SACD

Symphony No.9 : Klemperer / Philharmonia (Hybrid)

Dvorak, Antonin(1841-1904)

User Review :4.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
TOGE12101
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
SACD

Product Description

EMIクラシックス名盤SACDシリーズ
クレンペラー/ドヴォルザーク:『新世界より』


クレンペラーの演奏はどの作曲家、曲目におえても、常に彼ならではの個性が発揮されます。ここでも同様で、この曲が持っている民族性やメランコリックな甘さをすべて排除した、クレンペラーならではの『新世界』です。曲のイメージを変えるほどインパクトの強い演奏で、その香気に満ちた音楽は大家のみが到達した境地といえるでしょう。
 アビイ・ロード・スタジオによる最新リマスター音源。(EMI)

【収録情報】
・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 op.95『新世界より』

 フィルハーモニア管弦楽団
 オットー・クレンペラー(指揮)

 録音時期:1963年
 録音方式:ステレオ(セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO

Track List   

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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LP時代から気にはなっていた存在感のある演...

投稿日:2013/11/07 (木)

LP時代から気にはなっていた存在感のある演奏で1963年クレンペラー78歳の時の収録「新世界」交響曲(オーケストラはPHO、タイム@12’29A11’59B8’30C12’13)であります。マァ一言で言えば天の邪鬼的で頑固な性格だった?クレンベラーの個性的な演奏であり一般受けはしないのではと思っている演奏です・・・しかしマニアなら一度は冷やかしでも聴いておいたらといった辺りなのでしょう。第1楽章等繰り返し演奏もされておりたっぷり時間をかけている事もあって全体として例の如くテンポはゆっくりしたものとなっています。個性的な面はこの曲へのアプローチで所謂民族性、土俗性或いは大陸からの望郷・郷愁の念と言った切り口とはやや異なったテイストを持っていることでそれは響きの上でクレンベラーの特徴である管楽器の扱い(録音技術的なものもあるとは思いますが・・・)にも左右されている事かと思います。第1楽章の出だしはそれこそそっけなく展開部での躍動感も爆発的ではありません・・・それだけに先の管楽器扱いも手伝ってあくまで客観的な感じです。続く第2楽章も本来?なら感傷的に進められる処を到ってサラッと通しています。遅いテンポというよりやや鈍重な感じの第3楽章を経ていよいよ最終楽章なのですがこの楽章においてもそのスタンスは維持され勢いは無い代わり実に安定的で後段の〆はマッシブな塊りが強調されます。結局結果として仕上がった演奏は先にも触れたクレンペラーの質実剛健的な側面に終始したものとなっており、一般的に受けている他の「新世界交響曲」演奏と大いに差別化を図った演奏と申せましょう。本盤は音質向上フォーマット盤で出ており大いにそのこだわり演奏が楽しめましょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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