた。ガラントを訪ねて双子の妹バレリーがERへやってくる。プラットは早速バレリーに接近する。

第211回「マケンバ」MAKEMBA
クリスマス･イブのER。カーターから送られてきたアフリカのプレゼントで盛り上がるフランクたち。そのころアフリカのキサンガニでは、カーターがアフリカ系の女性ケム・リカスと一緒の夜を過ごしていた……。7ヶ月前、マラリアにかかったコバッチュをアメリカに送り、キサンガニに戻ったカーター。そこのカフェで彼はケムと知り合ったのだった。

第212回「危険な日」TOUCH AND GO
アフリカからカーターが帰国。産科の診察を受けさせるため、恋人ケムを連れERに現れる。コバッチュはアフリカに戻るため辞表を提出。バレリーがワシントンに帰る朝、夜勤を終え自宅に戻ったガラントは、バレリーと夜を過ごしたプラットと鉢合わせる。一方、学校から呼び出され、息子の将来に不安を感じるサムをコバッチュが励ます。

第213回「新生児ICU」NICU
アビーたち医学生の新生児ICUでのローテーション初日。ニーラはメイ＝ファンの分娩に立ち会う。32週の早産で生まれてきたのは双子。先に生まれた男の子は順調だが、もう一人の女の子は重篤な状態だった。アビーが立ち会った分娩の妊婦はロペス。生まれてきたのは男の子で、ウィーバー自ら臍帯を切る。3週間後、部長ラーブは医学生たちに評価を下す。